JVCケンウッドは、JVCブランドよりノイズキャンセル機能を備えたBluetoothイヤホン「XE-M10BT」を2月上旬より発売します。実売予想価格は3万円前後(税抜)。
XE-M10BTは、メタルフレームデザインのネックバンドを採用したワイヤレスイヤホン。2017年5月に発表された音場特性カスタムサービス「WiZMUSIC(ウィズミュージック)」に続く、ビクター設立90周年記念商品の第2弾と位置付けられています。
本機は、クラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」を利用した開発支援プロジェクトを通じてマーケティングが実施され、ユーザーの声を反映して商品化されたもの。その大きな特徴は、音楽を聴きながら周囲の音も聴ける「周囲音取り込み機能」を搭載していること。本体に内蔵されたマイクにより周囲の音を取りこみ、デジタル処理による「パワードミキシングシステム」によって再生中の音楽と周囲から取りこんだ音を高品位にミックスして聴くことができます。もちろん、マイクをオフにして音楽だけを楽しむことも可能。
また、ノイズキャンセル機能も備えており、周囲の騒音を低減して音楽に集中することもできます。独自のスマホ用アプリ「ライブモニター」を使えば、周囲音と音楽のバランスを細かく調整したり、不快な風切音のキャンセルを設定できるなど、周囲の音や状況に合わせた音質チューニングも可能です。
BluetoothコーデックはSBC、AAC、aptXに対応。デジタル音源化や圧縮処理により失われた音楽情報を波形補正処理により再生成する独自の高音質化技術「K2 TECHNOLOGY」により、すべての音源をハイレゾ相当(192kHz/24bit)にアップコンバートして再生するほか、各コーデックに応じた波形補正パラメーターを適応することで、どのコーデックでも高品位なサウンドが楽しめます(周囲音取りこみ機能オフ時のみ)。
本体デザインは、ネックバンド部に金属ワイヤーと革素材をあしらい、楽器をイメージした仕上げをハウジング部に採用。カラーはブラック鏡面仕上げの「スタジオブラック」、ギターなどをイメージさせるブラウンサンバースト仕上げの「ヴィンテージブラウン」、ブルー基調のグラデーション仕上げの「インディゴブルー」の計3色をラインナップしています。連続再生時間は最大約7時間(K2 TECHNOLOGYオン時)。
同社の技術を集結して生まれた記念モデルだけに、“全部入り”といえるほど多くの機能を搭載したワイヤレスイヤホンとなっています。通勤や通学、移動時間などに高音質で音楽を楽しみたいという方は、ぜひチェックしてみて下さい。