売上や成績の順位を入力際、どうしていますか? 数値が大きい順に並べ替えれば簡単に順位をつけることができますが、項目の並びを替えたくない、というときもあるでしょう。そんなときは、RANK.EQ関数が便利です。そのほか、準優勝(2番目に大きい)の値を求めることができるLARGE関数やブービー賞(下から2番目)の値を求めることができるSMALL関数など、順位にまつわるテクニックを紹介します。
RANK.EQ関数を使った順位のつけ方
順位を付けるには、RANK.EQ関数を使います。関数の()内では、数値、範囲、順序(大きい順なら0、小さい順なら1)を指定します。
ここでは、東海岸店の売上高のセルC3(数値)が、全店の売上高セルC3~C14(範囲)のなかで、何番目に大きいか(順序)を求めるため、 「=RANK.EQ(C3,$C$3:$C$14,0)」と入力しています。全店の売上高セルは、数式をコピーしても範囲がずれないように絶対参照で指定しています。
準優勝(2番目に大きい)の値を求める
大きい順に並べたとき、2番目に大きい値を求めるには、LARGE関数を使います。入力する際は、LARGE(範囲,順位)というように指定します。
ここではスコアのセルB3~B8を大きい順に並べたときの(範囲)、2番目の値(順位)を求めるために「=LARGE(B3:B8,2)」と入力しています。なお、トップは順位を「1」にして「=LARGE(B3:B8,1)」で求めることができますが、「=MAX(B3:B8)」を使うこともできます。
ブービー賞(2番目の小さい)の値を求める
大きい順に並べたとき、2番目に小さい値を求めるには、SMALL関数を使います。入力方法はLARGE関数と同じく範囲と順位を指定します。
ここでは「=SMALL(B3:B8,2)」と入力し、、スコアのセルB3~B8を大きい順に並べたとき(範囲)、2番目に小さい値(順位)を求めています。
順位に関する関数、いかがでしたでしょうか? ビジネスの世界で売上や成績を整理することも多いと思いますので、しっかりマスターしておきましょう。