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2018/4/8 19:30

一眼レフの王道・ニコン「 D850」再評価レビュー! 「高画質」と「高速連写」どっちも欲しい贅沢派にぜひ

【特徴①画質】

ニコンデジタル一眼レフ初の「裏面照射型CMOSセンサー」採用

有効4575万画素の撮像素子は、ニコンデジタル一眼レフ初の裏面照射型CMOSセンサーとなっている。このタイプは、フォトダイオード上に配線層が重ならないため、入射光を素子に効率的に導ける。これにより、優れた高感度性能や感度全域で広いダイナミックレンジが得られる。さらに、高い解像感が得られる光学ローパスレス仕様な点も画質向上に寄与している。

↑開放F2.8の高性能な大口径望遠ズームを使用し、ユニークな構造のビルを撮影。極めて解像感が高く、立体感のある描写が得られた。雲などの階調も豊かで、高画素でもダイナミックレンジが広いことを感じさせる写りだ。120ミリ相当 絞り優先オート(F8 1/250秒) WB:晴天 ISO64
↑開放F2.8の高性能な大口径望遠ズームを使用し、ユニークな構造のビルを撮影。極めて解像感が高く、立体感のある描写が得られた。雲などの階調も豊かで、高画素でもダイナミックレンジが広いことを感じさせる写りだ/120mm相当 絞り優先オート(F8 1/250秒) WB:晴天 ISO64

 

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↑裏面照射型センサーに加え、画像処理エンジンにD5と同じ「EXPEED5」を採用。高画素センサーから得られる情報を高速・高精度に処理。優れた描写と同時に、約9コマ/秒の高速連写や、4K UHD動画も実現された
↑裏面照射型センサー(上の写真)に加え、画像処理エンジンにD5と同じ「EXPEED5」を採用(下の写真)。高画素センサーから得られる情報を高速・高精度に処理。優れた描写と同時に、約9コマ/秒の高速連写や、4K UHD動画も実現された

 

【特徴②高速連写】

約9コマ/秒の高速連写に対応

「最高約9コマ/秒」の連写が可能なので、従来のD800シリーズ機とは異なる本格的な連写が堪能できる。また、ニコンデジタル一眼レフ初の「シャッターカウンターバランサー」を搭載。これにより、画質に悪影響を及ぼす露光中の機構ブレも徹底的に低減された。

↑ボディ単体の約7コマ/秒連写で捉えた、走るフラミンゴの一瞬。14ビットロスレス圧縮RAWで約51コマの連続撮影が可能なのも魅力だ。200mm相当 マニュアル露出(F3.5 1/3200秒) WB:自然光オート ISO400
↑ボディ単体の約7コマ/秒連写で捉えた、走るフラミンゴの一瞬。14ビットロスレス圧縮RAWで約51コマの連続撮影が可能なのも魅力だ/200mm相当 マニュアル露出(F3.5 1/3200秒) WB:自然光オート ISO400

 

【特徴③高感度】

高画素機だが、高感度でも高画質

サイズが同じセンサーで高画素化が進むと、高感度性能の悪化が懸念される。だが、裏面照射型CMOSセンサーと画像処理エンジン「EXPEED5」との連携で、D850は常用感度ISO25600を実現。3635万画素のD810と比較しても、その高感度画質の向上が確認できるほど画質がアップしている。

↑ISO12800の高感度で夜景を手持ち撮影。それでも1/25秒の低速シャッターとなったが、カメラブレもぜず、感度を考慮すれば十分に高画質に撮影できた。46ミリ相当 絞り優先オート(F4 1/25秒) -0.7補正 WB:オート ISO12800
↑ISO12800の高感度で夜景を手持ち撮影。それでも1/25秒の低速シャッターとなったが、カメラブレもぜず、感度を考慮すれば十分に高画質に撮影できた。46mm相当 絞り優先オート(F4 1/25秒) -0.7補正 WB:オート ISO12800

 

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