家事代行のプロに聞け!
何とかしなくてはと焦った私は、プロに教えを仰ぐことにしました。道をきわめている存在は頼りになります。
『家事代行のプロが教えるかしこいそうじ術』(家事代行サービスCaSy・著/学研プラス・刊)には、プロならではのアイデアが満載です。汚れたガスコンロを前に呆然と立ち尽くす私にとって、まさに救いの手です。ああ、ありがたや、ありがたや。思わず、拝みたくなるほどです。
著者は家事代行サービス業を行うCasyというサービス会社ですから、さすが、具体的にすべきことが書いてあります。
知っておきたいそうじの3原則
1:上から下へそうじする。
ほこりやごみはそうじをしている間にも重力に従い、上から下へ落ちていきます。ですから、天井から始め、棚の一番上へと、順番にそうじしていけば、効率がいいというわけです。
2:奥から手前へそうじする
水平方向にそうじする場合は、奥の方のごみを集めて、手元に集めるようにすれば、取りこぼしがありません。
3:軽い汚れからひどい汚れへそうじする
軽い汚れを落としてからひどい汚れに取りかかれば、ぞうきんなどの道具をその都度洗わなくてもすみ、手間が省けて時短になります。
実行していなかった3原則
この3原則、私は何一つできていませんでした。毎日のそうじは、床にそうじ機をかけるところから始めます。そして、あとからふと天井のほこりに気づいてはらったりするのですから、順序が逆でした。
トイレなどはたいした理由もなく、なんとなく手前から雑巾がけをしていました。トイレの奥には綿埃がたっぷり残したままになっているというのに。
さらに、汚れは一番、ひどいところから拭き取っては、雑巾をゆすぐを繰り返していました。とりあえず汚いところをなんとかしなくてはと焦るのです。
プロに任せるのもひとつの手かも
『家事代行のプロが教えるかしこいそうじ術』に触発されて、私も久しぶりに気合いをいれてそうじをしてみました。
昨年の暮れ、忙しくて大そうじをしていなかったので、我が家は空前のちらかりようです。ところが、3原則を守っただけで、不思議なことが起こりました。よどんでいた川の水が流れ始めるように、家の中の空気が一変し、澄んできたのです。
やはり、プロにはプロの工夫があると、うならないではいられません。もし、時間に余裕がなく、金銭的に余裕があるなら、たまにはプロに家事をまかせてみるのもひとつの手かもしれません。
プロがそうじをした後をなぞれば、簡単に綺麗な部屋を取り戻すことができるような気がするのですが、いかがでしょう?
【著書紹介】
家事代行のプロが教えるかしこいそうじ術
著者:家事代行サービスCaSy
出版社:学研プラス
きめ細かいサービスで人気の家事代行サービス、CaSy(カジー)のベテランスタッフが、家中を効率よく掃除するためのテクニックや準備の仕方について詳しく解説。忙しい人でも常にキレイな部屋を維持するための、目からウロコのワザと心構えを伝授する!
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