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2018/3/23 16:30

単独行動のほうがモテる! ニューヨーカーから学ぶ「おひとりさま道」

日本のおひとりさま度は加速する一方。「ひとカラ」こと、ひとりカラオケはもちろん、ひとり焼肉、ひとりバスツアー、ひとりウェディングなどあらゆるものを単独で楽しむ人が続出している。一生結婚せず独身でもいいなどと言う人も少なくないのだけれど、実はこのおひとりさま、ニューヨークではモテるのだという。

 

日本のおひとりさま事情

2017年12月に『おひとりさま専用Walker』(KADOKAWA・刊)がコンビニに並び、あちこちで品切れになった。そこにはひとりで楽しむクリスマスやアウトドアなどの情報が満載だった。おひとりさま歓迎の寿司屋やフレンチなども並び、あちこちに単独行動派が出没しているのがうかがえる。

 

データを見ても、生涯独身率は男性が23%、女性が14%に上昇し、一生おひとりさまを貫く人はどんどん増えている(2015年・国勢調査)。さまざまなアンケートを見ても「恋人がいない」と答える人の割合が急増している。「出生動向基本調査」(2015年・国立社会保障・人口問題研究所調べ)では18〜34歳の未婚者のうち恋人がいない人が男性で69.8%、女性で59.1%と過去最高の数値になったと伝えている。もはや半数以上がフリーというすごい状況なのである。

 

 

恋愛というストレス

私は常に恋をしていたいタイプなので、恋人がいない、好きな人もいない、と答える人が激増していることには戸惑いを隠せない。ひと昔前までは、いわゆるイケメンと言われる外見のいい男たちには恋人がいる確率がかなり高かった。それなのに、最近のイケメンたちにはそうした存在がない場合も多い。どうしてなのと聞くと「恋愛が面倒」「ひとりのほうが楽」だと答えるのだ。

 

恋愛が面倒と言う人がとても増えている現状には、スマートフォンの存在が大きいと私は考えている。SNSが発達し、スマホで個人が発信をできるようになったけれど、それが恋愛にとっては大きな妨げになっているのかもしれないからだ。心配性の人は、恋人のSNSでのやり取りをチェックしたり、LINEの返信が遅いとすぐに気にする。細かく日常をチェックされることに辟易する人がいるのだろう。しかしニューヨークは違う。

自由でいられる時代

日本では、あれこれ監視されることは、窮屈だ。SNSに投稿する前に「これを書いたら恋人はなんて思うだろう」「異性も一緒に映っているけど恋人は怒るだろうか」などといちいち考えなくてはならず、ひどく疲れてしまう。それならば恋人がいないまま、毎日を自由にのびのび生きていきたいと思う人が出てくるのも自然の流れだと思える。

 

このような自由な生きかたを前から実践している人たちがいる。ニューヨーカーだ。『幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う』(一色由美子・著/大和書房・刊)では、アメリカのおひとりさま事情についても触れられている。彼らは自分の気が乗らないことには、どんなに仲間に誘われても同行しない。そしてそれが認められる文化が前々からあるのだ。

 

 

おひとりさまとモテ

本によると「ニューヨークの成功している女性たちは、仲のいい友だちはいても、いつもべったりしていたり、集団で何かするということはありません」というので、まさにおひとりさま道を邁進しているように見える。けれど常におひとりさまというわけではない。パーティーなど人と交流する場ではきちんと交流し、TPOに応じて行動を変えているのだ。

 

こうした臨機応変な振る舞いができる女性はモテる。本でも「ひとりでいる分、男性もデートに誘いやすいのでモテる女性が多い」と書かれている。常に群れてはいないので、声をかけるタイミングが多いのだ。逆に日本の女性は常に他の女性と一緒にいるので、アタックしづらいと嘆く男性は少なくない。

 

ひとりで読書をしていたら「何を読んでいるのですか?」と声をかけられたという人はわりといる。実はおひとりさまでいるほうがモテる時代が来ているのかもしれない。

 

 

【著書紹介】

幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う

著者:一色由美子
発行:大和書房

見た目を変えれば、人生は変わる! リピート率86%。ニューヨーク仕込みのイメージコンサルタントの最速幸せメソッド。

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