誰もが気軽に発信できる時代だからこそ全力で
この本を読んでいると「まだまだ日本も面白いな」と思えると同時に、自分も何か表現してみたい! という気持ちも出てきます。
SNSで気軽に発信できるような時代になった今、誰もが表現者になれる時代ではありますが、流行に乗っかったような表現ではなく「本当に自分がやりたいこと」を見つけ出し、全力で取り組んでいる人たちは心の底からかっこいいと思えました。誰かの真似でもいいけど、なんとなくで表現しないで全力で取り組むことが大切なんだと思います。気になった方はぜひ『アウトサイド・ジャパン』を読んで、表現の楽しさを再発見してもらえればと思います。
【書籍紹介】
アウトサイド・ジャパン
著者:櫛野展正
発行:イースト・プレス
ウトサイダー・アートとは、一般的には美術の教育を受けていない人々の創作のことを指す。しかしいま、アウトサイダー・アートといえば障害のある人たちの表現活動ばかりにスポットが当たりがちである。日本初のアウトサイダー・キュレーターである櫛野展正氏は、障害のあるなしにかかわらず、表現せずには生きられない、表現者と呼ぶにふさわしい隠れた芸術家たちを多く発掘してきた。本書では、日本全国津々浦々、135人の表現者たちを10のテーマ別に一挙に紹介。アウトサイダー・アーティストを網羅した日本で初めての試みである。