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2016/11/16 18:00

LGの有機ELテレビで巡る日本の「色旅」――未来永劫に残したい「黒」の絶景ベストセレクション

トラベル系サイトでは「絶景コンテンツ」が人気だ。国内外スポットを紹介する記事だけでなく、色別の絶景を解説する記事までもが人気を博すなど、世の中の絶景需要はますます盛り上がりを見せている。そんななか、数ある色のなかで、実は「黒」にスポットを当てた記事が少ないのをご存じだろうか? GetNavi webでは、今回、黒の絶景を数多く収集してみた。

 

しかし、単に絶景素材を集めるだけでは「モノにこだわるGetNavi web」として物足りない! 素材の美しさと同時に、映し出す機器も重要だと本サイトは考えた。そこで、その美しさを極限まで楽しむために、強力な助っ人を用意。“黒の表現に定評のある”LGの有機ELにして4Kに対応するテレビ「OLED G6P」である。本記事ではOLED G6Pに絶景画像を映しながら、その美しさを日本屈指のムービーカメラマン・藤石 修氏が解説。普通のモニターでは見れないようなディテールをOLED G6Pを使いながら、取り上げてもらった。

 

【藤石 修さんプロフィール】

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「踊る大捜査線 THE MOVIE」シリーズなど、数多くの映画、テレビドラマを手がけるムービーカメラマン。有機ELテレビやHDR技術など、最新のディスプレイ技術にも造詣が深く、絶景を堪能するためのディスプレイの重要な要素も詳しく解説してくれた。

 

【Part.01】黒の絶景

No.01 四日市コンビナート群

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工業地帯の夜景は「工場萌え」という言葉が生まれるぐらい人気。横浜・川崎、倉敷など日本の工業地帯には様々な工場萌えポイントが充実しているが、なかでも四日市のコンビナートは群を抜いた存在感だ。海に面した工場群を一望できる「うみてらす14」(四日市港ポートビル)や、海上に浮かぶ要塞のような趣きの絶景が見られる「霞ヶ浦緑地エリア」など、工場とは思えない幻想的な絶景を楽しめる有名スポットがいくつもある。夕景から夜への空模様の変化によって、表情を大きく変える工場群は必見だ。

 

【G6Pで見るとこうなる】

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「こういう夜景はムービー業界では、場所が変わったことを示したり、時間経過を表現するカットとして差し込んだりするんだけど、天候に左右されるし、時間も限られているので撮影は大変。この写真は静止画でかなり工場の照明を明るく撮っているけど、それでも照明のない部分は黒く沈んでいるし、海面も深い青になっている。こういう黒が出てくることで、まばゆい光の輝きが引き立つんだよね。そして、照明にも暖色系のものや青や緑系のものなど色が多彩。こうした色の豊かさや黒の締まった感じが有機ELテレビなら伝わってくるし、一般的なモニターで見るよりもずっと絶景感が増していると思うよ」(藤石さん)

 
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No.02浜松町 某ビルからの夜景

 
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浜松町の某ビルから見た夜景。右側の光の帯は電車の光跡で、左側には車道の上を走るモノレールがある。この写真は昔のフィルム写真の長時間露光に近い手法で、シャッターを開けたまま光った部分だけを重畳して露光していくデジタルカメラの最新機能を使ったもの。クルマや電車、照明などがない部分はほぼ真っ暗だが、光の反射を受けてわずかにディテールが描かれている。暗部の再現と強い光が同居する複雑な写真だ。

 

【G6Pで見るとこうなる】

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「こういうのは肉眼では見られない景色だよね。浜松町のよく見る景色なのにまるで印象が違って幻想的。ポイントは電車やクルマのライトの再現かな。多彩な色が実に鮮やかで、クルマのブレーキランプの赤も細かく見ると、色の違いがあることがわかる。そして、クルマのヘッドライトは速度の落ちる交差点部分と直線部分で白の眩しさが随分違う。この高い輝度の伸びと深く締まった黒の両方が共存するには映す機器も重要。普通のモニターではなくてOLED G6Pのような黒い部分は発光しない有機ELの特性と、幅広い色表現を可能にするHDR技術が生む絶景と言えるね」(藤石さん)

 

No.03 宮島の水中花火

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日本三景のひとつとして知られる景勝地、安芸の宮島で行われた水中花火を撮影。嚴島神社の大鳥居をバックに鮮やかな花火を捉えている。空は真っ暗に沈んでいるが、奥には陸地の建物の灯りなどもきめ細く映し出されている。花火の美しい光がきらびやかで、手前の大鳥居とのコントラストが見事。上空に上がった花火の光のひとつひとつの輝きのきめ細かさ、海面の光の反射のグラデーションも豊かだ。

 

【G6Pで見るとこうなる】

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「花火の光は様々な金属の炎色反応で多彩な色を作っているけど、赤や黄色といった明るい光だけでなく、青や緑のような色までよく残っていて、実にビビッドな作品になっているね。シルエットになっている大鳥居も実は光の反射でうっすらと赤い色が出ていて、見れば見るほど写真に隠されている情報が伝わってくるね。こういった明暗のあるシーンこそOLED G6Pをはじめとした有機ELテレビで見たほうがより絶景感が出るよ」(藤石さん)

 

No.04 輪島・白米千枚田「あぜのきらめき」

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石川県輪島市の白米千枚田で行われている大規模イベント「あぜのきらめき」を撮影。複雑な形状の棚田に並んだイルミネーションの輝き、奥の車道を通るクルマのヘッドライトの強い光の再現も見事だが、深い青で写し出された海面や夜空の微妙な陰影の再現にも注目したい。広大な風景に吸い込まれてしまいそうな奥行きの豊かさが魅力的な写真だ。

 

【G6Pで見るとこうなる】

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「写真の奥を走るヘッドライトの眩しい輝きはOLED G6P側の良さで生まれているね。これはいままでのディスプレイでは再現できなかったもので、有機ELテレビならではの描写力。写真からはテレビに映しているとは思えない、見たままの印象に近い強い光が出ていてリアリティがある。それを引き立てるのが山のシルエットの深い黒。液晶テレビは構造上バックライトがあるから『黒』といってもどうしても白けた黒になってしまうのだけど、OLED G6Pではまったくそれがないから画面に強弱がついてインパクトが出てくるね」(藤石さん)

 

No.05 東京スカイツリー

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東京スカイツリーの上層部を逆光で撮影。東京近辺の様々な場所から見ることのできるスカイツリーは、カメラマニアにとっても人気の被写体であり、スカイツリーのある絶景が見られるスポットが特集されるほど。この写真では、太陽に照らされた東京スカイツリーが黒いシルエットとなっている。太陽の光を受けた雲の陰影の豊かさ、スカイツリーの形状が精密に再現されている。

 

【G6Pで見るとこうなる】

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「雲に半分くらい隠れた太陽だけれども、その輪郭や光の感じまでよく表現されているね。これだけコントラストがあると写真が白飛びしがちになるけれども、この雲の陰影や光の色の変化が表現に深みを与えている。カメラの表現の上手さと同時に、これもこのテレビでないと潰れちゃうんじゃないかな。それは黒の表現でも効いていて、黒一色となったスカイツリーがそれでも浮かんで見えるような引き締まった黒で描かれているのも圧巻」(藤石さん)

 
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No.06 晴海ふ頭のオブジェとレインボーブリッジ

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デートスポットとして、美しい夜景が楽しめるスポットとして定番的な存在であるレインボーブリッジを晴海ふ頭から撮影。前衛的なオブジェがライティングと相まって、幻想的なムードを醸し出す写真となっている。ライトアップされたオブジェの金属的な質感と輝き、奥に見えるレインボーブリッジとビルの灯の色彩の鮮やかさが一番の見どころ。77V型の大画面で見ると、まるで実際にその場にいるような臨場感が得られる。

 

【G6Pで見るとこうなる】

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「夜景らしい鮮やかな光と、ライトアップされたオブジェや、ビル街のネオンの色とりどりの色彩感が見事だね。OLED G6Pで見ると、4Kの高精細とHDRの高コントラスト、そして豊かな色という要素が高い次元で実現されている。『ULTRA HD PREMIUM』(※)対応の実力の高さに感心しますね」(藤石さん)

 

※:HDR規格を推進する世界的な業界団体「UHD Alliance」の認証を受けたプログラム。10bitの入力信号対応/BT.2020色規格に準拠/P3の色空間の90%以上/EOTFがSMPTE ST2084に対応/液晶の場合は「最高輝度1000nitsかつ黒輝度0.05nits以下」、有機ELの場合は「最高輝度540nitsかつ黒輝度0.0005nits以下」といった基準をクリアしなければならない非常に厳格な規格

 

Part.02 黒以外の絶景

ここまで黒の絶景とそれらを隅々まで堪能できる有機ELテレビ(OLED G6P)で見たときの違いに語ってきたが、せっかくならば黒以外の絶景も楽しみたいという方もいるはず。そこで黒を基調としていない絶景も集めてみた。引き続き藤石 修さんの解説付きでお届けする。なお、今度は有機ELテレビ(OLED G6P)で絶景をみたときにクリエイター目線で惹かれたポイントもピックアップしていこう。

 

No.01 冬景色の第一只見川橋梁

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福島県大沼郡の只見川にある鉄道橋。トラス構造を持ったアーチ橋であり、鉄道ファンにも人気の高いスポットだ。秋の紅葉などさまざまな季節で違った絶景を楽しませてくれるが、この写真は白く染まった雪景色。モノトーン調とも言える世界でありながら、薄紫色の橋や電車の緑の塗装など、微妙な色まで豊かに描かれている。

 

【G6Pで見るとこうなる】

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「一見墨絵のような世界だけど、山の木々の緑や橋の色など、微妙な色がよく出ているし、川の水面に映った反射も色がよく乗っている。こうした微妙な色の再現はOLED G6Pの10bit駆動(※2)の階調の豊かさならではだね。個人的に注目したのは電車の車体部分。こんなに小さい絵なのにOLED G6Pの77V型の大画面で見るとしっかり描写されていて立体感まで出ている。ここまで緻密に表現されるなら、絵作りのやり方も徹底的にこだわれるね」(藤石さん)

 

※2:一般的な液晶テレビと比べ約64倍もの色相を表現可能な10bitのパネルを採用

 

No.02 大洗磯前神社の神磯の鳥居と荒波

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茨城県大洗にある磯前神社の神磯の鳥居。大洗にある海水浴場は昔から人気で、観光スポットや名所も数多い。岩場に立った鳥居と激しい波の様子をスローシャッター撮影で幻想的に撮影している。波の激しいときには、近づくのも危険になるほどの荒波が幻想的に描き出され、別世界のような印象さえ感じさせる。

 

【G6Pで見るとこうなる】

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「これも特殊な撮影方法で幻想的に写したものだけど、波の白さに驚き。混じりっけなしの純白を描きつつ、淡いブルーで豊かな階調感も出ている。テレビはすべての色が集まると白になる仕組み(加色混合)なので、白が美しいということは明暗すべての領域での色も豊かに再現できることの証。OLED G6Pだと手前と奥との奥行き感が違うね」(藤石さん)

 

No.03 白駒池の夜明け

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長野県・佐久穂町にある北八ヶ岳の原生林の中にある湖、白駒池。原生林に囲まれた歩道を歩いてたどり着くその場所は、観光スポットとしても人気だ。標高の高い場所にあるものの、急峻な山道を登る必要がないため、お年寄りや子ども連れでも楽しめる。写真では、まだ薄暗い夜明けの景色を撮影。あえて色味を抑えながら情感のあふれる絵に仕上げている。

 

【G6Pで見るとこうなる】

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「青みを帯びた色使いの写真で、映画のワンシーンのような表情の豊かさがある。青と白の陰影の豊かさも緊張感がよく出ているね。こういう暗めのシーンを表情豊かに描けるのは、有機ELの黒再現やHDRの高輝度によるコントラストの高さの賜物。ちなみに、OLED G6Pはドルビービジョン(※3)対応でもあるから、動画配信などで楽しめる映画の映像も情感豊かに楽しめそう」(藤石さん)

 

※3:ハリウッドのスタジオなどで広く支持される最新鋭のHDR技術

 

No.04 ススキと曽爾高原夕景

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奈良県にある曽爾高原にある広大なススキの草原。10月後半~11月中旬ごろのシーズンで見られる黄金に輝くススキの様子を撮影。越冬前のコシアカツバメが集まる場所としても有名で、さまざまな秋の花、スズムシやコオロギの虫の声など、日本の原風景とも言える心の故郷が広がる。4K解像度ならではの精細さで、ススキが風にそよいでいる様子も感じられるほどの生々しさも感じられる。

 

【G6Pで見るとこうなる】

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「夕陽の輝きと、一面のススキの草原を見通しよく捉えた一枚。手前の歩道が黒く潰れる寸前でしっかりとディテールが描写されているね。真っ黒だけでなく陰の部分をしっかりと描ける暗部の再現性は映画には欠かせない要素。深みのある情景にチャレンジできるね」(藤石さん)
 
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日本の、世界の絶景を自分の家でも体験できる。

それがLGの有機ELテレビ、OLED 77G6P

絶景写真を楽しんでいただけでしょうか? 今回使ったLGの有機ELテレビ・OLED G6Pは、ULTRA HD PREMIUMやドルビービジョンにも対応し、4K+HDR映像を存分に楽しめる実力を備えています。完全な黒から眩い白まで描き出す高いコントラストが映像にリアリティをもたらし、実際に見たままの感動が自宅でも体験できるはずです。

 

大画面モデルのOLED 77G6Pは約324万円と誰にでも手の届く価格ではありませんが、LGでは高画質・高音質のハイエンドモデルOLED E6P(55V型/65V型)、没入感のある曲面ディスプレイ採用のOLED C6P(55V型)、OLED E6Pと同じ有機ELパネルを採用しながら価格をぐっと身近にしたOLED B6P(55V型/65V型)と4つのラインアップを用意しています。価格とサイズに合わせて有機ELの美しい映像を楽しめるのです。

 

そしてもうひとつ。ディスブレイ部の非常に薄いスタイリッシュなデザインにも注目です。いままでにないエレガントなフォルムは、家庭のリビングにもすっきりと調和するでしょう。映画やテレビを見るだけでなく、絵画や絶景写真を飾るディスプレイとしても活用できます。この年末に旅行に出るのもいいですが、黒やさまざまな色に満ちあふれた絶景を、LGの有機ELテレビとともに暖かい部屋で楽しむことをオススメします。

 

【製品紹介】

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LGエレクトロニクス

OLED 77G6P

オープン価格

LGの有機EL(OLED)テレビで最大のサイズとなる77V型のハイエンドモデル。自発光の有機ELパネルを採用し、自発光ならではの黒の締まった高コントラストを実現。3D Color Mapping技術による豊かな色再現性、10bitパネル駆動による豊かな階調と10億色以上の色再現など、液晶と比べて高い性能を誇る。また、スリムなスタンド部分には、harman/kardon®(ハーマン・カードン)との共同開発による高音質スピーカーを内蔵。極薄の美しいフォルムで、美しい映像と音を臨場感豊かに楽しめる超高級テレビだ。フラッグシップモデルとなる本モデルのほか、65・55インチのハイエンドモデルとなるOLED E6P、曲面ディスプレイ採用のOLED C6P、スタンダードモデルとなるOLED B6Pを揃えている。

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