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2019/6/20 20:00

ASTRO Gamingヘッドセットをゲーマー編集長が試してみたら! 家庭環境にやさしいヘッドホンだった

ASTRO Gamingヘッドセットの新作! 注目は無線型

ゲーミングブランド「ASTRO Gaming」から、有線型ヘッドセットとヘッドセット用アンプ、そして新たに無線型ヘッドセットが登場。無線型ワイヤレスヘッドセット「ASTRO A50 Wireless ゲーミングヘッドセット +BASE STATION」は8月1日発売。有線ヘッドセット用「ASTRO A40 TR ゲーミングヘッドセット」は6月27日発売です。

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ワイヤレスヘッドセットA50は、安定した遅延のないワイヤレス技術と最高の音質で、ゲームプレイを楽しめるモデルです。ワイヤレスヘッドセットとアンプ機能も備えた充電スタンドがセットになったアイテムとなっており、ASTRO Gamingブランドでは初の無線接続。ゲーム音とマイク音を即座に調整可能なアンプ「ASTRO MixAmp Pro TR」は、プロゲーマーたちから評価を得ており、アンプの機能を充電スタンドに持たせつつ、音量調節といった操作をヘッドセット側で行なえるようにしています。

↑ASTRO A50 Wireless ゲーミングヘッドセット+ BASE STATION。価格は3万7750円(税別)

 

海外で人気を博していたeスポーツ向け高性能オーディオブランド「ASTRO」のヘッドセットA40とアンプMixAmpは昨年日本に上陸し、日本でも人気ブランドの一員となりました。今回発売するモデルは、今までの有線型のリニューアルアイテムで、よりクリアな音を再生可能。MixAmpはデザインを新しく、背面にケーブル入力口を纏めたことにより、ケーブルマネジメントがより簡単にできるようになりました。引き続きeスポーツ大会などでの使用を想定したモデルです。

↑ASTRO A40 TRゲーミングヘッドセット / MixAmp Pro TRのセット価格は、3万1250円(税別)。単体価格の場合、ASTRO A40ゲーミングヘッドセットは1万8880円(税別)。MixAmp Pro TRは1万8750円(税別)です

 

発表会では、ロジクール クラスターカテゴリーマネージャーの榊山大蔵さんが「eスポーツの波も家庭用ゲームにきていて、盛り上がるよう注力していきたい。日本の住環境で本当の意味でのゲームサウンドを堪能するなら、ヘッドセットを付けて楽しんでほしい」と、話していたのが印象的。「A50は特にプロシューマー向けです」とも話していた。ここで言うプロシューマーとは、勝敗にこだわり、さらにデバイスに妥協しないユーザーのことを指します。モノへのこだわりがあり、アツいユーザー向けのヘッドセットとなっています。また当日、ASTROブランドアンバサダーとして、ゲームキャスターのk4sen(カセン)さんが就任されたことが発表されました。

↑「今回の新製品発表で、最強の布陣がそろいました」と、ロジクールクラスターカテゴリーマネージャーの榊山大蔵さん

 

↑写真左からゲームキャスター/ロジクールGアンバサダーの岸 大河さん、ユーチューバーのうゅりるさん、ゲームキャスターのk4sen(カセン)さんがゲストとして登壇。そして、ロジクール クラスターカテゴリーマネージャーの榊山大蔵さん

 

ASTRO Gamingヘッドセットその実力とは!?

商品紹介と発表会の模様はこのような感じ。でも実際、このヘッドセットどこがすごいのか? 新米編集部員野田が、ゲーム好きの我らがゲットナビウェブの山田編集長に聞いてみました!

野田■今回はこの高級ヘッドセットを編集長に試してもらったんですが、まずA40を使用した率直な感想は?

山田■7.1ch対応で2万円近くするのだから、音がいいのは当たり前ですが、例えば「フォートナイト」でいうと、設定画面の効果音からして、以前僕が使っているヘッドセットとは全く違います。「え、epic games(フォートナイトのメーカー)が作った音はこんな音だったの!?」という衝撃を受けました。これだけで買う価値あるなと思います。

↑写真右のアンプは今回のリニューアルで、ハード面もソフト面も仕様変更。ケーブル類を背面に集約できるようにしています

 

野田■おーなるほど。僕はゲーミングヘッドセット素人なので、クリアな音だなという印象でした。音質はどうですか?

山田■実際ゲームが始まって感じるのは、音の位置が明らかに立体的に感じる点。右のほうから音がする場合でも、右前なのか真右なのか右後ろなのかはもちろん、距離感も生き生きとして伝わってきます。フォートナイトでいうと、建築内や建物外で敵が動き回っているときに、どっち方向に移動しているのかが手に取るようにわかります。ですので、この敵はテンパって動き回っているだけなのか、何かを意図を持って動いているのかがわかりますので、落ち着いて次の行動に移れます。逆に言うと、音の情報が多すぎて最初は逆に違和感があり、戸惑ってしまうレベル。これは、慣れの問題。それぐらい細部の音の量が違いますね。ただ、3000円台でもまったく問題なくプレイできるし、よいヘッドホンで成績があがるかというとそれは実力次第だと思う。けれど、1回1回のゲーム体験の質は確実に上がる。

↑ゲーミングヘッドセット素人の野田。臨場感溢れるサウンドにただただ驚きでした

 

野田■ヘッドセットだとゲーム内サウンド以外に、一緒にプレイするフレンドの声や自分の声など、マイクの出入力部分も重要なポイントです。

山田■フレンドの声の音質は不満もなく、良質な音で聴こえました。むしろ、マイク集音性が優秀で、ささやき声でもきちんと相手に伝わっている点に感動しました。というのも、ささやき声だとVC(ボイスチャットの略)の拾う音を大きくしないといけなくなります。そうすると扇風機の音とか生活音とかが入ってきて、チームメイトにストレスを与えてしまう。また、拾う音を大きくすると鼻息とかまでVCで拾ってこれも迷惑。ですので、小さい声で明瞭に伝わるのはとても素晴らしい体験だと思いました。あと、マイク自体も離れた音は拾わないような性能なのでそこも優秀ですね。

野田■僕もマイクの音の拾い方はスゴイと感じました。独り言も自分の脳に響いていたような(笑)。では、装着感はどうでしょうか?

山田■シューター系のゲームですと数時間の連続プレイも当たり前なので、装着感と長時間装着時の感触は非常に重要。メガネを着用してプレイするのですが、こめかみから耳の上部の製品と接する部分も干渉してずれることがなかったです。ヘッドホンのパッドの部分は布製で触り心地がよく、長時間つけても不快な感じはしなかった。ゲーミングヘッドセットのなかでは標準的なサイズ感で、普段使っていたヘッドセットと重さもほぼ変わりませんが若干重いかなと…。ですが、長時間でもゲームに集中できる印象。これはコンタクト着用時でも変わらず、こめかみの部分を遮るものがないのでより快適な状態で楽しめました。とはいえ、この着用感は人それぞれなので購入前にはできれば着用して試してください。

野田■メガネは大事ですよね。僕も子どもの頃、ゲームボーイをやりすぎて目を悪くして家ではメガネをかけるタイプです。長時間メガネかけていると、どうしてもこめかみ部分が気になりますよね。さらに、その上にヘッドセットを付けるとなると、想像しただけでかゆくなってきます!

↑ヘッドホンのパッド部分は交換式で、オリジナル仕様にすることも可能です

 

野田■ゲームでアンプを使用する感覚って僕にはないんですが、使ってみて正直どうでしたか?

山田■今回初めてゲーミング用のアンプを使用しました。細かい音調整をするときにいちいち設定画面を開かずとも音量が変えられるのは地味だけどラク。あとリビングプレイヤーの山田としては、ゲームプレイ中に妻や娘から話しかけられることがあるのだけど、そのときにさっと音を小さくできるのはパパプレイヤーとして、とてもラクです。というのは実利的な面で、なにより、高級感あふれるデバイスが手元にあるだけで、ゲームをやるテンションが上がりますよ!

野田■では、8月発売予定の無線型A50の使用した感想は?

山田■ワイヤレスで肝となる遅延の問題ですが、正直まったく感じませんでした。アマレベルの感想なのでプロレベルになると感じるのかもしれませんが、銃弾が出るときも動きと音の違いは感じられませんでした。一方、銃弾を受けたときも動きと音の違いは感じられませんでした。

野田■たしかに。普通にワイヤレスヘッドホンで音楽聴いていても、遅延はイライラします! あとは、電車の遅延!!

↑A50はヘッドホン自体にボリューム調整などのスイッチ類が付いています

 

山田■ワイヤレスヘッドセットを使うのも初めてだったので、ケーブルから解放される恩恵は大きかったです。ゲームプレイはトイレへ行ったり、飲み物を取りに行ったり、わりとヘッドセットを外す機会ってそこそこありまして、その着脱の面倒さがなくなるのが地味に大きいです。あとちょっと特殊なケースで言うと山田はフレンドとプレイ中に先にやられた場合、ちょっとした家事をやることがたまに。そのときもヘッドセットを外さずにコミュニケーション取れるので、時短効果もあります!

野田■なるほど。子どもの頃思っていた、1秒でも早く家に帰って、ゲームがしたい!っていう感覚を思い出して、ゲーミングヘッドセットデビューしてみたいと思います。

【フォトギャラリー】※GetNavi web本サイトで見られます。