このコーナーでは、いまさら聞けないiPhoneの基礎知識を解説し、より便利にiPhoneを使いこなせるようサポートします。
iOS 10がリリースされ、UIデザインや機能などが大幅に変更されましたが、去年の7月より開始された定額制音楽ストリーミングサービス「Apple Music」は、今回のアップデートでどのように変更されたのでしょうか? 今回は、iOS 9とiOS 10の「Apple Music」の機能の違いを詳しくご紹介します。
より見やすくなったデザイン
まず、標準の音楽再生アプリ「ミュージック」を見ていきましょう。iOS 10になって、一番大きな変化を感じられるのが全体的に見やすくなったUIデザインでしょう。
上の画像は新しくなった「iOS 10」のミュージックの画面ですが、全体的にフォントサイズとアートワークの表示が大きくなり、「iOS 9」よりも見やすくなっています。特にカテゴリのフォントサイズは、これまでの文字の大きさに慣れたユーザーにとっては、インパクトのある大きさになっています。下記の「iOS 9」の画面と比較してみると、その差は一目瞭然。
再生画面も変更されています。「iOS 9」が画面いっぱいにメニューを表示させているのに対し、「iOS 10」は再生画面から他の色々なページに遷移しやすいデザインになっています。
大幅な変更が加えられているため、従来のUIに慣れているユーザーは、しばらく違和感を感じてしまうかもしれませんね。
便利になった歌詞表示機能
デザインの面では好みが分かれる印象がありますが、iOS 10の「Apple Music」ではより音楽をディープに楽しむことができる機能が追加されています。
例えば、再生中の音楽から右下の「…」ボタンを押すと「歌詞」というメニューが表示されます。この「歌詞」をタップすると「Apple Music」で配信されているほとんどの音楽で歌詞が表示されるようになりました。
進化した「For You」や「見つける」機能
iOS 10では、「Apple Music」の中からおすすめの音楽を表示してくれる「For You」機能も新しくなっています。新しく追加された項目は「My Favorites Mix」というリストで、これまでの再生回数に応じて追加されるアーティストの曲も変わるため、お気に入りのアーティストばかりが揃うようになっています。
「Apple Music」の「New」という項目はiOS 10から「見つける」という名称に変更されています。新しい「見つける」では、これまでのような限定配信曲や無料のアルバムなどに加えて、最新の曲やよく聞かれている曲のランキングなどを表示させる事ができるようになりました。
OSのアップデートをすべきか悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。