「なぜ」を自問自答する
「なぜ」を考え続けることだ。
人に対してこれをやらかすと、相手の時間を奪って失礼だし、嫌われる。
だが、自分が1人で熟考する際には、「なぜ」を繰り返すことは有効だ
(『たった2分で、自分を磨く。』から引用)
経営コンサルトの世界では、「真逆」と「なぜ」を考えることが習慣になっているそうです。
表と裏。黒と白。物事の「真逆」を考えることで、思考が2倍になります。業界内で当たり前になっていることの「真逆」を考えることで、競合他社を出し抜くアイデアが生まれるのです。
常識や慣例を「なぜ」と疑い続けることは、これまでなかった製品やサービスを作り出すきっかけになります。「なぜ」によって思考を深めるとき、いちばん必要なのは「体力」です。ひとつのことを考え続ければ、やがて答えが見つかります。
報われない努力はやめる
報われない努力をしている人は、自分でも薄々気づいているのだ。
「このまま勉強し続けても、どうせ合格しないだろうな」
「このまま仕事を続けても、どうせ出世できないだろうな」
(中略)
胸に手を当てて考えた結果、「努力に逃げているな」「報われないな」と悟ることができたら、あなたは大きく飛躍したことになる。
(『たった2分で、自分を磨く。』から引用)
不運。不遇。貧乏。おなじ時間を学んだり働いたりしても、報われる人と報われない人がいます。それを「人生における理不尽」だと思いますか?
「報われる」とは、目的に達するということです。そのためには、ふさわしい努力を要します。しかし、努力したからといって達成できる(報われる)とは限りません。能力の伸びしろは、人それぞれだからです。
「報われない」と感じたときは、もう手遅れです。自分の可能性に見切りをつけています。すでに評価と判断が終わっています。おとなしく従って、別の「報われる」かもしれないことにチャレンジしましょう。ふさわしいタイミングで損切りすることも「成長」です。お試しください。
【書籍紹介】
たった2分で、自分を磨く。
著者:千田琢哉
発行:学研プラス
才能とは何か?努力とは何か?修行とは何か?知性とは何か?プロ意識とは何か?――自分を磨き、人格を高めていくためには上質の言葉のシャワーを浴びることが何よりも重要だ。カリスマ・千田琢哉が成長し続ける20代の背中を押す、63の気づきの言葉。