AV
カメラ
2018/4/10 19:00

「最上位ミラーレス一眼」はどこまで進化したか? ソニー/富士フイルムの二大モデルを実写比較

【富士フイルム】

写真も動画も最上級のXシリーズ新旗艦モデル

富士フイルム

X-H1

実売価格25万8660円(ボディ)

Xシリーズ最上位機として、ボディ内手ブレ補正を初搭載。既存モデルのX-T2より一回り大型化しましたが、ボディ剛性が強化され、大口径レンズ装着時のバランスは向上しました。AFや連写、動画も進化し、動きモノに強いカメラに仕上がっています。【2430万画素】【秒約8コマ連写】【常用最高ISO12800】【約673g】

SPEC●レンズマウント:Xマウント●モニター:3.0型約104万ドット、3軸チルト、タッチ対応●EVF:約369万ドット●サイズ:W139.8×H97.3×D85.5㎜

 

↑防塵防滴&耐低温に対応したマグネシウム合金製ボディ。表面硬度8H相当の対擦り傷性も備えています

 

↑各種設定値を素早く確認できるサブ液晶を天面に新搭載。電源オフでも露出補正量や電池残量などを表示してくれます

 

画質:★×4

初期設定では見栄えを重視した鮮やかな発色傾向

独自のAPS-Cセンサー「X-Trans CMOS III」と処理エンジン「X-Processor Pro」によって、フルサイズに迫る高解像と低ノイズを実現。発色は、青や緑は濃厚に、赤や肌の色は明るく再現。人肌を美しく見せる見栄え重視の傾向でした。

 

AF:★×4

動く被写体にもしっかりと追従する十分なテスト結果

AFテストの合焦率は90%と十分。AFは最大325点の測距点を持つ像面位相差AFに対応します。タッチパネルまたはフォーカスレバーを使って、ダイレクトに測距点を選べる点も快適です。

 

電子シャッター:★×4

 

撮影シーンに応じてシャッター方式を自動選択できる

 動体歪みの度合いは及第点。撮影メニューから、メカシャッター、電子先幕シャッター、電子シャッターの選択ができ、シーンに応じて各方式を自動的に切り替えることもできるのが便利です。

 

【イチ押し機能!】

映画のような落ち着いた色と豊かな階調

新フィルムシミュレーションとして、映画用フィルムの色合いを模した「ETERNA(エテルナ)」に対応。動画だけでなく静止画でも使用でき、雰囲気ある写りが得られます。

↑フィルムシミュレーションは撮影時や現像時に選択可能

 

 

  1. 1
  2. 2