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カメラ
2017/9/27 18:53

[最終回答]「タフコンデジ」ベスト3はこれだ!

秋はキャンプやトレッキングなど、アクティブに動きまわる季節。素敵な風景はもちろん、自然の中で遊ぶ家族や仲間の写真も思い出として残したいものです。そこで注目はタフコンデジ。レジャーシーンで使うなら、きれいに撮れるだけではなく、タフなカメラがもってこいでしょう。というわけで一生モノの“宝”を残せる「撮レジャー」コンデジ3点を紹介します!

 

高性能レンズの採用などでタフコンデジの画質が向上

防水、防塵、耐衝撃性能に優れるアウトドア向けのタフコンデジは、画質にも注力したモデルが増えています。カメラマンの高原マサキさんは、次のように語りました。

 

「新製品の3モデルは、いずれも高性能なレンズやセンサー、映像エンジンを採用し、画質の基本性能が高いと感じました。水中や暗い所など、特殊な環境に対応する独自の撮影モードも充実しています。また、オリンパスのTough TG-5とニコンのW300は、4K/30p動画の撮影に対応する点も魅力。手軽に扱えて、しっかりとキレイに撮影できるコンデジは、一台持っているととても便利ですね」

 

明るいレンズと高感度で写真がブレずにキレイ!

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オリンパス
Tough TG-5
実売価格5万510円

●サイズ:約W113×H66×D31.9mm●質量:約250g

最大絞りF2.0の明るい高性能4倍ズームレンズを搭載。動きの速い被写体や、光の届きにくい水中でもストレスなく撮影を楽しめます。15mまでの防水性能や耐衝撃2.1m、耐荷重100kgfというタフさも魅力。大型グリップを採用して持ちやすく、レンズ部分はダブルガラス構造となっていて曇りにくいのも◎です。

 

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↑シャッターを押す約0.5秒前から10コマ/秒連写できる「プロキャプチャーモード」。一瞬を逃しません

 

作例

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↑高感度撮影に強く、夜景撮影なども十分楽しめます。写真はISO12800での撮影ですが、十分な解像感を保っています

 

[プロの評価]

解像感:5

動きモノ:4

暗所:4

動画:4

 

タフ性能は随一! 夜景もキレイに撮れるタフコンデジ

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ニコン
COOLPIX W300
実売価格3万4280円

●サイズ:約W111.5×H66.0×D29.0mm●質量:約231g

水深30mという高い防水性能を誇り、2.4mの落下試験もクリアした本格タフカメラです。最高約60コマ/秒の連写が可能で、動きモノの撮影に威力を発揮。4K動画撮影に対応する点も魅力です。デザインはシンプルかつすっきり、グリップ性が高く、わかりやすいボタンレイアウトを採用した扱いやすさも魅力です。

 

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↑位置情報や高度、水深などを表示する「アクティブガイド」を搭載。アウトドアシーンで活躍します

 

作例

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↑「水中」モードで撮影。感度やホワイトバランスをオートにしてもキレイな色再現に。最高ISO感度は6400のため、暗い海での撮影には不向きです

 

[プロの評価]

解像感:4

動きモノ:4

暗所:3

動画:4

 

望遠に強い5倍ズームで様々な撮影に対応

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リコー
WG-50
実売価格2万9600円

●サイズ:約W122.5×H61.5×D29.5mm●質量:約193g

水深14mまでの防水性能、高さ1.6mからの耐衝撃性能を誇ります。レンズは約28〜140㎜相当の5倍ズームで、タフコンデジとしては望遠側に強く、撮影の幅が広いのが特徴です。動画撮影は4KではなくフルHD動画撮影に対応。グリップは小さめですが、ボディ全体に凹凸を備えるので滑りにくく、見た目以上にホールド性は良好です。

 

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↑水中専用の「マーメードモード」を搭載。ホワイトバランスを自動で最適化して、自然な発色に

 

作例

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↑5つある画像仕上げモードのひとつ「雅」で撮影し、深みのある華やかな色に。動きモノの撮影はやや不得手です

 

[プロの評価]

解像感:4

動きモノ:3

暗所:3

動画:3

 

【解説してくれた人】

カメラマン

高原マサキさん

GetNavi本誌をはじめとする多くの雑誌媒体で撮影を行う。一児の父として、子どもの成長を記録することにも余念がない

 

協力:楽天市場