初任給が出て、ホクホク顔の新入社員も多いことでしょう。何か記念になるものを買おうか、はたまた将来に備えて貯金しようかと迷っている人もいると思います。
新入社員の皆さんに、数年後、昇進や仕事の成功のご褒美に、ぜひ購入を検討していただきたいのが腕時計です。特に、名だたる高級ブランドの腕時計は“自分へのご褒美”にぴったり。身に着けることでやる気を生み出してくれるに違いありません。
腕時計選びのために、この一冊
とはいっても、腕時計はブランドもモデルもさまざまですから、何を買えばいいのか迷ってしまいます。
そこで、腕時計が気になっている人には、「WATCH NAVI 4月号2018 Spring」(WATCH NAVI編集部・編/学研プラス・刊)を手に取ることをおすすめします。時計店に行く前に、あらかじめ欲しいモデルの目星をつけておきましょう。店員さんとのやり取りもスムーズになると思います。
今号では、腕時計選びのポイントを希少性、取扱店舗数、長期使用、そしてフレッシュブランドの4点から分析しています。人とかぶらない、差をつけるモデルが欲しいと考えている人には、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
手に入りにくいレアモデルを買う
“希少性”の高い腕時計といえば、アンティークモデルです。昨年10月、故ポール・ニューマン氏が愛用していたロレックスのデイトナが、約20億円で落札されたのは記憶に新しい出来事です。こうしたアンティークは世界中にコレクターがいるため、価値が高騰する一方ですが、実は腕時計には現行モデルでも手に入りにくい時計が存在します。
例えば、前出のデイトナは現行品でも人気が高く、ロレックスの正規店に行っても店頭に並ぶことは極めて少ないモデルです。定価127万4400円という高額であるにも関わらず、ネットの情報によると、入荷してわずか数秒で売れてしまったという話を耳にします。
“レアモノ”“限定品”を好むのは、人間の性というもの。希少な時計を運良く入手できれば、所有欲を高めてくれること、間違いなしでしょう。
取扱店が少ないブランドは長く愛用できる?
取扱店が全国にわずか21店しかないコルムや、8店のポルシェ・デザイン、9店のH.モーザーなど、“取扱店舗数”がそもそも少ないブランドは人とかぶることは少ないといえます。
また、世界最高級ブランドのパテックフィリップもわずか30店、オーデマピゲも13店しかありません。取扱店舗数を絞ることは、必然的に希少性を生み出します。また、量産を行わないぶん、万が一のことがあってもきめ細やかなサービスが受けられるのもメリットのひとつです。
腕時計は丁寧に扱えば、一生使い続けることができるケースも少なくありませんから、“長期修理”を受け付けているかどうかも、選ぶときのポイントになります。
例えば、パテックフィリップやオーデマピゲは、100年以上前のモデルでも修理を受け付けています。お値段は決して安くありませんが、そのぶん親から子へと受け継げるのですから、ロマンを託すにはぴったりですね。
新興ブランドも負けていません
腕時計の世界では創業から100年を超えるブランドが珍しくありません。あえて、“フレッシュブランド”に目を向けてみましょう。
2008年に創業したモリッツ・グロスマンは、まだまだ歴史の浅いブランドです。しかし、ドイツの時計づくりの伝統を受け継ぎ、少数の職人が手作業で制作し、そのクオリティに注目が集まっています。2001年に創業したリシャール・ミルは、1本1000万円超が当たり前という超高額な時計ですが、セレブの間で人気が急上昇。成功者のシンボルとして語られるようになっています。
国産ブランドでは、2005年に立ち上がったミナセが注目株です。秋田県の雪深い山奥で、職人が手仕事で組み立てています。30万円台から購入できますので、国産で質の高い時計にこだわる人におすすめです。
腕時計の奥深い世界に触れよう
いかがでしたでしょうか。本書には様々なブランドがずらりと紹介されています。腕時計といえばロレックスやオメガ、セイコーしか知らないという人にこそ、ページをめくっていただき、奥深い世界に触れていただきたいと思います。
「腕時計は選んでいる時が一番楽しい」と言う人もいます。じっくりと悩んで、オンリーワンの1本を手にしてくださいね。
【書籍紹介】
WATCH NAVI 4月号2018 Spring
著者:WATCH NAVI編集部
発行:学研プラス
一体どれが価値ある時計? いまやヒト桁万円~1億円までと価格レンジが広がり、多様化する時計の魅力。巻頭特集では素材や機械の根本的な魅力から、全世界での生産本数、日本での取り扱い店数などまで考察し、その価値を再定義する。
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