【変化その4】YouTubeやウェブをよく観るようになった
プロジェクターというか、テレビも含めたAV機器全般に言えるのがボタン式リモコンを基本とした旧態依然としたストレスフルな操作感です。その点、HF85LSは、LGエレクトロニクスのテレビなどでも好評な「webOS」というLG独自のOSとマジックリモコンによる快適操作を実現。とりわけマジックリモコンの操作性は良好で、まるでテレビ画面上でマウスを操作しているかのような感覚で使えます。
結果として、これまでテレビなどではほとんど観ることのなかったYouTubeをよく利用するように。YouTubeはテレビのリモコンで操作するにはサービス内容が複雑なのですが、マジックリモコンならPC感覚で利用できます。さらにスマホに専用アプリをインストールすれば、スマホでも操作できるようになるので、マジックリモコンとの併用でさらに便利になります。
また、家でウェブブラウジングするときはもちろんPCなのですが、仕事をするメインPCを置いている部屋はまたリビングとは別で、部屋の移動が多くて面倒なことが多いんです。でも、webOS経由でプロジェクターからウェブブラウジングする機会も増えました。
テレビでは現実的に叶わなかった、スマホやPCでのコンテンツ閲覧を担えるのもHF85LSの魅力でしょう。
【変化その5】ビジネスシーンでもプロジェクターをもっと使うように
もちろんHF85LSは私のようなフリーランスでのビジネスにも有効です。ビジネスパートナーとリビングに資料を投影して打ち合わせなんてことにも使えるし、もちろん狭い会議室でも使えます。持ち運びも簡単なので、普段は収納に置いておき、必要に応じて使う部屋に持っていくという使い方が便利でしょう。
ほか、HF85LSは、USBメモリーなどに保存されたWordやExcel、PDFなどのビジネス文書を単体で表示する機能も用意。PCなしでもプレゼンが行えます。
同じくLGエレクトロニクスのプロジェクターシリーズには、より携帯性に特化したモデルもラインナップしています。
【まとめ】ちょっとしたスペースで100型以上が楽しめると、コンテンツとの接し方が変わる
約1週間ほどHF85LSを試用してみて思ったのは、画面が大きいとそれだけで興奮できるということ。もちろん、そう思えるのはHF85LSの画質が良好だから。特に明るさと発色の良さはこのサイズのプロジェクターとは思えないレベルでした。超短焦点プロジェクターではまだあまり多くないフルHD解像度(1920×1080ドット)に対応しているのがやはりうれしい。映画など、BDビデオ作品のポテンシャルをフルに発揮できます。
超短焦点プロジェクターによる大画面環境が我が家にやってきたことで、私とコンテンツの関わり方は明確に変わりました。一番はやはり、映画やYouTubeなどのコンテンツを寝室でベッドに寝転がりながらHF85LSで観る時間が増えたことでしょう。映画以外にも撮影したデジカメ写真を再生したり、いろいろなことに使っています。
また今回、せっかくなので友人を招いて映画鑑賞宅飲みをやってみたのですが、みんな、この大画面には驚いたようです。9月のラグビーW杯や、来年の東京五輪などといったスポーツイベントをHF85LSで視聴するのも楽しそう(テレビチューナー内蔵のレコーダーなどと繋げば試聴可能)。ほか、さまざまな形で「映像のある暮らし」をより豊かにしてくれそうです。ここに来て、急激に盛り上がりつつある、超短焦点プロジェクター。映像を大画面で楽しむためのあらたな選択肢として、要注目です。
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撮影/中田 悟