毎年発表される数多くの新作から、2016年に注目を集めたトレンドについて見ていきます。2000年代初頭からのビッグサイズウオッチが定番化したことで、今度は40mm以下の時計が目立つようになりました。この原点回帰的なサイズ感に、落ち着きを覚える人も多いようです。
直径36mm程度なら男女でシェアもできる
ビッグサイズに見慣れると、小振りなサイズが新鮮に映ります。ただ、機械式時計が全盛期だった1960年代頃までは、直径で36mm程度のものが主流でした。ある意味では36mm程度が腕時計の適正サイズといえるかもしれません。
服装と同じように、自分の腕に合ったサイズ感の時計を選ぶことは、長く使ううえでも非常に重要。その点で言えば、クラシックなサイズの腕時計は、手首周りが細い人でも選びやすいでしょう。デザインも幅広く揃うので、もし好みが合致すればパートナーと1本の時計を共有することもできますね。
幅広く使いやすい直径36.5mmダイバーズ
1940年代製マリンクロノメーターを直径36mmで表現
1940年代にハミルトンが製作した船舶用時計「マリンクロノメーター」をモチーフに開発された人気作に、直径36mm仕様が加わりました。ケースに対して面積の広い文字盤に、青針が映えます。ワイヤータイプのラグがクラシックな雰囲気を盛り上げています。
【SPEC】
ムーブメント:自動巻き( Cal.H-10)、毎時2万8800振動、80時間パワーリザーブ
素材:SSケース(シースルーバック)、レザーストラップ
サイズ:直径36mm
防水性:10気圧