システム手帳とは、リフィルが差し替え可能な、リングバインダー機能を持つ手帳のこと。リフィルを必要に応じて差し替え、システマチックに運用するのが醍醐味です。
またシステム手帳は、昔イギリスの軍隊で将校が部隊の記録を収納するために使っていたとされています。
本記事では、そんな歴史を持ち、綴じ手帳よりも重厚で高級感がある大人向け手帳の新作のなかから、手帳王子・館神龍彦さんが選んだこだわりアイテムを紹介します。
システム手帳初心者に最適な高コスパモデル
レイメイ藤井
ダ・ヴィンチ日付入 聖書サイズシステム手帳
6480円
艶があり高級感のある風合いのバッファローレザーを、職人が丹念に仕上げた高クオリティなアイテム。見た目と品質の高さに反して6480円という 手にしやすい価格で、抜群のコスパを誇ります。可動式ペンホルダーやカードポケットを搭載。
ココにこだわり!
「外だけでなく内張りまで丁寧な仕上げがされています。見た目的には3万円クラスの品質なのにこの価格はスゴイ!」(舘神)
・素材:バッファローレザー
・リング内径:15mm
・収録リフィル:マンスリーほか
・対応リフィルサイズ:聖書サイズ
・サイズ:W119×H184×D24mm
・カバーの質量:290g
・ポケット数:4個
携帯しやすいうえにたっぷり書ける変形判
アッシュフォード
マイミクスチュア HB×WA5 15mmベルト RU
1万6200円
独自フォーマットで作られた携帯しやすいシステム手帳。高さがバイブルサイズでありながら、幅にはA5と同じサイズを採用し、書き込むスペースをたっぷり確保しています。表紙と裏表紙の裏に名刺などが入る大きめのポケットを搭載。
ココにこだわり!
「少し裏ワザ気味ですが、穴はバイブルサイズと共通なので、豊富なバイブルのリフィルが使えます。活用しやすい度No.1!」(舘神)
・素材:水牛革
・リング内径:15mm
・収録リフィル:なし
・対応リフィルサイズ:専用リフィル(バイブルサイズも使用可能)
・サイズ:W185×H190×D25mm
・カバーの質量:270g
・ポケット数:5個
ユーザーの動きを分析して設計!心地良く使える機能が満載
バインデックス
バインデックスA5 セオリア
2万1600円
システム手帳を使うときの人の手の動きを分析し、無駄な動きがなく使えるように設計。ペンが表に飛び出さないホルダーや、凹凸を減らしたフラットなデザインなど、快適に書くことへのこだわりが随所で光ります。縦型バンド付き。
ココにこだわり!
「内部の斜めポケットにはペンの交換リフィルや付箋など、文房具がたっぷり入ります。これ一冊あればこと足りる!」(舘神)
・素材/本革(牛ステア)+PVCレザー
・リング内径/15mm
・収録リフィル/1日1ページほか
・対応リフィルサイズ/A5
・サイズ/W185×H235×D25mm
・カバーの質量/545g
・ポケット数/9個
高級感ある正統派の手帳から、書き込みのしやすさを追求した変形モデルまで、システム手帳といってもメーカーによってその個性や着眼点もさまざま。手軽に管理ができるスマホアプリもいいけれど、大人の男性なら「仕事の相棒」として使うほど“味”と“愛着”が湧いてくる手帳を一冊は持っていたいものです。
後編では、手帳とノートの良さを備えたハイブリッドモデルや、薄さと軽さにこだわった一冊をご紹介します。