サムスン初のスマートリング「Galaxy Ring」は、7月10日開催の「Galaxy Unpacked」イベントで正式に発表される見通しです。ハイテク大手からスマートリングが発売されるのは前例がなく、先行するOuraなど小規模なメーカー以上のインパクトがあると予想されています。
スマートリングの主な用途は健康関連データを追跡できること。サムスン製品に詳しいAndroid Authorityは、最新のSamsung Healthアプリ(健康管理アプリ)からGalaxy Ringの健康機能が見つかったと報告しています。
Galaxy Ringはストレス値と心拍数の変化を測定できるとのこと。公開された画像では、これらのパラメーターを測定する二つの画面が確認できます。インターフェースや「Measuring with ring」(リングで測定中)というメッセージを見る限り、測定は自動的ではなく、ユーザーが気になったときに手動で行うようです。
もう一つの大きな機能は、女性の月経周期を追跡できること。すでにApple Watchにも実装されており、最近のウェアラブル機器では標準ともいえます。
興味深いのは、「時計とリングのどちらで測定しますか?」と尋ねていること。つまり、Galaxy RingとGalaxy Watchのどちらか一つだけでデータを取り、二つを合わせて使うことはできないようです。
さらに、スマートフォンが近くにある場合は睡眠中のいびきも追跡できるそう。これはGalaxy Watchにもある機能ですが、あくまでスマホ側で録音することになり、時計もリングも必要なさそうです。
ほかにも、最新のSamsung Healthアプリからは、バージョン6.27以降はAndroid 9以前のデバイスで使えなくなったとのメッセージも見つかりました。Android 9といえば数年前のOSですが、かなり古いスマホはサポートが打ち切られることになります。
Galaxy Ringの本体価格は5万円前後、月額10ドル(約1600円※)のサブスクリプションが提供されるとの噂があります。健康関連サブスクは国ごとに提供の有無や価格設定が異なる傾向がありますが、日本ではどういった形になるのか気になるところです。
※1ドル=約161円で換算(2024年7月2日現在)
Source: Android Authority(1),(2)
via: 9to5Google