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開放F2のコンパクトな大口径ポートレートズームレンズ「タムロン 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD」

タムロンは、フルサイズミラーレスカメラ対応の大口径望遠ズームレンズ「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD」を2021年10月28日に発売する。対応マウントはソニーEマウントで、希望小売価格は229,900円 (税込)。

35-150mm F/2-2.8 Di III VXD

2021年8月5日に開発発表された大口径ポートレートズームレンズで、年内の発売が予定されていたもの。なお、今後の新型コロナウイルス感染症の影響により、発売時期見直しの可能性があるとしている。また、すでに予想を上回る予約があり、一部に供給遅れが発生する可能性も予告されている。

■準広角35mmから望遠150mmまでカバー

35mmから150mmまでの特徴的な焦点距離を持ち、全身から表情のアップまで、レンズ交換することなく1本のレンズでポートレートを撮影することができる。

■光学性能

特殊硝材LD (Low Dispersion=異常低分散) レンズ4枚とGM (ガラスモールド非球面) レンズ3枚を配置した15群21枚構成で、ズーム全域において高い光学性能を実現。大口径ならではの美しくやわらかなボケ味が得られる。最短撮影距離は広角端35mmで0.33m、望遠端150mmで0.85mだ。絞り羽根は9枚の円形絞り、フィルター径はφ82mmを採用する。

■高速・高精度AF

AF駆動にはリニアモーターフォーカス機構VXDを採用。応答性に優れ、大口径レンズであっても最短撮影距離から無限遠まで、ストレスのないピント合わせが可能となっている。動体へのフォーカス追従性にも優れ、シャッターチャンスを逃すことなく撮影できる。また、静寂性にも優れているので、動画撮影にも適している。ソニー製カメラに搭載されている「ファストハイブリッドAF」「瞳AF」などの各種カメラ機能にも対応する。

■操作性と質感が向上

レンズを構成する各パーツを細部まで見直し、新デザインを採用したことで、操作性と質感の向上が図られている。また、簡易防滴機構をはじめ、防汚コート、フードロック機構による高い利便性も備える。

35-150mm F/2-2.8 Di III VXD

■カスタマイズが可能

新開発の専用ソフトウェア「TAMRON Lens Utility」に対応しており、カスタムスイッチやフォーカスリングのカスタマイズが可能だ。「TAMRON Lens Utility」を使用したファームウェアのアップデートにも対応する。

TAMRON 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD 主な仕様

モデル名 A058
マウント ソニーEマウント
焦点距離 35〜150mm
開放絞り F2-2.8
最小絞り F16-22
レンズ構成 15群21枚
画角 (対角) 63°26’〜16°25’
絞り羽根枚数 9枚 (円形絞り)
最短撮影距離 0.33m (WIDE) / 0.85m (TELE)
最大撮影倍率 1:5.7 (WIDE) / 1:5.9 (TELE)
フィルター径 φ82mm
最大径×長さ φ89.2×158mm
質量 1165g
付属品 花型フード (ロック付)、レンズキャップ)、レンズキャップ