新たな仕事様式が定着し、テレワークを継続する企業が増えている。「一時的に」とリビングで仕事をしていた人も多いだろうが、その作業環境を見直すべきタイミングが来たのだ。今回は「ウェブ会議の映像や音が低クオリティでイヤ」と悩んでいる方にオススメしたいアイテムをご紹介。
※こちらは「GetNavi」 2021年5月号に掲載された記事を再編集したものです
★お悩み解決人
【お悩み】ウェブ会議の映像や音が低クオリティでイヤ
ビデオ会議が頻繁になるに伴い、自分のカメラ品質が気になるケースが増えました。とはいえ、ノートPC内蔵のウェブカメラとマイクでは、その画質、音質を改善するのも限界があります。手軽に解決するにはやはり専用機器を導入するのがオススメ!
《解消!その1》カメラを見直せば格段に高画質に!
一般的なノートPCの内蔵カメラはイマイチ
この1年で、ビデオ会議の機会は一気に増加した。今後は、ノートPCの内蔵カメラのクオリティも差別化ポイントになると思われるが、現段階ではまだそこに注力した機種はわずか。クオリティを重視するなら、専用機器を用いるほかない。画質に関してはミラーレスカメラを用いたり、光を工夫したりといった改善策もある。
【No.1】ビデオ会議も動画配信も格段に高画質に仕上がる
【ウェブカメラ】
ロジクール
C922N PRO STREAM WEBCAM
実売価格9660円
1080p(30fps)や720p(60fps)といった高画質な動画を撮影できるウェブカメラ。オートフォーカスと明るさ補正機能を備え、照明に合わせて自動で調整を行う。
SPEC ●最大解像度:1080p ●視野角:78度 ●内蔵マイク:ステレオ ●ケーブル長:1.5m ●サイズ/質量:W95×H29×D24mm/約162g
■内蔵カメラ
■外付けカメラ
★ミラーレスカメラをウェブカメラ代わりに
コロナ禍でのトレンドとして、ミラーレスカメラをウェブカメラ化するアプリをカメラメーカーが次々と無償で提供した。現在は、主だったメーカーのカメラならウェブカメラとして使える。
富士フィルム
FUJIFILM X Webcam
無料
富士フイルムから公式に配布されているウェブカメラ化アプリ。同社の一眼であるXシリーズの多くが対応している。
★窓際なら照明を活用しよう
ウェブカメラは明暗差に弱く、窓との位置関係が画質に大きく影響する。窓を背負う逆光となる場面では、特に顔が暗く沈みやすい。こうした場合は、リングライトなどを用いれば表情まで写せる。
サンワサプライ
200-DG020
2980円
■ライトOFF
■ライトON
《解消!その2》音のトラブルはヘッドセットで手軽に解消
音のトラブルは、ノートPC側の問題であることがほとんど。PCの内蔵スピーカーは価格帯によって性能の振れ幅が大きく、内蔵マイクは指向性の設定が甘いものが多い。これらを外付けに変えれば、トラブルの多くを解消できるはずだ。また、ノイズが気になる場合は、設置場所などを変えると良い。
【マイク】
サンワサプライ
MM-MCU03BK
実売価格2530円
単一指向性で、PCから発生するノイズ音の影響を受けにくいマイク。手元にMUTEボタンを備えており、押下するだけで発言時以外の音を切ることができる。
SPEC ●形式:コンデンサータイプ ●マイク有効周波数帯域:70Hz〜15kHz ●集音範囲:最大約1〜2m/130度 ●サイズ/質量:W60×H140×D65mm/100g
【ヘッドセット】
EPOS
EPOS PC 8 USB
実売価格4950円
ビデオ会議に適したマイク一体型ヘッドセット。USB接続に対応する。マイクはパッシブノイズキャンセリング機能に対応し、クリアな会話を実現した。
SPEC ●再生周波数帯域:42Hz〜17kHz ●マイク有効周波数帯域 :90Hz〜15kHz ●マイク指向性:単一指向性●ケーブル長:2m ●質量:84g
【Column】キータッチ音が気になる人は、ノイズキャンセリングアプリを
ビデオ会議中もキーボード入力をよく行う人は、キータッチ音などのノイズに配慮すべき。そこで役立つのが、ノイズキャンセリングアプリの「Krisp」だ。ワンクリックで、PCからのノイズをカットする。
ブイキューブ
Krisp
無料(アプリ内課金あり)
自分が発するノイズだけではなく、ほかの参加者から伝わるノイズまでカットしてくれるアプリ。議事録作成時などに役立つ。