最新の“着る”高周波治療器を体験!健康家電の賢者に「コリコランワイド3D」が続けやすいワケを聞いてみた

ink_pen 2025/11/21
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最新の“着る”高周波治療器を体験!健康家電の賢者に「コリコランワイド3D」が続けやすいワケを聞いてみた
GetNavi web編集部
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提供:パナソニック

2023年12月に発売されるや瞬く間に話題となり、一時は入手しづらい状況が続くほど人気を博した「コリコランワイド」。2025年8月時点で国内累計販売台数16万台を突破するなど、肩こり・腰こりに悩む多くの人に注目されています。

そんなコリコランがさらにパワーアップ。今年の11月、シリーズ史上最大の照射範囲を実現した「コリコランワイド3D」が登場しました。

↑パナソニック「高周波治療器 コリコランワイド3D(肩専用) EW-RA560」。サイズ/質量:本体約幅291×奥行147×高さ8.8mm/約45 g、肩アタッチメント約幅327.5×奥行342×厚み7.2 mm/約94g。使用時間:2時間充電で約12時間使用可能。

果たしてどんな製品で、どう進化したのかーー長年肩こりに悩んでいるGetNavi webの編集部員・小林史於は、この「コリコランワイド3D」が気になって仕方がない! ということでさっそく、健康家電に精通し、歴代コリコランを取材してきた家電ライター・田中真紀子さんに、新製品の魅力を教えてもらいました!

↑コリコランを熟知する家電ライター・田中真紀子さん(左)に、GetNavi web編集部の小林史於(右)が基本から教えてもらいます!

高周波治療器コリコランは低周波治療器と何が違う?

小林:私は仕事柄、パソコンに向かう時間が長いので、肩がもうバッキバキなんですよ。だから、コリコランで手軽に肩こりが治療できると聞いて、ずっと気になっていたんです。これってマッサージ機とは違うんですか?


田中:まったく違います! マッサージ機はもみ玉やエアバッグで筋肉を物理的にもみほぐしますが、これは「家庭用高周波治療器」といって、高周波で肩こりを治療するものなんです。


小林:え、高周波治療器ですか? 低周波治療器ならよく聞きますが……。


田中:低周波治療器は、低周波(3-1200Hz)のパルスを流して体表近くの筋肉を収縮・弛緩させ、こりを治療するもの。こちらは電流が流れやすいジェルパッドを装着し、ピリピリとした刺激を与えて筋肉を動かします。

一方の高周波治療器は、約900万Hzの高周波が体の奥深くにある血管を広げ、血行を促進させることでこりを治療するというもの。なので、アプローチが根本的に違うんですよ。

↑低周波治療器(左)は表面の筋肉に作用し、ピリピリした刺激を与えるのに対し、高周波治療器(右)は届きにくい身体組織まで深く浸透。こりの患部に到達して血管を拡張させ、血行を促進して肩こりや腰こりを改善します。無刺激なのも特徴。

小林:なるほど、血行を促すために筋肉を動かすんじゃなく、直接血管に働きかけるんですね。でも、便利そうなのに、高周波治療器ってあまり聞かないんですが、どうしてですか?


田中:たしかに、なじみの少ない言葉かもしれないですね。なにしろコリコランは、業界唯一(※1)の家庭用高周波治療器ですから。

しかも高周波治療器は、低周波治療器にありがちなピリピリとした刺激や痛みが一切ナシ。刺激が苦手な人も安心して使えますし、コリコランワイドなら肌着や服の上から羽織るだけで装着できるので、使い続けられる理由が多いんですよ。仕事や家事なども、装着しながらいつも通りこなすことができますよ。


小林:なるほど、刺激がないなら、「ながら」で使いやすいですね。私はぜひ仕事中に使ってみたいです!

※1:家庭用医療機器として2025年10月6日時点、パナソニック調べ。

【田中真紀子のコリコラン探究記】

コリコランとの出会いで高周波治療器を初めて知った

私が初めてコリコランに出会ったのは、2017年の初代モデルの発表会でした。それまで高周波治療器の存在を知らなかったので、何の刺激も感じないのにこれで肩こり治療ができるのか、と感心したものです。

初代モデルは、高周波デバイスを1つずつシールで肌に直接貼るものでしたが、コリコランワイドははおるだけで12個分の高周波デバイスを一気に装着できるようになったので、初代コリコラン愛用者の買い替えも多かったのではないでしょうか。健康機器は使い続けることで、変化を実感できるものなので、使いやすさも重要だと実感しています。

照射面積が約1.6倍に広がってより広い範囲を立体的にカバー

小林:従来のコリコランワイドと比べて、コリコランワイド3Dは何が変わったんですか?


田中:まさに見た目の通り、高周波が照射できる範囲が広がりました。コリコランワイドには12個の高周波デバイスが内蔵されていますが、コリコランワイド3Dには20個内蔵されているので、照射面積も単純計算で約1.6倍に広がっているんです。

↑コリコランワイド(左)とコリコランワイド3D(右)の比較。コリコランワイド3Dはデバイスの数が増え、表面積が拡大しています。

小林:約1.6倍! となると、男性の広い背中もしっかりカバーできそうですね。


田中:そうそう。なので小林さんにはコリコランワイド3Dのほうがいいかもしれませんね。また肩こりの範囲が広くて辛い、と感じている人にもいいと思います。肩にかかる部分にも高周波デバイスが入ったので、僧帽筋の上部にも照射できるようになりましたし。

↑指をさしている部分まで高周波デバイスが入り、鎖骨のすぐ上あたり(僧帽筋の上部)まで高周波が照射できる範囲が広がりました。

小林:そこは、私がいつも気になる場所なのでうれしいです。でも、コリコランワイド3Dって肩にかけるだけなんですね。これだと、使っているうちにズレて落ちることはないですか?


田中:もともと肩ベルト部分にマグネットのおもりが入っているので、ズレにくくなっています。気になるときは、胸元で左右のベルトの先を重ねれば、マグネットで留めてしまうこともできます。

それに見てください、本体には随所にスリットがたくさん入っているでしょう? このおかげで身体の立体的なラインに本体がフィットしやすくなり、多少動いてもズレにくくなったんです。

↑コリコランワイド3Dの本体。随所にスリットがあるため、身体の形状にフィットしやすくなっています。

小林:たしかに、肩甲骨など凹凸がある部分にもフィットしていますね。でも高周波の照射面積が約1.6倍になったぶん、重くなったんじゃないですか?


田中:ところが、意外とそうでもないんですよ。アタッチメントを含めた重さが、コリコランワイドが121gで、コリコランワイド3Dが139g。わずか18g増に抑えられているんです。


小林:それなら肩こりの人でも負担なく使えそうです。でも、この軽さをキープするのは大変だったんじゃないですか?


田中:デバイスの数が増えましたし、従来1つだった電池を2つに増やしているので、軽量化には苦心したようです。デバイスを包んでいるシリコンを極限まで薄くするなど、いろいろと工夫したそうですね。

小林:違和感なく使い続けるために、軽さは特に重要ですからね。この「18g」のなかにどれだけの工夫や苦労が詰まっているかと思うと、頭が下がる思いです。

【田中真紀子のコリコラン探究記】

3Dに進化して包み込まれるような安定感を感じた

コリコランワイド3Dは、従来のコリコランワイドより照射範囲が広くなったぶん、動いた際に浮いたりズレたりするのでは…‥‥? そんな懸念もありましたが、実際は細かく入ったスリットのおかげもあり、肩や肩甲骨まわりへのフィット性はむしろ向上。包み込まれるような安定感がありました。

高周波は4cm下まで届くので多少浮いても問題はなさそうですが、ズレると違和感を感じますし、デバイスに近いほどしっかり高周波が浸透するそうなので、フィット性の向上はありがたいところです。

コリコランを着るのは朝のルーティーンのひとつ

小林:コリコランの魅力がだいぶ分かってきましたが、田中さんにとって、コリコランとはどんな存在ですか?


田中:家電ライターという仕事柄、さまざまなマッサージ家電を試してきましたが、やはりそれらとは立ち位置が違う存在だと感じます。たとえば、マッサージ家電はこりが気になったときに「使う」ものですが、コリコランは洋服のように「着る」もの。もはや身支度のひとつと思えるほど。朝着替えて、メイクして、コリコランを羽織って……と、私の朝のルーティーンに完全に組み込まれています。


小林:なるほど、それほど身近な存在になっているわけですね。


田中:そうですね。もともと肩こりがひどいというのもあり、できる限りずっと使っていたいんです。コリコラン3Dは、2時間の充電で12時間使えますし、まったく刺激がなく、生活を邪魔しないので、手軽に使い続けられる。つけ忘れて外出すると「しまった」と思ってしまいますし、それだけ日常に溶け込んでいますね。

↑カーディガンやコートなどの下に羽織って外出してもOK。

小林:外出時も使えるんですね。


田中:もちろんです。動作音も刺激もないので、どこでも使いやすいですね。外出時は肌着の上に装着して洋服を着るなど、目立たないようにすればいいと思います。


小林:でも、ここまで刺激がないと、本当に高周波が出ているのか不安になりますね(笑)。


田中:そういう方が意外と多いようで、高周波チェッカーも付属しているんです。従来モデルの高周波チェッカーは電源が必要でしたが、コリコランワイド3Dから電源不要の薄型タイプになりました。だから、手軽にチェックできるんですよ。

↑コンパクトで薄型の高周波チェッカー。高周波を感知すると中央のライトが点灯します。

【田中真紀子のコリコラン探究記】

サッと羽織るだけなので、気負わず使い続けられる

高周波治療器のような健康家電は、とにかく使い続けることが大切。準備が面倒だったり、痛みや刺激があったりすると、使うのをやめてしまう人も多いと思います。その点、コリコランワイド3Dはサッと羽織るだけなので、気負わず使い続けやすいですね。大きな動作をするときは、肩ベルトの先端のマグネットを留めたり、外出時はコートやジャケットの下に忍ばせるなど工夫することで、幅広いシーンでも活躍しそう。シリコンがやわらかくとても薄いので、バッグに入れて持ち運ぶこともできます。

広範囲をカバーする腰専用モデルも登場!

従来のコリコランワイドは、肩用アタッチメントと腰用アタッチメントがあり、中に入れる本体は共通でしたが、新モデルのコリコランワイド3Dでは、肩専用モデル(EW-RA560)と腰専用モデル(EW-RA561)と個別に用意しました。腰専用モデルの高周波デバイスの数は20個と肩用と同じですが、腰専用だけあって、腰のこりにアプローチしやすい配置になっています。

【田中真紀子のコリコラン探究記】

今回の腰専用モデル(EW-RA561)を実際に装着してみると、ウエストまわりだけでなく、腰の下部までの広範囲をしっかりカバーしているのがわかります。腰のこりに悩んでいる人や効率的に治療したい人は、腰専用を使うのがよさそう。マッサージや整体に通っている人も試してみるといいかもしれませんね。

羽織ったあと、いつも通りの生活を送るだけ


小林:田中さん、最後に改めて、コリコランワイド3Dの魅力についてまとめてください!

田中:肩こり対策というと、マッサージをしたり、ストレッチしたり、どうしても時間を割く必要がありますよね。その点、コリコランワイド3Dは、羽織ったあと、いつも通りの生活を送るだけ。治療していることを意識しなくていいので、手軽に続けやすいモデルですね。

↑かさばらず、充電時も場所を取らないのも治療を続けやすいポイント。充電には汎用性の高いUSB Type-Cを採用しています。

田中:高周波によって肩こりの原因とされる血管に直接作用するというのも、理にかなっていてわかりやすいです。従来モデルに比べて高周波の照射範囲が増え、フィット性も上がったので、仕事や家事に育児に、毎日アクティブに過ごす世代にもよさそう。使い方が簡単なので、高齢の親に贈っても手軽に使えるのではないでしょうか。

小林:なるほど、コリコランワイド3Dは、肩こりに悩む幅広い人をサポートしてくれそうですね。羽織るだけでいいので、これならズボラな私でも続けられそうです。今回はありがとうございました!

撮影/湯浅立志(Y2)