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2024/11/18 19:30

今こそ旧型iPhoneが狙い目! 新品をおトクに購入できるのはどこ?

2024年9月20に発売されたiPhone 16シリーズは今回も大きな注目を集めています。スペック向上やApple独自のAI「Apple Intelligence」への対応といった話題が挙がるなか、多くの人が気になっているのはやはり価格の高さでしょう。

 

Apple Storeオンラインで購入した場合、最安値の「iPhone 16 128GB」でも12万4800円(税込、以下同)。「iPhone 16 Pro Max 1TB」に至っては24万9800円と、お財布には少々厳しい金額となっています。

 

「iPhone 16シリーズを購入する余裕はないけれど、iPhoneを使いたい」……そんな人におすすめなのが旧型のiPhone。まだ十分使えるスペックを有しながらも、iPhone 16の登場で購入しやすい金額に落ち着いてきており、今が狙い目の時期と言えます。各社の在庫状況と価格を比較してみましょう。

 

旧型iPhoneはどこで売っている? いつまで使える?

Appleのサイトから

 

はじめに、旧型iPhoneに関する基礎知識を2つチェックしておきましょう。まずは販売チャネルについてです。

 

最新のiPhoneは基本的に、Apple Store、大手通信キャリア4社、家電量販店で販売が行われています。旧型機種の場合、上記に加えてサブブランド(UQモバイルやワイモバイルなど)でも取り扱いが見られることが特徴です。

 

そして、もう一つ気になるのが、「旧型iPhoneはいつまで使えるのか」という点。

 

iPhoneの場合、発売日から5~6年程度で最新iOSへのアップデート対象外となります。そのため、2021年発売の「iPhone 13」の場合、2026~2027年頃にメジャーアップデートの対象外となることが予想されます。

 

もちろん、最新のiOSに更新されなくても継続して使用することはできますが、旧型機種を購入するうえでの目安にすると良いでしょう。

 

iPhoneの発売日とアップデート期限予想

機種名発売年最終メジャーアップデート(予想)
iPhone 162024年2029年頃
iPhone 152023年2028年頃
iPhone 142022年2027年頃
iPhone 132021年2026年頃

 

iPhone 15はauとソフトバンクが狙い目

ソフトバンクのサイトから

 

ここからは、「iPhone 15」「iPhone 14」「iPhone 13」と遡りながら、各社の在庫状況と価格を比較していきます。

 

なお、旧型iPhoneは中古品や整備済製品が数多く流通しており、一部のMVNOでも販売されていますが、ここでは新品のみを対象とします。また、大手通信キャリアが実施している、端末を2年程度で返却することで安価にスマホを使える「端末購入プログラム」についても本記事では割愛し、シンプルに「いくらで購入できるのか」を比較していきます。

 

まずは、「iPhone 15」を見てみましょう。本来のラインナップは128GB・256GB・512GBの3モデルですが、ドコモ・au・ソフトバンクでは128GB以外在庫なしとなっています。そのため、128GBに絞って比較していきましょう。

 

iPhone 15 128GB 価格比較表

販売窓口一括購入価格乗り換え割引&ポイント還元適用価格
Apple Store

オンライン

11万2800円
ドコモ

オンラインショップ

13万625円10万8625円

┗5G WELCOME割:2万2000円割引

au

オンラインショップ

13万1400円8万7400円

┗au Online Shop お得割:4万4000円割引

ソフトバンク

オンラインショップ

13万896円8万7024円

┗オンラインショップ割:4万3872円割引

楽天モバイル13万1800円実質9万9800円

┗対象製品購入(一括・24回払い)&プラン申し込み:2万円割引

┗対象製品購入&初めてプラン申し込み:6000ポイント

┗初めてプラン申し込み&他社から乗り換え:6000ポイント

UQモバイル13万1400円
・ヨドバシ.com

・ビックカメラ.com

11万2800円実質11万1672円

┗1%ポイント還元:1128ポイント

※価格は税込

※2024年10月21日時点

 

最新のiPhone 16の場合、Apple Storeオンラインか家電量販店で購入するのがお得で、大手通信キャリアで購入するのは若干割高な設定となっていました。

 

ところが、旧型iPhoneの場合は大きく異なります。一括価格はApple Storeオンラインや家電量販店のほうが安価ですが、大手通信キャリアの乗り換え割引を適用させると、かなりお得に購入することができます。

 

中でも注目なのはauとソフトバンクです。双方とも他社からの乗り換え割引が約4万4000円と大きく、8万7000円程度で購入することが可能です。

 

一方、サブブランドではUQモバイルで取り扱いがありますが、乗り換え割引の対象外のため、割高な価格設定となっています。また、同じくサブブランドのワイモバイルでは、iPhone 15の取り扱いはありません。

 

iPhone 14は取り扱いを始めたばかりのワイモバイルがお得

ワイモバイルオンラインストアのサイトから

 

iPhone 14も、128GB以外は在庫なしや販売終了となっているケースが多いので、128GBのみを比較していきます。

 

iPhone 14 128GB 価格比較表

販売窓口一括購入価格乗り換え割引&ポイント還元適用価格
Apple Store

オンライン

9万5800円
ドコモ

オンラインショップ

12万4465円11万4565円

┗5G WELCOME割:9900円割引

au

オンラインショップ

12万7900円9万4900円

┗au Online Shop お得割:3万3000円割引

ソフトバンク

オンラインショップ

12万7440円10万5456円

┗オンラインショップ割:2万1984円割引

楽天モバイル12万800円実質8万8800円

┗対象製品購入(一括・24回払い)&プラン申し込み:2万円割引

┗対象製品購入&初めてプラン申し込み:6000ポイント

┗初めてプラン申し込み&他社から乗り換え:6000ポイント

UQモバイル12万7900円9万4900円

┗UQ mobileオンラインショップ おトク割:3万3000円割引 ※1

ワイモバイル12万7440円8万3520円

┗他社からのりかえ:4万3920円割引 ※2

・ヨドバシ.com

・ビックカメラ.com

9万5800円実質9万4842円

┗1%ポイント還元:958ポイント

※価格は税込

※2024年10月21日時点

※1. トクトクプラン/コミコミプランと増量オプションⅡに加入した場合

※2. シンプル2 M/Lに加入した場合

 

iPhone 14で最安値となったのは、2024年10月24日に取り扱いを始めたばかりのワイモバイルです。

 

他社からの乗り換え割引が4万3920円と高額に設定されているため、最安値の8万3520円で購入することができます。ただし、この割引を受けるためには「シンプル2 M」または「シンプル2 L」いずれかのプランに加入する必要がある点には注意が必要です。

 

他には、楽天モバイルも実質8万円台で購入できるので、こちらも有力な選択肢と言えそうです。

 

まだまだ使えるiPhone13は5万円台から!

ワイモバイルオンラインストアのサイトから

 

【本文】

2021年に発売されたiPhone 13の場合、取扱窓口が大きく減ります。Apple Storeオンラインでは終売。大手通信キャリアや家電量販店でも大半が品切れの状況でした。

 

一方、比較的在庫が充実しているのが、サブブランドです。一部品切れはあるものの、UQモバイルやワイモバイルではまだ在庫が残っていました。ここでも、128GBの価格を比較してみましょう。

 

iPhone 13 128GB 価格比較表

販売窓口一括購入価格乗り換え割引&ポイント還元適用価格
UQモバイル11万4720円8万3370円

┗UQ mobileオンラインショップ おトク割:2万2000円割引 ※1

┗UQ mobileオンラインショップ スペシャルセール:9350円割引 ※2

ワイモバイル9万6480円5万2800円

┗他社からのりかえ:4万3680円割引 ※3

ビックカメラ.com9万5800円実質9万4842円

┗1%ポイント還元:958ポイント

※価格は税込

※2024年10月21日時点

※1. トクトクプラン/コミコミプランと増量オプションⅡに加入した場合

※2. 「故障紛失サポート(有料)」に加入した場合

※3. シンプル2 M/Lに加入した場合

 

ここでも目を引くのはワイモバイルです。一括購入価格が安く設定されているうえ、他社からの乗り換え時に最大で4万3680円値引きされるため、5万円台前半で手に入れることが可能となっています。

 

3年前の機種なのでチップセットやカメラ周りのスペックは現行機に劣りますが、前述したとおり、あと2年程度は最新iOSへのアップデートが行われることが予想されます。5万円台で購入できるのはかなりお得と言えるでしょう。

 

ここまで解説してきたとおり、旧型iPhoneはApple Storeオンラインで購入するよりも、乗り換え割引を適用させて大手通信キャリアやサブブランドで購入するほうが良いという結果になりました。

 

ただし、在庫状況には注意が必要です。特にストレージ容量の大きな機種に終売が目立っているため、旧型機種の購入を検討している人は早めにチェックするようにしましょう。