Googleは6月のPixelスマートフォン向けアップデート「Feature Drop」を発表。ついに、Pixel 8シリーズをUSB-C経由で外付けディスプレイに接続し、大画面で映画やスライドなどのコンテンツを表示できるようになると明らかにしました。
このアップデートは11日(現地時間)から配信が始まり、今後数週間にわたって展開される予定です。
こうしたUSB-Cによる有線接続での外付けディスプレイへの映像出力は、「DisplayPort Alternate Mode」と呼ばれます。もともとPixel 8シリーズはハードウェアレベルでは対応していましたが、なぜか封じられていました。
先月初め、Android 14ベータ版で外付けディスプレイ出力は有効となっていましたが、ようやく本番環境でも提供されます。
ただし、当面はPixelスマホの画面をそのまま映すミラーリング・モードのみ。横長ディスプレイの真ん中に縦長スマホがこじんまり表示されるか、横向きにして拡大表示となります(どのように見えるかは下の画像を参照)。
今回のアップデートを受けて、AndroidスマホをPCのように使える「デスクトップ・モード」への期待が再び高まっています。Googleは長年にわたってこの機能をテストしてきたものの、2019年には単なる実験プロジェクトに過ぎないとコメントしていました。
しかし、次期Android 15ベータ版では複数のウィンドウが扱える、進化したデスクトップ・モードが確認されています。これが正式に採用されることを期待したいところです。
Source: Google
via: Ars Technica