マイルがたくさん貯まると、特典航空券に交換できるなどおトクがいっぱい。マイルを効率よく貯めるためには、まずJALとANAのどちらでマイルを貯めるのか、一本化することがオススメ。
また、より効率的にマイルを貯めるためにキモとなるのが「ポイ活」。楽天市場やYahoo!ショッピングなどで買い物するときは、ポイントサイトを経由してポイントを獲得できます。ポイントサイト経由でクレジットカードを作るのも定番で、ポイントが貯まったらマイルと交換しましょう。
※こちらの記事は「GetNavi」 2020年3月号に掲載された記事を再編集したものです。
「ANA」「JAL」どちらのマイルを貯めるか選んで一本化せよ!
ANAとJAL、どちらのマイルを貯めるか迷う人も多いでしょう。そこで、両社の特徴や提携航空会社、マイルの交換先などを比較。以下を参考に、自分に合ったマイレージライフを始めましょう!
【JALマイレージバンク(JMB)】
JAL(日本航空)グループが提供するサービス。JALグループ便への搭乗で貯まるほか、提携クレジットカードの利用で、利用額に応じたマイルが直接貯まる。マイルは、ワンワールド アライアンス加盟航空会社などの特典航空券に交換可。
●国内線予約開始日:搭乗日の330日前(午前9時30分から)
●国際線予約開始日:最終区間出発日の360日前(午前10時から)
●独自のプラン
「どこかにマイル」は、通常の半分以下のわずか6000マイルで、羽田・伊丹・関西発の特典航空券(往復・普通席)に交換できます。申し込み時にJALから4つの行き先候補が提案され、申し込みから3日以内に行き先の通知が届きます。
●提携の航空会社:計20社
ワンワールド アライアンス加盟航空会社(アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイパシフィック航空、フィンエアー、イベリア航空など)、エールフランス航空、ハワイアン航空など。
●マイルの主な交換先
特典航空券(6000マイル<国内線>〜)、国際線アップグレード(9000マイル〜<エコノミー→プレミアムエコノミー>)、e JALポイント(5000マイル〜)、電子マネーWAON(1万マイル〜)、Amazonギフト券(1万マイル〜)など。
●こんな人にオススメ
マイルの使いやすさを重視する人に!
貯めたマイルの使いやすさに定評があり、特典航空券が比較的取りやすいと言われるJALのマイル。JAL便の利用機会が多い人はもちろん、「どこかにマイル」で気ままな旅を楽しみたい人にもオススメ。
老舗のJALならではのサービスが魅力
便利なサービスもJALのマイルの魅力。JALカードで決済すると直接マイルが付くため、ポイント移行の手間は不要。そのほか、会員限定のマイル割引キャンペーンが開催されることも多いです。
【ANAマイレージクラブ(AMC)】
ANA(全日本空輸)グループが提供するサービス。ANAグループ便への搭乗で貯まるほか、提携クレジットカードの利用で貯まったポイントをマイルに移行できます。マイルは、スターアライアンス加盟航空会社などの特典航空券に交換可。
●国内線予約開始日:搭乗日の355日前(午前9時30分から)
●国際線予約開始日:最終区間出発日の355日前(午前9時から)
●独自のプラン
2019年度限定で、片道3000マイル〜と通常(5000マイル〜)より少ないマイルで特典航空券に交換できる「今週のトクたびマイル」を実施中。対象路線・必要マイル数は、対象搭乗期間開始日2日前の17時ごろに発表されます。
●提携の航空会社:計38社
スターアライアンス加盟航空会社(ユナイテッド航空、シンガポール航空、タイ国際航空、ルフトハンザ ドイツ航空、エバー航空、ニュージーランド航空など)、吉祥航空、エティハド航空、ベトナム航空など。
●マイルの主な交換先
特典航空券(5000マイル<国内線>〜)、国際線アップグレード(9000マイル〜<エコノミー→プレミアムエコノミー>)、ANA SKY コイン(1マイル〜)、ANA国際線 超過手荷物料金支払い(1000マイル〜)、楽天Edy(1万マイル〜)、楽天スーパーポイント(1万マイル〜)など。
●こんな人にオススメ
ポイントサイトでザクザク貯めたい人に!
「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」があれば、各種ポイントサイトで貯めたポイントを高レートでマイルに交換できます。ポイントサイトでがっつり貯めたいなら、ANA一択と言えます。
日常生活での貯めやすさで、多くの陸マイラーが支持
セブン-イレブンやENEOSなど「ANAカードマイルプラス」加盟店では、ANAカードでの決済でクレカポイントとは別にマイルが自動で貯まります。加盟店は日常で使う施設が多く、陸マイラーにやさしいです。
すでに貯めているポイントはすべてマイルに移行せよ!
マイルを少しでも多く貯めたいなら、共通ポイントもマイルに移行してみましょう。「チリも積もれば〜」で、その効果は絶大。各共通ポイントの交換レートと合わせて、相性の良いクレカも紹介します。
【CHECK!】陸マイラーはこう貯める!
陸マイラーがマイル獲得に利用するのはポイントサイト。ネットショッピングをポイントサイト経由で行うなどして、ポイントサイトのポイントを貯めまくります。もちろん実生活でクレジットカードを使い倒すのは基本中の基本です。
JAL派がマイルに交換するならコレ!
その1. Pontaポイント2P→JAL1マイル
ローソンやじゃらんnetなどの利用で貯まるポイント。JALマイル移行には「JMB×Ponta会員登録」が必要。2Pから交換できるのも便利です。
【Pontaポイントが貯まりやすい!】
ローソンPontaプラス
年会費/無料、国際ブランド/Mastercard、還元率/4%(ローソン)・0.5%(その他)
ローソン、ナチュラルローソン、ローソンストア100でいつでも100円につき4Pが貯まります。それに加え同店では、消費者還元事業期間中、2%ぶんの即時割引も受けられます。
その2. dポイント5000P→JAL2500マイル
マクドナルドなど街の加盟店でポイントが付くほか、ドコモのスマホ利用料に対しても付与されます。JALのマイルとの交換上限は1か月あたり4万P。
【dポイントが貯まりやすい!】
dカード
年会費/無料、国際ブランド/Visa・Mastercard、還元率/1%〜
「dカード特約店」で買い物するとポイント還元率が2%以上に。ローソンやノジマでの買い物なら、3%値引きと2%ポイント還元が受けられさらにおトクです。
その3. ビックポイント4000P→JAL1000マイル
ビックカメラ系量販店での買い物で貯まるポイント。「JAL&Bicジョイントサービス」に登録することでJALのマイルとの相互交換が可能に。
【ビックポイントやマイルが貯まりやすい!】
BIC CAMERA JMB WAONカード
年会費/無料
ビックカメラ系列店で買い物すると、ビックポイントの代わりに100円につきJALのマイルが3マイル貯まります(※)。WAON加盟店でのWAON払いでは、200円につき1マイル積算。
※:10%ポイントサービスの商品を現金で購入する場合、100円で貯まるビックポイント10Pの代わりに、JALのマイルが3マイル貯まります。その際、同カードとJALタッチ&ゴー登録済みのスマホが必要。買い物の際は、マイル積算かビックポイント積算かを選びます
ANA派がマイルに交換するならコレ!
その1. 楽天ポイント50P→ANA25マイル
楽天市場や楽天トラベルなどのサービス利用、楽天Edy・楽天ペイでの決済など様々な場面で貯まるポイント。50Pから交換できるのも魅力。
【楽天スーパーポイントが貯まりやすい!】
楽天カード
年会費/無料、国際ブランド/Mastercard・Visa・JCB・American Express、還元率/1%〜
楽天ポイントカード機能、楽天Edy機能を搭載。楽天ポイント提携先で利用すると1.5%〜還元されます。楽天市場での買い物ならいつでも最大3%還元に。
その2. Tポイント500P→ANA250マイル
ファミリーマートをはじめ全国約17万店舗(リアル店舗)での利用で貯まります。PayPayユーザーなら、アプリ上でモバイルTカードを表示可能。
【Tポイントが貯まりやすい!】
Yahoo! JAPANカード
年会費/無料、国際ブランド/Visa・Mastercard・JCB、還元率/1%〜
Tカード一体型で、Tポイント提携店での提示と支払いでTポイントがさらに貯まります。公共料金や一部税金の支払いでも、100円につきTポイント1Pが貯まっておトク。
その3. nanacoポイント500P→ANA250マイル
電子マネーnanacoの利用で貯まるポイント。200円(税抜)相当の支払いにつき1P付与されます。手続きは電子マネー「nanaco」サイトで行う。
【nanacoポイントが貯まりやすい!】
セブンカード・プラス
年会費/無料、国際ブランド/JCB、Visa還元率/0.5%〜
セブン-イレブンなどセブン&アイグループの対象店でのクレカ払いでは、200円につき2Pを付与。電子マネーnanacoへのチャージ+nanaco払いでも、計1%ポイント還元。
移行するときのポイントとマイルのマッチングを考えよう
マイル獲得に共通ポイントは欠かせません。1回の買い物で貯まる量は少ないですが、1年間コツコツ貯めれば、かなりのマイル数になります。
注意したいのは、多くのポイントがANAとJALの一方のマイルにしか移行できないこと。ANAマイルを貯めたいなら、ANAマイルに交換しやすいポイントを貯めるべし。共通ポイントが貯まるメインカードを持っている場合、そのポイントから移行しやすいマイルをチェックしておきましょう。
さらにマイル移行のタイミングも大事。マイルは有効期限が3年間のため、ポイントの有効期限が切れる直前まで移行を待てば、全体の有効期限をより長くできます。
ちなみに付与ポイントが2倍3倍になりやすい楽天カードは、マイルに換算しても還元率1%以上でおトク。ローソン利用が多いなら、同店で4%ポイント還元のローソンPontaプラスが有利です。
また、マイルの有効期限が近づいたら、日常で利用しやすい共通ポイントへの交換もアリ。この場合、多くのポイントが等価交換(1マイル=1P)になります。
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