特集

第34回CAPAレンズ大賞ノミネートレンズ発表!本戦に進むのはこの18本

“ユーザーの視点から選ぶ”をコンセプトにした「第34回 CAPAレンズ大賞」の選考審査がスタート。対象となるのは、2018年1月1日から2018年12月31日までに発売された60本(シネマレンズは除く)。審査員10名の投票によって本選に進むレンズが決まった。

 

手ごろな価格&サイズ感で高性能なレンズがノミネート

CAPAレンズ大賞とは性能や価格などを総合的に評価し、「ユーザー視点」で選び表彰する賞だ。高性能・高画質だけを評価基準とせず、カメラファンや写真愛好家におすすめできるという観点で、審査員10名が2018年に発売された候補レンズ60本からノミネートレンズを各3本選考。そして、票の入った18本が本選に進むことになった。

もっとも票を獲得したのは「タムロン 28-75mm F/2.8 Di III RXD」で4票。大型サイズの標準ズームが多い昨今で、軽快な大口径タイプで価格も手ごろと票を得た。

次いで「シグマ 70mm F2.8 DG MACRO | Art」と、パナソニックの「LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.」が3票ずつ。前モデルが人気であったシグマ70mmは、描写能力が高く、前モデルよりもスリムで使いやすくなった。ライカDG50-200mmは写りが良くて軽く、テレコンが装着可能で使い勝手に優れるとの選考理由である。複数票入ったレンズが下の8本だ。

 
複数票入ったレンズはこの8本!

第34回CAPAレンズ大賞ノミネートレンズ

 
本選に進む18本は、このあと審査員にあらためて試用・評価してもらう。そして再度、審査員10名による点数投票を行なって大賞レンズが決まる。結果は『CAPA』6月号(2019年5月20日発売予定)で発表。お楽しみに!

 

 

第34回 CAPAレンズ大賞 本選進出レンズはこの18本! ノミネート投票結果

■オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO
投票者:馬場、森脇
選考理由:フルサイズ機に比べて被写界深度が深いマイクロフォーサーズ機で、開放F1.2のボケを楽しめるところがいい。(森脇)
製品の詳細:https://getnavi.jp/capa/news/250400/

 

■カールツァイス Batis 2/40 CF
投票者:鹿野
選考理由:常用レンズとしてまさに理想的なスペック。カールツァイスならではの、ウエットだけどヌケのいい描写力も魅力。(鹿野)
製品の詳細:https://getnavi.jp/capa/news/270966/

 

■キヤノン RF35mm F1.8 MACRO IS STM
投票者:伊達、大浦
選考理由:画質性能に妥協せず、開放F1.8の明るさとハーフマクロの近接能力を兼ね備え、従来よりも小型軽量化を実現している。(伊達)
製品の詳細:https://getnavi.jp/capa/news/261937/

 

■キヤノン RF28-70mm F2 L USM
投票者:大浦
選考理由:ワイド端を28mmに抑えたことで、開放F2を達成した標準ズーム。隙のない描写で、開放値から良好な写りが得られる。(大浦)
製品の詳細:https://getnavi.jp/capa/news/261929/

 

■サムヤン AF 85mm F1.4 EF
投票者:馬場
選考理由:味のある描写ながら超廉価なMFの85mmF1.4を元に発展させたAFレンズ。キヤノンマウントのみだが参考価格8万円と良心的。(馬場)
製品の詳細:https://getnavi.jp/capa/news/258684/

 

■シグマ 105mm F1.4 DG HSM | Art
投票者:馬場、鹿野
選考理由:開放からの驚くべき高画質に加え、ボケ描写へのこだわりが素晴らしい。F2 に絞れば、口径食はほぼ解消する。(馬場)
製品の詳細:https://getnavi.jp/capa/news/250764/

 

■シグマ 56mm F1.4 DC DN | Contemporary
投票者:森脇
選考理由:キレのあるピント部と大きなボケが特徴。マイクロフォーサーズマウント機で使うと珍しい画角の中望遠レンズとして使える。(森脇)
製品の詳細:https://getnavi.jp/capa/news/269441/

 

■シグマ 40mm F1.4 DG HSM | Art
投票者:増田
選考理由:昨年、描写力で驚いたのはこのレンズのほかにはない。キリキリのピント面から溶けていくアウトフォーカスは抜群。(増田)
製品の詳細:https://getnavi.jp/capa/news/269422/

 

■シグマ 70mm F2.8 DG MACRO | Art
投票者:増田、北村、桃井
選考理由:先代のカミソリマクロの評価も高かったが、2代目もキレキレのシャープさとボケの滑らかさで目を楽しませてくれる。(北村)
製品の詳細:https://getnavi.jp/capa/news/249704/

 

■シグマ 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports
投票者:伊達
選考理由:望遠端600mmの超望遠ズームでワイド端60mmという唯一無二の存在。被写体までの距離が大きく変化する撮影に◎。(伊達)
製品の詳細:https://getnavi.jp/capa/news/264501/

 

■タムロン 28-75mm F/2.8 Di III RXD
投票者:増田、鹿野、北村、桃井
選考理由:手ごろな価格で、性能と明るさを兼ね備えたレンズ。純正にはないコンパクトさも嬉しく、便利に常用できる存在。(増田)
製品の詳細:https://getnavi.jp/capa/news/248943/

 

■タムロン 17-35mm F/2.8-4 Di OSD
投票者:藤井
選考理由:ワイド側がF2.8の明るさながら小型で軽く、価格も手ごろ。描写性能も高い。機動力を求める人にはおすすめの1本。(藤井)
製品の詳細:https://getnavi.jp/capa/news/258231/

 

■トキナー opera 50mm F1.4 FF
投票者:藤井
選考理由:重さ1kg近いヘビー級レンズだが、絞り開放から非常に高い描写性能を発揮する。高級感のある外装も嬉しいポイント。(藤井)
製品の詳細:https://getnavi.jp/capa/news/265885/

 

■ニコン NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
投票者:北村、上田
選考理由:最新レンズらしい開放からのシャープさや大きなボケが見所。大きく重く高価だが、写りを見れば納得できるはず。(北村)
製品の詳細:https://getnavi.jp/capa/news/274244/

 

■ニコン NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
投票者:藤井、上田
選考理由:近接域から遠景まで、どの距離で撮影しても圧倒的な光学性能を実現している。スムーズな駆動により動画にも向く。(上田)
製品の詳細:https://getnavi.jp/capa/news/260621/

 

■ニコン NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
投票者:大浦
選考理由:写りの良さと小型軽量の両立を図ったレンズ。沈胴式の鏡筒にしたことも、機能的な是非はともかく、目新しさを感じる。(大浦)
製品の詳細:https://getnavi.jp/capa/news/260621/

 

■パナソニック LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.
投票者:森脇、桃井、上田
選考理由:解像性能にも優れ、手ブレ補正も内蔵。400mm相当をカバーしながらスリムで、マイクロフォーサーズの良さを生かせる。(桃井)
製品の詳細:https://getnavi.jp/capa/news/249876/

 

■ラオワ 10-18mm F4.5-5.6 FE Zoom
投票者:伊達
選考理由:フルサイズで10mmという世界最広角を誇るMFズームレンズ。ミラーレス専用設計で非常にコンパクトなのも魅力。(伊達)
製品の詳細:https://getnavi.jp/capa/news/277029/

 

 

第34回 CAPAレンズ大賞 審査員

第34回 CAPAレンズ大賞 審査員

 

第34回 CAPAレンズ大賞 審査員