「グッバイMeta(メタ) AI」。そんなメッセージが、いまインスタグラムのストーリーズで大量にシェアされています。いったいMeta AIで何が起きているのでしょうか?
いま60万人以上にシェアされているのが「グッバイMeta AI」で始まるテキストメッセージ。シェアした人の中には俳優、スポーツ選手などの有名人もいて、噂が噂を呼び、シェアが広がっているようです。
そのテキストメッセージは、以下のような内容。
グッバイMeta AI。弁護士からこれを投稿するようアドバイスを受けていて、これを怠ると法的措置が取られる可能性があります。Metaは現在公的機関であり、すべてのメンバーが同様の声明を投稿しなければなりません。少なくとも1回投稿しないと、あなたの情報と写真の使用について同意したものとみなされます……。
つまり、この投稿をシェアすることで、Metaに自分の情報や写真の使用を許可しないというものなのです。
同社は先日、Meta AIの訓練を行うため、英国のユーザーが投稿したデータを利用することを認めたばかり。そのため、こんな投稿がどこかから始まり、シェアが倍増していったようです。
しかし、残念ながらこのシェアを行っても、メタに自分のデータの使用を拒否することはできないというのが本当のところ。ただし、アカウント設定画面で「異議申し立て」を行ったユーザーについては、そのユーザーの異議を尊重すると認めています。
つまり、Meta AIのトレーニングに自分の情報を使ってほしくないなら、「グッバイMeta AI」の投稿をシェアするのではなく、フェイスブックまたはインスタグラムのアカウント設定から「異議申し立て」を送信する必要があるとのことです。
【主な参考記事】
Daily Mail. The truth behind the ‘Goodbye Meta AI’ post that thousands of people are posting on their Instagram Stories – and whether or not YOU should share it. September 25 2024