カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2023」が、2023年2月23日~26日にリアル会場とオンラインで開催。4年ぶりとなるリアル会場から、注目の新製品や各社のイチオシ、取材スタッフが見つけた注目アイテムを紹介します。
富士フイルム
富士フイルムは2022年にデビューしたXシリーズの最新モデル「X-H2S」「X-H2」「X-T5」の3モデルとXシリーズレンズ群のタッチ&トライコーナーを中心にブースを構成。ステージには複数のモデルさんがおり、思い思いのカメラとレンズで、試写を楽しめる。
Xシリーズのタッチ&トライコーナーでは、カメラ1台ごとに説明員が付き、操作方法を詳しくレクチャーしてくれる。使ってみたいレンズがあれば、すぐに準備してくれるのでリクエストしてみたい。写真は「X-H2S」と高倍率ズームレンズ「XF18-120mmF4 LM PZ WR」の組み合わせ。
コンパクトなマクロレンズ「XF30mmF2.8 R LM WR Macro」は、「X-T5」にばっちりフィット。
大口径中望遠レンズ「XF56mmF1.2 R WR」はポートレート撮影に最適。ステージのモデルさんを被写体に描写を確認できる。
ブース正面には、ラージフォーマットのGFXシリーズとAPS-CサイズのXシリーズのカメラ・レンズを並べた棚が設置され、システム全体を俯瞰できる。
GFXシリーズ用のGマウントレンズもずらりと並ぶ。よく見ると、参考出品のレンズもある。
参考出品のレンズ1本目は、チルト&シフトレンズ。2022年9月9日に開催された「X Summit NYC 2022」で公開された開発中のチルト&シフトレンズの1本で、「GF30mm Tilt/Shift」が展示されていた。
2本目は、シルエットのみの展示だが「GF55mmF1.7」が参考出品されていた。そこには「2023」の表記も。
さらにもう1本、Xマウントレンズでは、超広角レンズ「XF8mmF3.5」がシルエットで展示され、同じように「2023」の表記があった。
ブースの奥には、富士フイルム独自の「フィルムシミュレーション」解説コーナーを設置。フィルム名を冠した各モードを説明するプリントサンプルに加え、大型のモニターでは、各フィルムモードの色調を比較できる映像が流されていた。
富士フイルムの人気商品であるINSTAX “チェキ” のコーナーでは、ハイブリッドインスタントカメラ「INSTAX mini Evo」を大きく展示。デジタルカメラの手軽さ、デジタル加工機能の使いやすさを併せ持つインスタントカメラで、機能の紹介ともに活用例が多数展示されている。
スマートフォンとBluetooth接続で写真をプリントできるスマホプリンター「INSTAX Link」シリーズ3モデルも展示。ミニ、スクエア、ワイドの3種類のプリントサイズに対応したモデルが揃う。
「INSTAX Link」のコーナーでは、実際にスマートフォンを使ったプリント体験もできる。スマホ用アプリで写真を加工して、「INSTAX Link」に送ることでデコレーションを加えた楽しいプリントが作れる。
プリントサービスのコーナーでは、今後、導入を検討しているプリント商品を紹介していた。上段はこの夏に導入を計画している和紙プリント。パネル張りに仕上げてくれるものだ。下段には計画中のアクリルブロックにプリントを組み合わせたものが並ぶ。
フジカラーサービスのお店での展開が予定されている「フォトフィーユ」。ブックスタイルのスタンドにプリントをはめ込んだもので、2023年3月にサービス開始の予定。このまま飾れ、畳めば本のようにしまえる優れもの。