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カメラ
2018/4/4 19:00

【体験レポ】予算がなくても大丈夫!! 「レンズレンタル」使ってみたらめちゃ便利だった!

高級レンズを使ってみたいが予算があまりないといった場合や、たまにしか使わない交換レンズなので購入するほどではないといった場合は、レンズをレンタルするという方法があります。本稿では、実際にレンタルショップを利用してわかったメリットや注意点などをご紹介!

↑高価な一眼用交換レンズは、常用するのでなければ購入のほかレンタルするのもコスト面でのメリットは多い
↑特に高価な一眼用交換レンズは、常用するのでなければ必要なときだけレンタルで利用するのもあり!

 

【体験レポート】短時間で手続きでき、低予算でレンズを使える!

交換レンズや撮影機材のレンタルは、システムは理解できていても実際に使ってみないとわからない点が少なくありません。そこで都内の大手レンタルショップで実店舗を持ち、ネット経由での貸し出しも行っている「マップレンタル」を取材。実際に機材を借りてみました。結果、いくつか注意点はあるものの、入会手続きや貸し出し、返却手続きなどは短時間で行うことができ、機材も十分に整備されていて大満足! 1~2日間の使用であれば多くのレンズを1万円以下で借りることができ、低予算で撮影が楽しめると実感できました。

 

今回取材したマップレンタルは、東京は新宿駅南口から徒歩数分の距離。首都圏なら実店舗で借りたほうが、金額的にもお得で便利。今回は店頭で貸し出し、返却を行いました。

↑マップレンタルのビル入り口。JR新宿駅南口から歩いて数分という利便性の高い立地が魅力実店舗での貸し出しのほか、ネット経由で全国配送も行っている大手レンタル店。交換レンズだけでなく、カメラボディやビデオカメラ、アクセサリー関連まで取り扱い品揃えも豊富。(http://www.maprental.com/)
↑マップレンタルのビル入り口。JR新宿駅南口から歩いて数分という利便性の高い立地が魅力です。実店舗での貸し出しのほか、ネット経由で全国配送も行っています。交換レンズだけでなく、カメラボディやビデオカメラ、アクセサリー関連まで取り扱い品揃えも豊富(※写真では3Fとなっていますが、現在は同じビルの2Fに移転しています)

 

↑JR新宿駅南口から甲州街道を初台方向に進み、西新宿1丁目交差点を左折。マクドナルドの手前を右折して直進、左手側にある
↑JR新宿駅南口から甲州街道を初台方向に進み、西新宿1丁目交差点を左折。マクドナルドの手前を右折して直進、左手側にあります

 

【Step.1 申し込み】

まずは会員登録を行おう

レンタル店では、実店舗、ネット経由とも、基本的に会員登録が必須。その際、ほとんどのケースで運転免許証などの本人確認書類が必要です。マップレンタルでは、2種類の本人確認書類を用いて本人確認を行っています。

↑申し込みの際に用意される書類。申し込み書のほか、個人情報、会員約款、補償制度の案内など。店頭ではそれらの説明も受けられます

 

↑マップレンタルでは、店頭での会員登録のほか、Webでの登録も可能。ただし、Webの場合は数日の時間を要する。本人確認用に顔写真の付いた免許証、パスポートなどに加え、保険証などの2点が必要
↑マップレンタルでは、店頭での会員登録のほか、Webでの登録も可能。ただし、Webの場合は数日の時間を要します。本人確認用に顔写真の付いた免許証、パスポートなどに加え、保険証などの2点が必要

 

【Step.2 リクエストと受け取り】

Webで事前予約を行えばスムーズ&安心

会員番号が決定した段階で機材の貸し出しが可能になりますが、使用したい機材の在庫が必ずあるとは限りません。そのため、事前にWebから予約するのがおすすめ。特に運動会シーズンなどは、望遠レンズが出払ってしまうことも多いそうです。予約自体は会員登録前でも可能。

↑マップレンタルのWebページ。画面の「カートに入れる」をクリックし、予約する。予約は1か月前から可能で、直前でも貸し出しがスムーズに行える。ただし、Webから行えるのはあくまでリクエストのみで、その後メール通知で予約が確定する方式となっている
↑マップレンタルのWebページ。画面の「カートに入れる」をクリックし、予約します。予約は1か月前から可能で、直前でも貸し出しがスムーズに行えます。ただし、Webから行えるのはあくまでリクエストのみで、その後、メール通知で予約が確定する方式となっています

 

↑Web予約は店頭で借りる場合も有効だが、どの機材がいいか迷うこともある。店頭なら現物が見られるうえ、店員に相談も可能。予約がなければ、当日その場で借りられる
↑Web予約は店頭で借りる場合も有効ですが、どの機材がいいか迷うこともあるでしょう。そんなときは、店頭で現物を見ながら店員さんに相談も可能。予約がなければ、当日その場で借りられます

 

【Step.3 受け取り】

配達と店頭受け取りの違いを知ろう!

配達の場合は、基本的に機材の元箱に入った状態で送られてきます。内容の詳細が書かれた貸し出し票が同梱されるので、到着したら機材と合わせて、付属品の有無などを確認しましょう。

 

店頭受け取りには、会員証が必要。店頭貸し出しは、貸し出し書類に記入して、機材が正常に動作するかを確認。貸し出し時は、保護フィルターを付けた状態でカメラバッグやポーチに入れて貸し出してくれます(なしも可)。貸し出しまでの時間は10~20分程度。

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↑店頭貸し出し時は、貸し出し票が付属品の確認票を兼ねています

 

↑店頭貸し出し時は、貸し出し票が付属品の確認票を兼ねる(上)。借りる前に機材の動作を確認できる。店舗所有の機材のほか、自分のカメラで動作確認することも可能だ(下)
↑店頭貸し出しでは借りる前に機材の動作を確認できます。店舗所有の機材のほか、自分のカメラで動作確認することも可能

 

↑マップレンタルでは、店頭貸し出しの場合は1日レンタルが可能で実質2泊3日で借りられてお得。配送では、到着日が1日とカウントされ、2日からの貸し出しとなる点が異なる
↑マップレンタルでは、店頭貸し出しの場合は1日レンタルが可能で実質2泊3日で借りられてお得。配送では、到着日が1日とカウントされ、2日からの貸し出しとなる点が異なります

 

↑今回借りたM.ZUIKO DIGITAL ED 25ミリF1.2 PRO。実売で13万円を超えるレンズだが、1日3300円で借りられた
↑今回借りたM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO。実売価格で13万円を超えるレンズですが、1日3300円で借りることができました

 

↑今回借りたオリンパスの25ミリF1.2レンズを使用して撮影してみた。十分に整備されていて、機材の状態もベスト。1日思う存分撮影を楽しめた
↑今回借りたオリンパスの25mmF1.2レンズを使用して撮影。十分に整備されていて、機材の状態もベスト。1日思う存分撮影を楽しめました

 

【Step.4 返却】

返却時は付属品の漏れに注意しよう

返却時は、付属品の漏れがないように注意。紛失した場合は、実費を支払う必要があります。送付の場合は、送付されてきた箱に戻してショップに送ればOK。申し込み時に送料も支払った場合は、同梱の返却用の着払い伝票を使います。

レンズレンタル5つの疑問

レンズや機材を借りる際は、故障や期限など気になることも多いですよね。そこで、今回取材したマップレンタルの清水さんに、機材を借りるときに気になる5つの疑問を聞いてみました。

お話を聞いた人/清水由香子さん

↑「プロの方だけでなく、写真やカメラのファンの皆さまに、広くご利用いただいています。店頭では、貸し出し機材の相談も可能です」(清水さん)
↑「プロの方だけでなく、写真やカメラのファンの皆さまに、広くご利用いただいています。店頭では、貸し出し機材の相談も可能です」(清水さん)

 

Q1. 万が一レンズを壊してしまったら?

機材が壊れたり、水没したりといった場合のために、レンタル代金の10%を必ず支払っていただく補償制度を設けています。ただし、5000円は免責となり、お支払いいただく必要があります。紛失など実機がない場合は補償できなくなりますので、壊れていても機材をお持ちいただくようにお願いいたします。

 

Q2. 海外旅行に持っていってもOK?

海外への持ち出し自体は禁止していませんが、当店の補償制度は国内のみ有効となります。そのため、海外でトラブルがあった場合、すべて実費となりますので、ご自身で別途、保険にご加入いただくことをおすすめします。

 

Q3. 返却期限に間に合わなかったら?

期間終了日時までにご連絡いただければ、ほかのご予約が入っていない場合は、貸し出しの延長が可能です。ご連絡いただけなかった場合は、レンタル料金の150%をご請求させていただきます。また、延長をお断りした機材の場合も、同額をご請求させていただきますのでご注意ください。

 

Q4 貸し出しているレンズのマウントは?

ニコン、キヤノン、ソニーのEマウントとマイクロフォーサーズのレンズをご用意しています。ただ、レンズの種類は、現時点ではニコンとキヤノンが多くなっています。ソニーとマイクロフォーサーズもご要望が多くなってきていますので、今後拡充していけたらと考えております。

 

Q5. 交換レンズを借りやすいタイミングは?

機材はできるだけ数多く用意するようにしておりますが、主に運動会シーズンは望遠レンズを中心に在庫がなくなってしまう場合が多くなっています。5月から9 月にかけては、オンシーズンとなりますので、早めのご予約をおすすめします。また、ご来店いただいて機材を選ぶといった場合は、金曜日や10時、12時、19時といった混雑時を避けていただいたほうが、スムーズにご対応できるかと思います。

 

【まとめ】カメラ専門店はレンズが豊富、かつレンズ以外もお得!

レンタルショップのなかでも、今回取材したマップレンタルのようにカメラ機材専門のショップは、交換レンズの種類や数が豊富。また、店頭で相談できるメリットもあり、多少割高でも安心して借りられます。長期間借りる場合は割引制度がある場合も多いでうが、1日ごとに加算されるので使う日にちを決めて、1~3日程度でのレンタルがおすすめです。

 

レンズのレンタルサービスは、メーカーが行っている場合もあります。現在のところ、オリンパス(オーナーズケアプラス)やパナソニック(LUMIXコンシェルジュサービス)などがレンズレンタルサービスを行っており、多くは有料サービスとなりますが、レンタルショップよりもさらに低価格で提供しているケースも多くあります。ただ、これらは、基本的にレンズを試してもらうためのサービスなので、自分の都合に合わせて機材を借りられるとは限りません。あくまで購入する前に試したいという場合に有効なサービスといえます。

 

今回は対象をレンズに絞りましたが、レンタルショップではカメラ本体やビデオカメラ、周辺機器なども借りることができます。とりあえず会員になっておいて、気になる機材があったら借りて使ってみて、必要な機材は別途購入するといった使い方もよさそう。ただし、マップレンタルも含めて、発売直後のカメラや高級機材は取引実績がないと貸してもらえない場合もあります。そのため、日ごろからレンタルショップと仲良くしておくと、より便利に使えるでしょう。

 

解説/吉森信哉 写真/河野弘道

 

協力/マップレンタル