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2018/12/21 17:00

今年のNo.1オーディオは!? 注目アイテムが勢揃いした「ポタ-1グランプリ 2018」レポート

半年に一度開催されるポータブルオーディオの祭典「ポタフェス」ですが、さらに1年に一度のお楽しみといえば、冬のポタフェスで開催されるアワード企画「ポタ-1グランプリ」ですね。今年も12月15~16日にベルサール秋葉原で開催されたポタフェス2018において、ポタ-1グランプリのイベントが開催されました。

↑東京・秋葉原で開催された「ポタフェス2018」

 

ポタ-1グランプリは、ゲットナビとe☆イヤホンが共同して開催するポータブルオーディオアイテムの年間ナンバーワンを決めるアワードです。読者による投票で決められるので、使用した人の意見を色濃く反映した結果がでることが特徴。投票数が130位のものに決まってしまう公募の意味がわかっているのか問いただしたい某駅名とは違い、みんなの声が結果に繋がっています。

↑アワードにはコメンテーターとしてAVライターの野村ケンジさんが登場

 

読者投票のほか、ゲットナビで執筆しているライター陣などによる審査員特別賞もあり、識者が選ぶイチオシの製品も表彰されます。

 

今回選ばれた各部門の製品は以下の通りです。

 

携帯プレーヤー部門

5万円未満 ソニー ウォークマン A50シリーズ
5~10万円 ソニー ウォークマン NW-ZX300G
10万円以上 アステル&ケルン A&ultima SP1000M

 

ワイヤードヘッドホン部門

4万円未満 ソニー MDR-1 AM2
4~10万円 ゼンハイザー HD660S
10万円以上 デノン AH-D9200

 

ワイヤレスヘッドホン部門

2万円未満 オーディオテクニカ ATH-SR30BT
2~4万円 ボーズ QuietComfort 35 wireless headphones II
4万円以上 ソニー WH-1000XM3

 

ワイヤードイヤホン部門

2万円未満 final E4000
2~4万円 フェンダー NINE 1
4~8万円 ソニー IER-M7
8万円以上 ソニー IER-M9

 

ワイヤレスイヤホン部門

1万円未満 パイオニア C4 wireless SE-C4BT
1~3万円 ambie wireless earcuffs
3万円以上 オーディオテクニカ ATH-DSR5BT

 

完全ワイヤレスイヤホン部門

1.5万円未満 パイオニア C8 truly wireless SE-C8TW
1.5万円~2.5万円 ソニー WF-SP700N
2.5万円以上 オーディオテクニカ ATH-CKR7TW

 

Bluetoothスピーカー部門

1万円未満 JBL CLIP 3
1万円~3万円 ソニー SRS-XB41
3万円以上 Olasonic IA-BT7

 

ネックスピーカー部門

ソニー SRS-WS1

 

昨年までワイヤレスイヤホン部門のなかに統合されていた完全ワイヤレスイヤホンが、今年の普及拡大に伴い、ひとつの部門として独立。また、新カテゴリーとして、ネックスピーカー部門も新設されたのもトピックです。

 

続いて、審査員特別賞は以下の通りです。

 

ライター野村ケンジさんが選んだのは、SHURE RMCE-BT2。「ケーブルが交換できるBluetoothイヤホンです。音も良いのでオススメです」(野村)。

 

AVライター山本敦さんが選んだのは、Sony Mobile CommunicationsのXperia Ear Duo。「音声アナウンス機能が天気やメッセージの読み上げなどをしてくれるのですが、時間にあった挨拶なんかもしてくれて、この前深夜1時過ぎまで起きていたら『まだ起きているんですか』と心配されました(笑)。オープンエアで外の音も聞こえるので、常時付けていられます」(山本)

 

ライター草野晃輔さんが選んだのは、VECLOS HPT-700。真空断熱ポットでお馴染みのサーモスのオーディオブランドの製品。「ハウジングの中層が真空構造になっており、キレがあるのに柔らかみがあります」(草野)

 

エディターこばきゅうさんが選んだのは、アステル&ケルン A&ultima SP1000M。「これ1台あれば、何でも聴けます」(こばきゅう)

 

このほか、パイオニアのワイヤレスヘッドホン「S9 wireless」など7アイテムが選ばれていました。完全ワイヤレスイヤホンが多数を占めたのは、トレンドを反映してのことかもしれません。

(画像をクリックすると拡大表示されます)

 

 

最後にポタ-1グランプリの大賞が発表されました。今年のグランプリは、ワイヤレスヘッドホン部門の4万円以上のカテゴリで受賞したソニー「WH-1000XM3」となりました。昨年の大賞はソニー ウォークマン NW-A40シリーズだったので、ソニーが見事連覇を果たした形となります。

 

壇上には、ソニービデオ&サウンドプロダクツ V&S事業部 商品設計部門 商品技術1部 1課の新開章吾さんが登壇し、GetNaviの野村純也統括編集長から記念のトロフィーが授与されました。

 

↑ソニービデオ&サウンドプロダクツの新開章吾さん

 

ポタフェス会場では、GetNaviのブースも展開。ポタ-1グランプリで各部門で受賞した製品の一部が並べられており、自由に試聴することができました。

↑GetNaviブースの入り口には受賞製品が掲示され、来場者が興味深そうにチェックしていました

 

↑受賞製品を試聴する人で賑わっていたGetNaviブース

 

アワードのあとには、声優の小岩井ことりさんが自作のオリジナル曲「ポタワングランプリのテーマ」を初披露。「来年もイベントに参加したいので、偉い人に圧をかけるために作りました!」と、次回以降の参加もアピール。

↑ポタワングランプリのテーマを熱唱する小岩井ことりさん

 

ライブのあとには、今回の審査員が集まったトークショーが開催され、2018年の注目製品についての話で盛り上がりました。

 

小岩井ことりさんはGetNavi1月号(11月24日発売)より連載コーナー「やりすぎ!? ことりズム」をスタート。その第1回めの企画として、なんと今回のポタ-1グランプリにノミネートされた103製品のほぼすべてを10時間かけて試聴したとのこと。その証拠に、細かい字で埋め尽くされた試聴メモを披露し、識者や来場者のみなさんを驚かせていました。

↑小岩井ことりさんがオーディオに関する様々なことにチャレンジしていくGetNaviの連載コーナー「やりすぎ!? ことりズム」が紹介されました

 

↑細かい字でびっしり書かれた試聴メモ

 

さらに、小岩井さんのラジオ番組「ことりの音」の出張企画として株式会社コトネットの小岩井社長による生・お悩み相談があり、会場のファンの悩みに直接答えるなどの活躍ぶりを発揮。

↑コトネットのエプロンを着用して登場したコトネット社長こと小岩井ことりさん

 

↑「あまり高くなくていい音のイヤホンを教えて下さい」というお悩みが届いていました

 

↑来場者からのお悩みに答える小岩井社長

 

受賞式あり、歌あり、トークショーありと盛りだくさんだった2018年のポタ-1グランプリアワードでしたが、はてさて来年はどんなヘッドホン、イヤホン、ポータブルオーディオが発売され、人気を集めるのでしょうか。みなさんもいろいろ購入して、使いこなし、そしてポタ-1グランプリへの投票をお願いします。では、また来年~!