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【2020ベストバイ】待望のプロ用プリンターが生み出す表現の美しさに感動! コムロミホさん

1年で世界のありようがガラッと変わってしまった2020年。あっという間に1年が終わってしまったという方も多いのでは? ほんの少しでも楽しんで明るい2021年を迎えていただきたく、プロの写真家やカメラライターに「2020年に買ってよかったモノ」を一斉調査しました! さあ、何が出てくるかな?

コムロミホさんの2020年ベストバイ「エプソン プロセレクション SC-PX1VL」

エプソン プロセレクション SC-PX1VL
A2ノビまでプリント可能な「SC-PX1VL」だが、小型なため、限られたスペースでも設置可能なのが嬉しい。そして、角ばったシンプルなデザインがインテリアにマッチする。

プリンターはなくてはならないアイテムの一つ

「2020年買ってよかったもの」として、私はエプソンのプロセレクションプリンター「SC-PX1VL」をご紹介したい。普段からたくさんプリントする機会が多いため、プリンターはなくてはならないアイテムの一つだ。例えば、写真展などの展示作品を仕上げるのはもちろんのこと、スナップで撮らせてもらった人に写真をプレゼントしたり、家族や友人の思い出など日常の出来事をプリントしてアルバムに保管したりと、仕事だけでなくプライベートでも使用することが多い。そして、写真展や写真集の構成やセレクトを練るときにもプリントするようにしている。モニターを通してだけでなく、紙で写真と向き合うといろいろなアイデアが生まれたりするからだ。

2014年に発売された「SC-PX5VII」をずっと愛用していた私にとっては、SC-PX1Vシリーズの登場は待望だった。作品の幅を広げるためにA3ノビ対応の「SC-PX1V」ではなく、A2ノビまでプリントできる「SC-PX1VL」をセレクトした。

コンパクトさに驚く

カメラやレンズ同様、プリンターも開封の儀は楽しいもの。箱を開けて驚いたのは、プリンター本体のサイズとデザインだ。以前使用していた「SC-PX5VII」はA3ノビ対応だったが、A2ノビまで対応の「SC-PX1VL」はそれと同じスペースに収めることができる。びっくりするほどコンパクトなのだ。そして、全体的に角ばったシンプルなデザインで、給紙、配紙トレイがモダンな仕上げになっている。家のインテリアはできるだけシンプルにブラック&ホワイトでまとめるようにしているが、洗練された外観が部屋のインテリアとしてもマッチしたのが嬉しい。

操作性については、まず給紙の方法が大きく進化している。厚みのあるファインアートペーパーなども背面から給紙可能なので、幅広い用紙を簡単に使用できるようになった。超厚手の用紙は前面から給紙する必要があるが、従来の給紙方法は慣れてしまえば簡単に行えるが少しコツが必要だったのに対して、簡易な操作で給紙できるのが嬉しい。さらに背面給紙する際は右寄せだったのに対して、中央揃えで給紙するようになっている。これにより、プリント位置のずれを最小限にしてくれている。

そして、タッチパネル式の大型液晶モニターを搭載し、直感的な操作がしやすい。また「Epson Print Layout」がスマートデバイス対応になったため、タブレットなどからでも本格的なプリントが簡単に行えるようになった。

エプソン プロセレクション SC-PX1VL
タッチパネル式の大型のモニターを搭載。そのおかげで、見やすく操作もしやすい。より直感的な操作が可能になった。

表現の美しさに感動、プリントの機会が増えた

そして、実際に刷ってみると、プリントの表現の美しさに感動させられる。コントラストの高いモノクロ写真をプリントしてみると、ほどよく暗部が引き締まりながら暗部の階調もしっかりと表現している。また「ディープブルー」インクを新搭載することで、トワイライトの空や淡いトーンから深いブルーにかけてのグラデーションも思い通りに表現することが可能になった。自宅でのプリントをここまで追い込んで仕上げられるのはありがたい。

あまりにも美しくプリントできるため、「SC-PX1VL」を購入してからプリントする機会がさらに増えている。プリント用紙沼にハマりながら、2021年もさまざまな作品を「SC-PX1VL」で作り出していきたいと思う。

エプソン プロセレクション SC-PX1VL
ファインアートペーパーなど、厚手の紙も背面給紙が可能。そして、給紙トレーのデザインもかっこいい。

 

 

〈文・写真〉コムロミホ