アップルが次期iOS 18を発表する年次開発者会議WWDC(現地時間で6月10日~)まで、あと2週間となりました。さまざまな生成AI機能が追加されると予想されるなか、その目玉の一つが「カスタム絵文字を作成」できることだと報じられています。
同社の内部情報に詳しい米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者は、自らのニュースレター・Power Onの最新号で、iOS 18とmacOS 15に期待されることを概説。iOS 18については、通知や写真、メモなどにAI機能が追加されるとともに、この絵文字作成ツールが「目立つ機能」になるよう計画していると述べています。
アップルは、ユーザーが書いたテキスト内容に基づいて「その場でカスタム絵文字を作成できる」ソフトウェアを開発しているとのこと。つまり、現在iPhoneやその他の機器で提供されている範囲を超えて、どんな場面でもいきなり全く新しい絵文字が使えるわけです。
iOSでは毎年のアップデート毎に、新たな絵文字が追加されています。例えば、今年3月のiOS 17.4では茶色キノコや不死鳥、ライムなどが登場。しかし、この新たな生成AI機能が利用できるようになれば、毎年のソフトウェア更新を待つ必要がなくなることになります。
また、同記者は、iOS 18ではホーム画面をカスタマイズできる自由度が高まり、アプリアイコンの色を変えたり、現在のグリッド(格子状の画面構成)に縛られず、どこでも自由に配置できたりするようになると述べています。
ホーム画面や絵文字は、日々のiPhoneとの付き合いで使ったり目にしたりするもの。それらが多様になることで、生活も豊かになると期待したいところです。