Klipschは“世界最小サイズ”推し
アメリカのKlipsch(クリプシュ)は完全ワイヤレスイヤホンの新製品を一気に4機種発売します。北米での発売は夏以降に順次予定しているそうです。
最上位の「T10」はクリプシュの名機と呼ばれるイヤホン「X10」を思い起こさせる、スリムなイヤホンノズルを継承したBA型ドライバー搭載の完全ワイヤレスイヤホン。イヤホン本体が“世界最小サイズ”であることを特徴にうたっています。しかもハイブリッド方式のマイクを搭載するANC機能付き。ブースに試聴用のデモ機がなかったため音は確認できませんでしたが、レーシングカーのマクラーレンのオーディオ部門とコラボしたスペシャルモデルも登場するそうで、期待が持てそうな新製品です。充電ケースのフタはガルウィングスタイルで開く仕様。想定価格も649ドル(約7.1万円)と、完全ワイヤレスイヤホンとしては高級機になりそうです。
「T5 ANC」もANC機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホン。頭を動かして楽曲再生を操作したりジェスチャー操作機能が搭載されるそうです。ケースはQi規格のワイヤレスチャージに対応。外音取り込みも付いて、米国の販売予価は299ドル(約3.2万円)。
ほかにはIP67相当の防塵・防水性能を持たせたスポーツタイプのイヤホン「T5 SPORTS」、エントリークラスの「T5 II」も登場。
クリプシュからはANC機能を搭載するワイヤレスヘッドホン「KLIPSCH OVER-EAR ANC HEADPHONES」も夏以降に発売を予定しています。価格は399ドル(約4.4万円)。
今年のCESではソニーとゼンハイザーがカーオーディオで楽しむ立体音響に、それぞれの独自技術をベースに本気で展開することを発表しました。クリプシュとマクラーレンのコラボも単なるブランドイメージの共用にとどまらず、マクラーレンがオートモーティブの側から、そしてクリプシュが得意とするスピーカーやステージ音響側の技術をそれぞれに持ち寄って5Gの時代到来に合わせたカーエンターテインメントを一緒に実現しようとするスケールの大きな試みであると捉えるべきでしょう。
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