2018年12月から放送開始された「新4K衛星放送」を視聴するためには、専用の外付けチューナーかチューナー内蔵テレビが必要。でも、「4K放送は見たいけど、対応機種は高いんでしょ……」と思っている方も多いのでは？ 実は新4K放送対応機にも高コスパモデルがあるんです。今回は、そんなハイコスパな4K放送対応機種を専門家のレコメンドとあわせてお届けします。
【この人に聞きました!】
AVライター／鳥居一豊さん
最新のAV機器や先端技術、市場動向に明るい。画質と音質だけでなく、機器の使い勝手には特に強いこだわりを持ちます。
【その1】
4Kチューナーを2基搭載し、4K放送を2番組同時録画できる！
ピクセラ
PIX-43VP100
実売価格9万9800円
新4K衛星放送に対応するチューナーを2基内蔵する43V型液晶テレビ。Android TVを搭載し、NetflixやYouTubeなどの4Kネット動画も手軽に視聴できます。コンテンツの臨場感を高める立体音響技術「Dolby Atmos」に対応。
新4K放送の裏録対応機では圧倒的にリーズナブル
「新4K放送用のチューナーを2基搭載し、同放送を視聴中の『裏録』に対応するテレビはシャープのAN1ラインと本機のみ。AN1は最小サイズの50Ｖ型で実売価格19万4270円なので、本機は圧倒的にリーズナブルです。
特筆すべきは、独自開発のテレビ視聴アプリ「Xit（サイト）」の出来の良さ。カーソルはサクサク動いて快適で、好みの番組をオススメする機能もあり、とにかくスムーズに視聴できました。リモコンはチャンネルボタンのないシンプルな仕様ですが、番組探しはアプリで十分なので、むしろ使いやすい。エリア駆動式バックライトの採用により、映像の階調感もまずまず。画質も及第点以上でした」（鳥居さん）
【その2】
外付けHDDに4K番組を録画できるコンパクト設計の単体チューナー
東芝
TT-4K100
実売価格4万910円
新4K放送に対応するチューナー1基と、地デジ/BS/110度CSチューナーを2基搭載。外付けしたUSB HDD（別売）に4K番組を録画できます。番組表のUIは同社テレビのレグザと共通で見やすく、表示やレスポンスが快速。レグザと組み合わせれば、テレビのリモコンで操作できます。
【その3】
シンプルスペックの超お手ごろチューナー
シャープ
4S-C00AS1
実売価格2万8650円
内蔵するチューナーはBS 4K/110度CS 4K1基、USB端子も1基というシンプルスペックで、大手テレビメーカー製の4Kチューナーとしては最安値を実現しています。番組表や録画リストは4K解像度での表示に対応するほか、最適な文字フォントを採用。視認性が抜群で使いやすい。
【4Kをもっと楽しむならコレ】
ソニー
UBP-X700
実売価格2万7060円
ソニー ブルーレイプレーヤー/DVDプレーヤー UBP-X700 Ultra HDブルーレイ対応 4Kアップコンバート UBP-X70...
4K HDR画質のUltra HD Blu-rayを再生するプレーヤー。新4K衛星放送用のチューナーは搭載していませんが、4Kネット動画にも対応しています。高コントラストで鮮やかな映像を実現する「Dolby Vision」対応のほか、ハイレゾ音源の再生も行えるなど多機能なモデルです。
UHD BDに加えてネット動画、ハイレゾ対応の全部入りプレーヤー
「3万円以下で買える入門プレーヤーでありながら、Wi-Fiを内蔵する点が本機のハイライト。UHD BDに加えて、NetflixやAmazonプライム・ビデオなどの4Kネット動画を、1台で楽しめる“全部入り”です。Dolby Vision対応機器では最安価ながら、UHD BDならではの滑らかな階調や、豊かな色域を再現。映画の暗いシーンでは、これまで気づかなかった表情のニュアンスを新たに発見することもあり、より作品を楽しめました。
『高速起動モード』なら、電源オフ状態から1秒以内で起動し、すぐにコンテンツを楽しめるので、ストレスを感じません。使用頻度の高いユーザーほど、この快適さをより実感できるはずです」（鳥居さん）
