将来のiPhoneは、アップル独自の5Gモデムの登場によって外観と動作が変わる可能性があると、米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者が報じています。
アップルが独自の5Gモデムを開発していることは以前から何度も報じられてきましたが、最近はその開発が難航していることも伝えられています。一方、来年の「iPhone 17 Pro」には自社開発のWi-Fiチップが搭載され、「Wi-Fi 7」に対応するとの報道もありました。
ガーマン記者によれば、アップルは独自5Gモデムの開発に数十億ドルを投資していますが、このプロジェクトはユーザーに対してすぐに改善をもたらさないとのこと。アップル社内の関係者は「顧客は自分のスマートフォンのモデムを誰が製造しているかをあまり気にしていない」と認めており、「短期的にメリットがどれほど大きいかはわからない」と述べているのです。
その一方、アップル独自の5Gモデムは、単一部品にWi-FiやBluetoothの機能を組み込むことで、信頼性とバッテリー寿命が向上すると同記者は指摘。将来はこれらの機能がメインのシステムオンチップ(SoC)に統合される可能性があり、コストがさらに削減されると同時にiPhoneの内部スペースが節約され、デザインの選択肢が広がると言います。
開発の難しさからか、なかなか進まないアップルの5Gモデムの自社開発計画。しかし、期待は募るばかりです。
Source: Power On Newsletter via MacRumors