毎年2月22日はニャンニャンニャンがの語呂合わせから「猫の日」として親しまれていますよね。猫ちゃん向けの番組が放送されたり、SNSでも盛り上がったり猫好きにはたまらん1日です。が……! ちょっと待ったぁ〜!! 今年は、ネコ科の動物にまで視野を広げて、楽しんでみませんか?
今回は、日本国内の動物園にいるネコ科の動物がたっくさん掲載されている『ほぼねこ』(RIKU・著/辰巳出版・刊)をご紹介。「え、トラってこんな表情するの!?」「ね、ねこやん」と思いながら時間を忘れて楽しむことができますよ。
「こんなに美しい生き物がいるんだ」
『ほぼねこ』は、北海道の旭山動物園、秋田県の大森山動物園、静岡県の伊豆アニマルキングダムと浜松市動物園、石川県のいしかわ動物園にいるトラ、ライオン、ユキヒョウ、ホワイトタイガーたちが掲載されています。
著者のRIKUさんは2016年ごろから休日に日本全国の動物園を巡り、写真を撮影し始めたそう。現在はXやInstagramのフォロワーは合わせると20万人超! 『ほぼねこ』には厳選された写真がたっぷりと掲載されています。そんなRIKUさんが大きなネコ科のもふもふさんたちを撮影し始めたきっかけはどんなことだったのでしょうか?
こんなに美しい生き物がいるんだーー。
ふと訪れた動物園でトラやユキヒョウを見て感銘を受けたことが、動物写真を撮り始めたきっかけでした。(『ほぼねこ』より引用)
大人になってから動物園ってなかなか行かないですよね。RIKUさんの写真を見ていると「動物ってこんなに感情豊かなんだ!」と本当に驚かされました。『ほぼねこ』を眺めていると、週末は動物園に行ってみようかな? ネコ科のもふもふさんたちを愛でに行こうかな? そんな気持ちにさせてくれますよ!
子どものトラやライオンがめちゃかわいい……!
トラやライオンには「怖い」イメージもありますが、『ほぼねこ』に掲載されている動物たちは、みんな「かわいい」んです!。とくに子どものトラやライオンがコテン♪ とこちらにお腹を見せながら、カメラ目線なんか頂いちゃうとメロメロです。動物園でこんな姿を見たら、年甲斐もなく「ぬいぐるみかってか〜えろ」ってなること間違いなし(笑)。
ボールで遊んだり、急に親に噛みついたり、尻尾を追い回したり、高いところに登れずあたふたしたり、「これ、猫でも見たことある!」な仕草が満載です。読み始めは「ライオンでしょ」とか、腕の太さや胴体の大きさから「犬よりでもあるよな?」なんて思ってしまいますが、ページをめくるたびに猫ポイントが加算されていきます。自分でも何を言っているかわからなくなってきますが(笑)、読み終わった後には「うん、ほぼ猫だな」と唸ってしまうはずです。猫好きさんはもちろんのこと、ただただ癒されたい! と疲れ切っている現代人のみなさんにもこの感覚を体験してもらいたいと思います。
『ほぼねこ』読んで、大きなもふもふさんたちに会いに行こう!
『ほぼねこ』は、プレゼントにもおすすめの写真集です。お子さんからご年配の方まで誰もが楽しめる1冊になっています。ちょっと心が疲れたとき、ペットを飼いたくても飼えなくてうずうずしているとき、忙しい毎日に忙殺されているときなど、どんなときに眺めてもほっとできるはず。もちろん、ご自宅で猫を飼っている方でも「あぁ〜うちの子もこんなことするよぉ!」と共感できることも間違いなし! 猫好きさんへのプレゼントの候補に入れてみてくださいね。
また『ほぼねこ』に掲載されている大きなもふもふさんたちには、会いにいくことができます! 個人的に会いに行きたいと思ったのは、浜松市動物園のアムールトラさんアースくん。現在、アースくんは豊橋総合動植物公園の「のんほいパーク」へお引っ越ししたとのこと! 『ほぼねこ』では、どこの動物園で撮影されたもふもふさんなのかしっかり紹介されているので、気になった子は調べて会いに行ってみましょう。今年の猫の日は、すこ〜し範囲を広げてネコ科のもふもふさんも愛でてみませんか?
【書籍紹介】
ほぼねこ
著者:RIKU
発行:辰巳出版
トラ、ライオン、ユキヒョウ、ホワイトタイガー… デカモフ猛獣たちの「ほぼ、ねこ」な写真を集めました。SNSフォロワー数20万人超の人気アカウントRIKUさん待望の写真集! 旭山動物園(北海道)、大森山動物園(秋田県)、伊豆アニマルキングダム(静岡県)、浜松市動物園(静岡県)、いしかわ動物園(石川県)で撮影されたネコ科の大型動物たちの、野性的でありながら愛らしい、まるで猫のような姿をお楽しみください。