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富士24時間、ラリージャパン、8耐…ドラマあふれる秀作がズラリ「流し撮りGP 2026」第3戦の結果発表

CAPA流し撮りGP2026第3戦

CAPAのモータースポーツフォトコンテスト「流し撮りGP 2026」第3戦の結果を発表します。

イベントごとの個性を生かしたドラマ性のある作品が多数

今回は「ドラマ性」を感じる作品がたくさん集まってきました。撮影環境を、イベントの個性表現に結び付けようとする工夫と努力が感じ取れます。流し撮りでマシンの走りを撮るのはどれも同じ行為なのですが、ラリージャパン、8耐テスト、富士24時間など、場の雰囲気や環境を生かして「そのイベントらしい表現」に活用しようと頑張る姿が素晴らしい。まさに「写真コンテストらしいバトル」を見る思いで、うれしい限りです。

〈流し撮りGP審査委員長〉小林 稔 (日本レース写真家協会 [JRPA] 会長)

GP1位「METEOR」鈴木幸男

CAPA流し撮りGP2026第3戦
キヤノン EOS R1 EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM + EF1.4×III Tvモード (1/3秒 F20) −1補正 ISO50 WB : オート 2026 鈴鹿8耐 公式テスト 鈴鹿サーキット : ヘアピン

作者コメント
あいにくの曇り空だったので、超スローシャッターで流して遊びました。

小林 稔 審査委員長の講評
マシンの実像面積よりも、光の軌跡である流れ面積のほうが大きい画面構成。強い! 激しい!! フォーカスもシャープさも凄い!!! 肉眼視にはない世界観を強烈に見せつける「低速シャッター流し撮りの一撃」にノックアウトされます。そして、ここまで撮れるベテラン鈴木さんだからこそ、レタッチ演出を控えめにした「ストレート画像で勝負する作品も見たい」という欲望にかられます。

流し撮りGP賞品

GP2位「木漏れ日」吉田和孝

CAPA流し撮りGP2026第3戦
キヤノン EOS R3 EF400mm F2.8L IS II USM Mモード (1/640秒 F2.8) ISO125  WB : オート 2026 WRC Rally Japan SS10-11 リエゾン区間

作者コメント
SS10笠置山SS終了後のリエゾン区間です。木漏れ日の中を走行するマシンを撮影するため、いろいろ走り回ってこの場所を選びました。

小林 稔 審査委員長の講評
美しい作品です。路面に落ちる木漏れ日のまだら。柔らかくボケた少しハイキーな新緑のグラデーション。日陰に置いたマシンの存在感は、少し暗めの露出設定でやや控えめ。すべての要素がまとまりの良い構図に配置された良作です。全体の彩度を高め過ぎたレタッチ演出が少々惜しまれます。

GP3位「ナイトセッション」下山裕大

CAPA流し撮りGP2026第3戦
キヤノン EOS R6 RF70-200mm F2.8 L IS USM Tvモード (1/30秒 F2.8) ISO5000  WB : オート 2026 スーパー耐久 富士24時間レース 富士スピードウェイ : GR GT

作者コメント
24時間レースの夕方から上がる気球を画面に入れて撮影したくて、いろんな場所を探しました。どこに行っても手前の金網フェンスは手強く、気球も常に火が灯っているわけではないので難しい。このポジションで細かく設定を変えながら粘って、ようやく撮れた1枚です。

小林 稔 審査委員長の講評
側面からの光を受けて、しっかりクリアに描かれたマシンのブレーキング。炎に輝く熱気球とテント村の賑わい。写っている要素が数多くあるにも関わらず、正確な流し撮り技術でマシンの主役感が明確になり、その他の流れ具合とのマッチングが絶妙です。富士24時間レースを象徴する1枚として素晴らしいバランス!

GP4位「覚悟の進入」小林祥真

CAPA流し撮りGP2026第3戦
ニコン Z8 NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR (DXクロップ撮影) Sモード (1/640秒 F6.3) ISO200  WB : オート 2026 スーパー耐久 富士24時間レース 富士スピードウェイ : コカ・コーラ

作者コメント
24時間レース2日目、雨が降り始めたコースにはタイヤカスや水が残り、刻々と路面状況が変化していました。そんな中でも、GT-Rだけは縁石いっぱいを使いながら飛び込んでいきました。跳ね上がる水飛沫やタイヤカスに、耐久レースの過酷さと力強さを感じました。

小林 稔 審査委員長の講評
迫力に満ちたコーナリング作品。水しぶきとともに小さく飛散するタイヤカスが、ギリギリ限界ラインを走るマシンの緊張感を伝えてきます。超望遠レンズの圧縮効果、前後のボケ描写も効果的です。

GP5位「迫り来る者」中谷 洋

CAPA流し撮りGP2026第3戦
キヤノン EOS R1 RF400mm F2.8 L IS USM Tvモード (1/250秒 F2.8) +3補正 ISO2500  WB : オート 2026 スーパー耐久 富士24時間レース 富士スピードウェイ : ホームストレート

作者コメント
富士24時間の夜中のホームストレートで、オーバーテイクする直前の様子を撮影しました。後方のマシンを気にするドライバーの目線と、後続マシンからのヘッドライトが良い効果を発揮してくれました。

小林 稔 審査委員長の講評
速度差の激しい多クラスのマシンが混走する24時間レースの代表的シーンです。これまで映像になることがなかった夜間走行中のドライバーの表情 (目線) までが、見事にライティングされて写し出されています。新鮮です。

GP6位「刻」細井 渉

CAPA流し撮りGP2026第3戦
ニコン Z9 NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S Mモード (1/1000秒 F4) ISO400  WB : オート 2026 スーパー耐久 富士24時間レース 富士スピードウェイ

作者コメント
24時間耐久レースも残りわずか。

小林 稔 審査委員長の講評
画面からストーリーが見えてきます。24時間という長い時間経過を、コース上に散らばるタイヤカスで見せたドラマ表現が成功です。画面左上のフォーカス位置、前後のボケ面積と被写界深度、マシンが止まるシャッター速度、すべてが深く計算された秀作です。

GP7位「TWO-FACE」工藤 恭 (ルーキー応募)

CAPA流し撮りGP2026第3戦
ソニー α1 II FE 300mm F2.8 GM OSS + SEL20TC Mモード (1/500秒 F5.6) ISO100 2026 SUPER GT 富士スピードウェイ

作者コメント
ドライバー、マシン、それぞれの左右非対称。闘志あふれる表情を写した1枚です。

小林 稔 審査委員長の講評
ヘルメット内に差し込む光を生かしたコックピットポートレートがキレイに決まりました。ダンロップコーナーらしい前後マシンとの連なりがバトル感を高め、アスリートが闘っているスポーツ写真らしさを感じさせます。

GP8位「夜明け」船越陽太 (ルーキー応募)

CAPA流し撮りGP2026第3戦
ニコン Z9 Sigma 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary Mモード (1/400秒 F5) ISO6400 2026 スーパー耐久 富士24時間レース 富士スピードウェイ : コカ・コーラ

作者コメント
朝方、コカ・コーラコーナーの奥のほうに霧がかかっていたので、縦構図にし、コースと霧が画面に収まるように撮影しました。

小林 稔 審査委員長の講評
遠景に広がる朝霧と全体の強い青系色調が「夜明け」のドラマを感じさせてくれます。画面下部にポツンと1台だけ配置されたマシンに、深夜を走ってきた孤独感や、淡々と周回を重ねてきたひたむきな姿を感じます。これもまた24時間レースらしいドラマ演出。イイ感じ!

■流し撮りGP 2026 年間ランキング

→ ランキング表 (第3戦終了時点)

 

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