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2017/8/12 14:00

安くて手軽! インスタントラーメンが激ウマになる3つのアレンジ

インスタントラーメンが好きです。

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カップ麺や袋ラーメンの新商品を見かけたら、とりあえず買います。

 

でも、わたしには悪いクセがあります。5食パックの袋ラーメンを買っても、1~2回ほど食べたら飽きてしまうのです。

 

独り身における「袋ラーメンを消費しきれない問題」を解決できる本がありました。
インスタントラーメン 瀬尾幸子さんの勝手にアレンジBOOK』(瀬尾幸子・著/学研プラス・刊)というレシピブックです。

 

さっそく、我が家で余っていた袋ラーメンを使って、掲載されているレシピをいくつか試してみました。

 

めかぶと貝割れ菜の冷やしラーメン

インスタントラーメン

(冷やし中華めん)……1袋

味付けめかぶ……………1パック(50g)

貝割れ菜…………………1/2パック

おろししょうが(好みで)小さじ1

(『インスタントラーメン 瀬尾幸子さんの勝手にアレンジBOOK』から引用)

 

作り方は、インスタントラーメンをゆでて、麺の水気を切ってから「味付けめかぶ」と「貝割れ菜」をのせて、冷たいスープをかけるだけ。できあがり。

 

味付けめかぶ。1食あたり約70円(3パック1組/税抜き198円)。貝割れ菜(貝割れ大根)。1食あたり約30円(1パック/税抜き58円)。

 

レシピでは「インスタント冷やし中華めん」という指定ですが、我が家で余っていた『マルちゃん正麺・塩味』を使いました。1食あたり約65円(5食入り/税抜き298円)。スープは、冷蔵庫にあった「めんつゆ」で代用しました。

 

合計は約165円。安い!

 

このレシピをおいしく仕上げるコツは、すべての材料を冷やすことです。めかぶ・貝割れ菜・スープはもちろんのこと、ゆでた麺も氷水でキンキンに冷やします。

 

袋ラーメンに付属しているスープの味に飽きていたので、めんつゆで食べる冷製ラーメンはおいしかったです。めかぶのネバネバはラーメンの喉ごしを良くして、貝割れ菜の香味と辛味には食欲をそそられました。

 

カニカマともやしの中華風焼きラーメン

インスタントラーメン

(めんのみ)……………1袋

かに風味かまぼこ………3本

小松菜……………………2株

もやし……………………1/2袋

ごま油……………………大さじ1

顆粒鶏ガラスープの素…小さじ1/3

塩…………………………小さじ1/3

こしょう…………………少々

※めんがほぐれにくいときは、水を少量加えるとよい。

(『インスタントラーメン 瀬尾幸子さんの勝手にアレンジBOOK』から引用)

 

作り方は、ザク切りにした小松菜・もやし・カニカマを、ゴマ油をひいたフライパンで炒める。味付けは、塩・コショウ・鶏ガラスープの素(チキンコンソメ)。すこし固めにゆでたラーメンを湯切りして、フライパンで炒めながら具材と混ぜ合わせる。できあがり。

 

小松菜。1食あたり約50円(1袋/税抜き98円)。

もやし。1食あたり約10円(1袋/税抜き16円)。

カニ風味かまぼこ。1食あたり約50円(1袋/税抜き95円)。

袋ラーメン。1食あたり約65円(5食入り/税抜き298円)。

 

合計は約175円。安い!

 

このレシピの主役は「小松菜」です。茎を噛みしめたときにジュワっとにじみ出る「旨み」がたまりません。モヤシのシャキシャキ感、小松菜の葉っぱのみずみずしさ。カニカマの歯ざわり。具だくさんなので飽きずに食べられました。

 

このレシピをおいしく仕上げるコツは、顆粒鶏ガラスープ(チキンコンソメ)をケチらずにたっぷり使うことです。小松菜とモヤシから水気が出るので、濃いめの味付けにしたほうが良いと思います。

 

あさりと春菊のラーメン

インスタントラーメン

(しょうゆ)……………1袋

あさり水煮缶……………20g(正味)

あさりの水煮缶の缶汁…適量

春菊………………………5本(50g)

(『インスタントラーメン 瀬尾幸子さんの勝手にアレンジBOOK』から引用)

 

作り方は、あさり水煮と缶汁を加えたスープでインスタント麺をゆでる。ざく切りにした春菊を投入して、さっと火を通す。付属のスープの素を溶かし入れる。できあがり。

 

あさり水煮20g。1食あたり約45円(60g入り/税抜き128円)。

春菊。1食あたり105円(1袋/税抜き198円)

袋ラーメン。1食あたり約65円(5食入り/税抜き298円)。

 

合計は約215円。安い!

 

春菊については、季節によっては入手しにくいかもしれません。やや割高な野菜ですが、春菊の存在感というのはすさまじいもので、インスタント麺のスープがまるで別物になります。あさりの水煮によってコクも加わります。

 

このレシピをおいしく仕上げるコツは、加熱しすぎないよう気をつけることです。煮立ちすぎると、磯の香りや春菊の香味が台無しになってしまいます。

 

ひと手間かければ激ウマになる!

『インスタントラーメン 瀬尾幸子さんの勝手にアレンジBOOK』を読めば、インスタントラーメンを飽きずに食べるためのレシピを知ることができます。

 

掲載しているレシピは50種類!

缶詰やビン詰めと野菜を組み合わせた「のせるアレンジ」「包丁いらずアレンジ」。

お肉と野菜を炒めてつくるボリュームたっぷり「炒めるアレンジ」。

じっくり煮込んでカラダの芯から暖まる「煮るアレンジ」。

冷やしラーメン、焼きラーメン、グラタンラーメンなどの「絶品アレンジ」。

 

はじめに「インスタントラーメンは飽きてしまう」と書きましたが、麺とスープだけでは飽きるのは当たり前でした。てへぺろ。

 

今回紹介したアレンジレシピは、栄養たっぷりでおいしく食べられます。我が家で余っていた『マルちゃん正麺・塩味』を使いましたが、他のインスタント麺で作れば、味わいも異なるでしょう。

 

これからしばらくは、インスタントラーメンに飽きることはなさそうです。

 

(文:忌川タツヤ)

 

【文献紹介】

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インスタントラーメン 瀬尾幸子さんの勝手にアレンジBOOK

著者:瀬尾幸子

出版社:学研プラス

安くて手軽な即席めんは、庶民の食卓の味方。のせる、まぜる、煮る、焼くなどのアレンジで、即席めんがいつもとは違うりっぱな一品に変身。そんなアレンジアイデアが満載です。無理と無駄を省いたおいしいレシピで大人気の瀬尾幸子先生が教えてくれました。

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