最近、野菜不足を痛感している。
別に野菜が嫌いなわけではないのだが、調理するのが面倒くさいという理由と、おなかいっぱい食べたいという理由から、肉や炭水化物ばかり食べてしまう。おかげで、最近吹き出物がすごいことに。やはり野菜を食べないとなんとなく調子が悪い。
アボカドを使った簡単レシピがおいしそう
もうちょっと野菜をおいしく(しかも簡単に)食べられないだろうかと思い、『からだに効くおやじメシ』(浜内千波・著/学研プラス・刊)を手に取ってみた。この本は、四季の旬の食材ごとに、簡単にできるレシピが載っている。
そこで気になったのがアボカド。野菜ではなく果物だが。
こってりとした味わいの元となっているのは、脂肪分。しかし、この脂肪分は不飽和脂肪酸のため、血中コレステロールが増える心配がない。また、ビタミンEが豊富でアボカド1個半程度で成人男性の適正摂取量10mgを摂取できる。そのほかのビタミンやミネラルも含んでおり、なかなか健康的な果物だ。
生で食べることが多いが、焼いてもおいしいらしい。
皮をむいて一口大に切ったアボカドを、ごま油でさっと焼き、塩、胡椒、醤油をお好みの量かけて、レモンを絞って食べる。ただこれだけなのに本当においしい。
(『からだに効くおやじメシ』より引用)
なんとなく味の想像がつく。これはおいしいだろう。アボカドのあのまったりとした食感に、さっぱり系の味付け。想像しただけでお腹がすいてきた。
もうひとつある。こちらはさらに簡単だ。
1cm角に切ったアボカドと戻したひじきをあったかいごはんに混ぜ、醤油をさっとかけるとアボカドごはんのできあがり。
(『からだに効くおやじメシ』より引用)
うん、これもおいしそう。ご飯大好きな僕としては、これはかなりそそられる。
春の野菜「菜の花」の簡単レシピ
そのほか、菜の花やかぶ、キャベツ、パプリカなどのレシピも気になった。特に菜の花は好きなのだが、自分で調理するという概念がなかった。外食で食べるものだと思い込んでいた。
菜の花のこんなレシピがある。
まず白あえ。ゆでてザク切りにした菜の花と木綿豆腐をちぎってボウルに入れ、そこに高野豆腐をすりおろします。あとは粒マスタード、10円玉ぐらいの大きさの量が目安です。それと塩をひとつまみ、砂糖を隠し味程度にいれてあえるだけ。
(『からだに効くおやじメシ』より引用)
高野豆腐を入れることで余分な水分を吸ってくれ、適度ななめらかさになるそう。実は高野豆腐も好きなので、これもやらなければ。今が菜の花の季節でないことが残念だ。
えのきだけは生で食べてもOK!
もうひとつ気になったのがえのきだ。
本書によると、えのきだけは生でも食べられるらしい。また、生で抵抗がある場合は、ゆでずに熱湯をかければいいそう。ゆでるとせっかくのシャキシャキとした食感が損なわれてしまうためらしい。
たまにえのきだけをゆでて食べていたが、これから生で食べてみようと思う。手間がかからないということは、素晴らしい。
遅いなんてことはない、いますぐ始めよう!
本書のあとがきにこう書いてある。
明日からとは言わず、今日から、早速はじめてみましょう。
(『からだに効くおやじメシ』より引用)
そう。思いついたら即実行しなければ。ということで、これからスーパーに行ってアボカドとえのきだけを買ってきたいと思う。いってきます!
(文:三浦一紀)
【参考文献】
からだに効くおやじメシ
著者:浜内千波
出版社:学研プラス
旬の食材別に、男性に関心が高い健康に良く簡単で美味しいつまみを、素材のうんちくや調理法など読ませる要素を中心に紹介する。「メタボ効果大」「痛風にいい」「ガンの予防になる」「糖尿病予防」「加齢臭を防ぐ」「抜け毛を減らす」…なども。
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