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2019/2/20 21:00

ハイセンスのテレビは価格だけじゃない! “日本基準の画質”で市場に挑むフラッグシップモデル2種

ハイセンスジャパンは、東芝映像ソリューションと共同開発した映像エンジン「レグザエンジンNEO plus」を搭載したBS/CS 4Kチューナー内蔵の有機ELテレビ「55E8000」を4月上旬から、4K液晶テレビのハイエンドモデル「U7E」シリーズ2機種を3月中旬から発売します。実売予想価格は、「55E8000」が23万円前後、U7Eシリーズ65型「65U7E」が18万円前後、55型「55U7E」が15万円前後。

↑55E8000(左)と55U7E(右)

 

いずれも、2018年12月に発売されたBS/CS 4Kチューナーテレビ「A6800」シリーズで初めて採用された東芝映像ソリューション共同開発の映像エンジン「レグザエンジンNEO」を強化した新エンジン「レグザエンジンNEO plus」を搭載していることが特徴。これにより、地デジや新4K衛星放送の映像に超解像処理を施してより精細に表示できるほか、120Hzの倍速駆動によりスムーズな映像再生を可能にしています。

 

また、A6800シリーズ同様、BS/CS 4Kチューナーを1基内蔵しており、外付けチューナー不要で新4K衛星放送が視聴できます。地デジ/BS/CS放送用チューナーは3基ずつ搭載しており、裏番組の2番組同時録画も可能。

 

このほか、VOSサービスを手軽に楽しめる「VIDAAスマートシステム」を備え、YouTubeやNetflix、dTVなど11種類のVODサービスを利用できるほか、追加アップデートによりスポーツ映像配信サービスのDAZNにも対応予定としています。

 

東芝レグザの技術を活用し日本基準の画質を実現

4K有機ELパネルを搭載した「55E8000」は、有機ELらしい引き締まった漆黒を表現できるほか、HDR映像の高コントラストな映像も美しく再生します。同社では初めて、メーカーロゴを画面下部ではなくスタンド部分に配しており、メタルの質感を生かしたシンプルなデザインに仕上がっています。

 

4K液晶テレビの「U7E」シリーズは、画面を16分割して細かくLEDバックライトを制御するローカルディミング技術を採用。また、倍速液晶パネルと新エンジンにより動きの早いスポーツ映像などもなめらかに再生します。

 

いずれも、画像処理を短縮して反応速度を速める「ゲームモード」も搭載。GoogleアシスタントやAmazon Alexa搭載のスマートスピーカーからの音声操作に対応するほか、対応機器であれば機器を買い替えてもHDDに録画した映像を再生できる「SeeQVault」にも対応しています。

 

同社は2011年から普及価格帯のテレビ製品を日本市場に投入してきていますが、今回の2製品を同社の日本市場におけるフラッグシップモデルと位置付け、「ハイセンスは日本基準の画質へ」というキャッチコピーを展開していきます。また、普及価格帯からハイエンドクラスまで幅広いラインナップを用意することで、国内シェア10%を目指していくとのこと。

↑左からハイセンスジャパン営業部部長の岩内順也氏、同代表取締役社長の李 文麗氏、同執行役員副社長の磯辺浩孝氏

 

東芝レグザの培ってきた技術を生かし、従来の手ごろな価格による訴求だけでなく、画質やスペックでも勝負できる製品を展開するハイセンスの今後に注目が集まりそうです。