英国の海辺で、食べていたマクドナルドのフライドポテトを落としたところ、200ポンド(約4万円※)の罰金を科せられた……。そんな不運な女性がいます。一体なぜ?
※1ポンド=約199円で換算(2024年5月24日現在)
ロンドンの南東に位置する、ケント州シアーネス。ジャクリーン・クラークさん(34歳)は先日、仕事終わりに夫とマクドナルドのドライブスルーに寄り、防波堤のすぐそばにクルマを止めて、マクドナルドで買ったフライドポテトを食べることにしました。しかし、ジャクリーンさんはポテトチップスを食べたとき、数枚を落としてしまったのです。
すると、全身黒づくめの男性が突如現れ、写真を撮影。落としたフライドポテトをカモメが食べたことから、その男性は「フライドポテトをそんなことに使うのは認められていない。200ポンドの罰金を科す」と主張しました。この地域では、鳥にエサをやることを禁止しており、この男性は現地の環境局の職員で、彼女の行いがそれに該当すると見たようです。
ジャクリーンさんは「フライドポテトを数本落としただけで、カモメがそれを食べてしまった」と説明したのですが、その男性はジャクリーンさんが説明することさえも避けたというのです。「200ポンドもの罰金を払う余裕はないです。どうしたらいいですか?」とジャクリーンさんが尋ねても、その男性は「それは自分の問題ではない」と答えただけだったと言います。
その後、ジャクリーンさん宅には罰金200ポンドを告げる通知書が届きましたが、彼女は「私たちは、食べ終わったら、包装紙なども全て持ち帰りました。彼らは間違った人をターゲットにしているとしか思えない」と話し、この罰金について不服を訴えています。
【主な参考記事】
Mirror. Mum fined £200 after dropping McDonald’s chips by seafront – despite seagull gorging on them. May 22 2024