iOS 11では、写真の注釈機能である「マークアップ」がさらに強化されました。ペンツール、テキスト挿入、拡大鏡などの従来の機能に加え、今回の更新では図形の挿入ができるようになりました。上手に利用して、自分好みに写真をデコレーションしてみましょう!
マークアップ画面を表示する
マークアップを使うには、まず「写真」アプリで編集したい写真を表示します。
↑「写真」アプリを起動し、マークアップで編集したい写真をタップして開きます。ここで、右上の「編集」をタップします
↑編集用の画面に切り替わるので、右下の「…」アイコンをタップします
↑メニューが表示するので、「マークアップ」アイコンをタップします
写真に吹き出しや矢印を入れる
マークアップ画面では、下部に編集用のツールが表示されます。iOS 11から利用可能になった吹き出しや矢印などの図形を挿入したい場合は、右下の「+」ボタンから指定します。各図形ごとにスタイルの変更もできるようになっています。
↑図形を挿入する場合は、右下の「+」ボタンをタップし、使用したい図形の種類をタップします
↑たとえば矢印を選択すると、このようにシンプルなスタイルが挿入されますが、画面下部の図形アイコンをタップしてスタイルの変更が可能です。また、その左側の丸型アイコンをタップすると色の変更もできます。矢印の支点をドラッグして位置や長さなどを整えたら、画面上の何もないところをタップすると挿入が確定します
↑吹き出しを選択した場合は、最初はノーマルの枠線形式が挿入されますが、画面下部の図形アイコンから塗りつぶしなどのスタイルに変更できます。矢印の場合と同様に、色の変更、位置や形状を整えて挿入を確定させましょう
↑右下の「+」→「テキスト」をタップし、テキストを入力して吹き出しの上に配置しましょう。なお、編集作業をやり直したい場合は、左下の「元に戻す」アイコンをタップすれば直前の操作を元に戻せます。作業が終わったら、右上の「完了」をタップします
↑編集内容が適用された写真が表示されるので、問題なければ右下のチェックマークをタップすると写真が上書き保存されます。なお、保存したくない場合は左下の「×」をタップします
図形の挿入が可能になったことで、マークアップの表現の幅が格段に広がりました。本格的な編集アプリがなくても、ひと通りの加工なら十分にこなせそうです。メールやSNSなどで友だちに見せたい写真は、ぜひマークアップで楽しく編集してみてください。