サムスンがXR(クロスリアリティ)ヘッドセットの発売を予告してから、1年以上が経ちました。今夏、Galaxy Unpackedイベントでも言及しており、開発者向けバージョンは10月に登場するとの噂もあります。
そんななか、GoogleがPlayストアでサムスン製XRヘッドセット向けに準備を始めている手がかりが見つかりました。
Google Playストアは、あらゆる種類のAndroid搭載デバイス向けアプリを配信しています。スマートフォン用のアプリはもちろん、タブレットや折りたたみスマホ、Wear OS搭載スマートウォッチ用のアプリも数多く扱っています。
未発表のAndroid製品に詳しいAndroid Authorityによると、Google Playストアアプリのバージョン43.3.32-31には、XRヘッドセットを表現しているような新アイコンと、「XRヘッドセット」と明示的に言及する新たなテキスト文字列が含まれていたとのこと。
XRヘッドセット向けに最適化されていないアプリやゲームにおいては、「このXRヘッドセットは、このアプリと互換性がありません」とのメッセージが用意されていたそうです。
これまでもAndroid搭載のXRヘッドセットは数多くありましたが、それら全てがXRヘッドセット向けに最適化されたAndroidを搭載しているわけではありません。そうした事情もあり、PlayストアもXRヘッドセット用アプリには対応していなかったと思われます。
しかし、GoogleがXRヘッドセットを想定したアプリのアップデートを行ったことは、Androidデバイス最大手の一つであるサムスンが、XRヘッドセットをまもなく投入する兆しと見られているわけです。
サムスンがGoogleとXRデバイス開発で協力していることは、複数の情報源から伝えられてきました。XRヘッドセットより先に、GoogleのARソフトウェアを搭載したメガネ型デバイスを投入するかもしれないとの噂もあります。
しかし、アップルの高級XRヘッドセット「Vision Pro」は非常に高価なこともあり、すでに生産を縮小しているとの報道もあります。サムスンがどのような価格設定にするのか、続報を待ちたいところです。
Source: Android Authority
via: Sammobile