「好奇心」がもたらす害について
好奇心旺盛と聞くと、あちこちに手を出すことだと勘違いしている人が多い。(中略)本物の好奇心とは、一途なことだ。
(『集中力を磨くと、人生に何が起こるのか?』から引用)
「好奇心が旺盛」といえば聞こえは良いですが、ただの浮気者にすぎません。男女ともに、浮気症の人は信用してもらえません。一途(いちず)であり続けることが、一流になるための条件です。
革製品は、おなじものを何十年も手入れして磨き続けることにより、すばらしい味わいが生まれます。ひとつのものに思いを注ぎ続けること、すなわち集中力こそがオンリーワンの魅力になるのです。
「締め切り」で苦しまないための思考法
仕事は、締め切りまでの期間が短いからしんどいのではない。他人が決めた締め切りを守らなければならないと思っているから、しんどいのだ。
(『集中力を磨くと、人生に何が起こるのか?』から引用)
期限や締め切りは、わたしたちを「束縛」しています。不快なイメージですが、それは「他人から押しつけられた束縛」だからです。
締め切りを自発的に決めることは、誓約と言い換えることができます。誠実であることを「誓う」おこないは、気持ちが高まります。けっして不快ではないはずです。
集中する→仕事が早く終わる→スケジュールに余裕ができる。他人が決めた「締め切り」を前倒しできるようになれば、マイペースに仕事ができます。リラックス度が高まるので、さらに仕事のクオリティが向上します。
時間や気持ちに余裕があれば、新しいことを学ぶ意欲が高まります。集中力を高めれば、得することばかりです。お試しください。
【書籍紹介】
集中力を磨くと、人生に何が起こるのか?
著者:千田琢哉
発行:学研プラス
仕事、勉強、人間関係、そして恋愛…。20代のカリスマ・千田琢哉が大手損保勤務時代、そして経営コンサルタント時代にビジネスエリート3300人から学んだ集中力の磨き方。成功者すべてが実践し、見事に成功をつかんだ「集中の鉄則」を本書で公開する。