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ポケットに入る大光量、α7Cの顔検出と連動する小型軽量ストロボ「HVL-F28RM」

ソニーは、 安定した通信が可能な電波式ワイヤレス通信に対応したストロボ「HVL-F28RM」を2020年12月11日に発売する。希望小売価格は27,170円 (税別)。

HVL-F28RM

 

「HVL-F28RM」は、大光量と堅牢性を実現した小型・軽量のクリップオンストロボ。発光部や内部構成を見直すことで、従来機種「HVL-F32M」から高さ約30%減、体積約12%減、質量約7%減を実現。幅65.1×高さ83.5×奥行91.4mm、重さ約219gと、ポケットにも収まる持ち運びやすい小型・軽量となっている。

HVL-F28RM
▲「α7C」への装着例

 

α7C」の顔検出と連動し、光量やホワイトバランスをカメラ側で調整する新機能に対応する。照射角50mm時には、上位機種「HVL-F45RM」にほぼ匹敵するガイドナンバー28 (ISO100・m) の光量を得ることができる。さらにカメラ本体との緻密な連携により、光量のばらつきが抑えられ、安定した発光が可能だ。発光アルゴリズムの最適化によるオーバーヒート耐性も備えており、長時間の連続撮影時も常に安定した発光が可能となっている。

 

また、新開発の「サイドフレーム補強構造金属シュー」の搭載により、電気端子部を含む全方向の衝撃に強く、高い堅牢性も実現する。防塵・防滴に配慮した設計となっているほか、ロックレバーに連動して昇降するカバーにより、対応するカメラボディでは接続部への水滴やほこりなどの侵入をより強く防ぐことができる仕様となっている。「α7S III」「α9 II」「α7R IV」への装着時には、接続部をより広く覆って、特に高い保護性能を実現する。また、対応カメラの「外部フラッシュ設定」から調光補正、光量比設定などの詳細な操作が可能で、カメラのカスタムキーに設定しておけば、ファインダーをのぞいた状態で設定画面を呼び出すことができる。

※2020年9月15日時点の対応機種は「α7C」「α7S III」「α7R IV」「α7R III」「α7 III」。

 

0 / 20 / 40 / 60 / 80 / 120°でクリックによる角度設定をすることができるほか、0°の位置にロックを追加。撮影現場で不意に角度が切り替わることを防止する。ワイヤレス多灯撮影時には、レシーバーだけでなくコマンダーとしても使用可能。最大5グループに分けて、最大15台までの対応ストロボやレシーバーと接続することができ、最大約35mの通信距離でのワイヤレス撮影を可能にする。

 

先行展示

ソニーショールーム/ソニーストア銀座、ソニーストア札幌、ソニーストア名古屋、ソニーストア大阪、ソニーストア福岡天神にて2020年9月18日から先行展示を行う。

 

SONY HVL-F28RM 主な仕様

最大ガイドナンバー 28 (照射角50mm、ISO100・m)
照射角 50mm固定 (ワイドパネル装着時 24mmレンズの画角をカバー)
バウンス 上 120°
色温度 5500K
電源 単3形乾電池2本 (アルカリ、ニッケル水素)
サイズ W65.1×H83.5×D91.4mm
質量 219g (本体のみ)
付属品 端子保護キャップ、ミニスタンド、ポーチ、防塵・防滴カバー

 

 

〈文〉柴田 誠