ノイズキャンセリング搭載の「realme Buds Air Pro」
realme Buds Air Proは1万3800円。realme Buds Qの約4倍のお値段ですが、最大35dBのノイズキャンセリング機能を備えています。10mmのダイナミックドライバーを搭載し、充電ケース使用で最大25時間再生できます。
丸い充電ケースは光沢仕上げで、ツルツルとして気持ちいい触り心地。多くのメーカーが採用するベーシックなデザインではありますが、ハイグレードの製品という印象で、いいですね。
充電端子はUSB Type-C。側面にBluetoothのペアリングボタンも備えています。なお、Androidのスマホでは、一度ペアリングするとGoogleアカウントに紐づけるように導かれて、ほかのデバイスでも簡単に接続できるようになりました。ただし、機種やOSのバージョンによっては挙動が異なるかもしれません。
イヤホンはカナル型で、軸は短くはないが気になるほどの長さでもなく、アップルのAirPods Proの軸を少し長くした感じ。重さは片耳約5gで、装着時の安定性も良好。軽い運動では外れる心配はなさそうですが、マスクを外したり、シャツを着替えたりする際には多少の注意は必要です。
軸の上部にタッチセンサーが搭載されていて、ダブルタップで一時停止・再生、トリプルタップで次の曲にスキップ。2秒ほど長押しするとノイズキャンセリングモードとトランスペアレンシー(外音取り込み)モードを切り替えられます。左右どちらをタップしても操作でき、左右を同時に長押しするとゲームモードに切り替わります。電話の着信時はタップで応答でき、ダブルタップで着信拒否または通話を終了できます。
音質はrealme Buds Qに比べると “段違い” といっていいほど良く、音に厚みがあり、それぞれの楽器の音が明瞭に聴こえます。J-POPやK-POPはボーカルもクリアに聴こえて、コーラス部分が立体的に再生されます。
ノイズキャンセリングの効果も、はっきりと実感できるレベル。とくにiPhoneで聴いたときに、強く効果を感じられました。ゲームモードは、おそらく低遅延になるかと思われますが、筆者が試した範囲では、その効果をさほど実感できませんでした。
realme Buds Air Proは音楽を聴くにも、映画を観るにも、通話時にも有効に使える印象。1万3800円なら、かなりコスパは高いといえるでしょう。個人的には、もう一声安いといいのになぁ……と思ったのが本音です。