若いころはライブ行ったな~、なんておじさん発言しちゃっている人いませんか? そんな人に向けて音楽をゆる~くたしなむ漫画家に、音楽ライブの魅力をルポってもらいました。
今年の夏に開催された、フェスの中のフェス「フジロック・フェスティバル」の何が楽しいのかをお伝えしたいと思っている所存です! どうぞ!
よくわからんところをぜんぶ解説します
はい、編集Tです。ヤカラな編集のように描かれていますが、物腰柔らかな30代です。さて、いきなりマンガの流れをぶった切りますが、マンガで語られていることはすでに「ようわからん!」って人いるんじゃないかと思いまして。ちょこちょこ解説していきたいと思います。音楽ってわからん事ばかりですよね。
「ニコ・ニコルソン」
今回が初仕事ですが、そこそこ我々の付き合いは長いです。細かい経緯は省きますが、古巣の会社での遠いパイセンなんです。
最近は、しっかりと認知症の家族と向き合ってみたことエッセイにしてましたね。以前からエッセイやルポは精力的で、上京して暮らしのことまとめてみたり、イエナガサレてタテて、タテた後に犬飼い出したり、オトナ☆な漫画について紹介してみたり、ビッグな漫画家さんに道場破りかましてみたり(破もある)。
パイセンはストーリー漫画も描いてるのですごい。水木しげる先生へのリスペクトも持っていますし、モラトリアムで青くて春いやつも吐き出してますし(下巻もある)、そして今は素粒子と恋愛について学んでいます。パイセン、全部入れました…。
好きな音楽は、たぶんスネオヘアーとか…ですか?
「フジロック」
フジロック・フェスティバル。FUJI ROCK FESTIVAL。会場全体でたっくさん音楽が鳴ってて、食べても食べても飽きない飯と、いくらでも飲んでも酔わない酒を楽しめます。編集Tは半分以上のアーティストを知らない状態で行って、行くたんびにハッスルして帰っていく。今年は行ってませんが、YouTubeで楽しんでおりましたよ。
「編集T」
最近目が離せない女性は、tricotってバンドのベーシスト「ヒロミ・ヒロヒロ」さんです。
ヒロヒロー! 好きだー!
「原稿代でチケットを買えと!」
ニコさんにふわっと仕事をお願いしたものの、フジロックのチケットっていくらだったか覚えてませんでした(毎年忘れる)。
3日通し券:4万5000円
2日券:3万6000円
1日券:2万円
※全て税抜価格。
「ニコさんは今回1日しか行かないから、このマンガの原稿料は2万円…」ということはないですよ! 内訳はヒミツです! てか、キャンプチケットで3000円かかるし交通費もあるからね、ニコさんもっとお金かけてますからね。アレ? もしかして原稿料じゃ足りてない?
「2日目のみ参戦」
今年でいうところの7月28日。2日目というと毎年土曜日なので、3日間のなかで一番行きやすい日程です。何日間行くのであろうと、行った次の日は絶対休みをとったほうがいいです。現実なんかに絶対戻りたくなくなってるので…。
「苗場」
フジロックの会場は、新潟県魚沼郡湯沢町の「苗場スキー場」。はじめてフジロックが開催されたのは富士山の麓、天神山スキー場というところだったんですよ。だからフジロック。今はなんだかわからないですが、でも海外の人は「GEISHA、FUJIYAMA!!」なんて感じなのかしら?
「テントエリア」
フジロックに行ったことがなくても、「フジロックってなんかキャンプとかするんでしょう?」ってなイメージは持ってらっしゃいますでしょうか。大人数で「うぇーい」なイメージを持たれるかもしれませんが、一人でテントを張って過ごしている人も結構いるんですよ。
「ハンバートハンバート」
ゆるーい男女のフォークデュオ。観てると幸せになります。本当に、本当に。あまり詳しくないですが、私はフジロックで一度観てます。幸せでした。
「ニルヴァーナ」
ずるずるのボーダーカットソーに、ダメージジーンズ。30代の根暗でセカイ系な男子は、ことごとく影響されたのではないでしょうか? 私もはじめて組んだバンドでコピーした曲が、「Come As You Are」でした。
すっごいシンプルなロックなので、弾きやすくておすすめなのです。ハンバートハンバートは大名曲「Smells Like Teen Spirit」をやったみたいですよ。チャーンチャチャ、チャララッチャ、チャーンチャチャ、チャララッチャ。
引き続き気になるところ解説~!
まだまだわからないところ、たくさんあるぞー!
「トリのケンドリック・ラマ-」
紅白歌合戦でサブちゃんや幸子が飾ってるやつが「トリ」です。フジロックでは「ヘッドライナー」というシャレた呼び方になっています。番組やイベントの一番最後に出る人を指すことが多いですが、フジのヘッドライナーはだいたい21時台を務めることが多いです。ケンドリック・ラマーは「NHKニュース おはよう日本」にも出ちゃうような大物ラッパー。すみません、あんまり思い入れないす…。
あら、でも聴いてみたらかっこいいじゃない…。
「アヴァロン」
正式名を「ジプシー・アヴァロン」というフジロックのステージのひとつ。フジロックのなかでも、かなり小じんまりとしたほうのステージで、アーティストも間近で拝めたりします。ステージ近辺に、日本全国の味を押し出した出店が並んでいたりもします。
「牡蠣ニラ玉そば」
なんじゃそりゃ!? と思っていたらニコさんから食レポが届きました。「一押しメニューの蛤ラーメンではなくこちらを食しました。魚介の旨味がたっぷりの出汁に、プリプリの牡蠣も美味しかった。冷えた体が温まった…」(ニコ談)……妙にしっかりしたレポですね。ちなみにフジじゃなくても、「KUNIKAGE」という三軒茶屋のお店で食べれますよー。
「ユニコーン」「民生もじゃもじゃ」
いま現役の日本のロックバンドでは、なかなかの大御所になっちゃいましたね。90年代に一度解散して、2006年に活動再開。その間、奥田民生ってダウンタウンの「ガキ使」とかで釣りしたりしてましたよね。民生、もじゃもじゃでも違和感ないですけどね。
「友人M本」
こういう人と一緒に行くフジロック、絶対楽しいと思います。行く前にトレッキングシューズ(私はメレルを愛用)や雨具(いつもレインポンチョ)とか一緒に選ぶの楽しいんだよな~。
「この石!目玉ついてる~!」
あー!この石がどんなのかお見せしたいんですが、写真がないー! なんというかね、たぶん想像以上にカラフルに彩られていて、なんだか見ていてワクワクする…感じです! 会場入口に向かう道すがらに…あったはず。
※なんと石、「ゴンちゃん」っていうんですね…。グッズまであるから、フジロッカーの間では定番?? やばい、私とニコさんにわか説が…。
「ゲート前」
こういうのー! 会場の入口ゲート前です。
毎年フジ初日には、SNSでゲート前での写真が流れに流れて、行ってない側は「ぐぬぬ」な気持ちになっているんです。
2016年時の私の写真。テンション上がりすぎて、こういう写真も撮るんです…(恥ずか死ぬ)
「フェス飯」
フジに行くと一日中歩き回ってるのに、なぜか体重が激増するんですよ。基本的に高カロリーで炭水化物と脂が主成分のものだらけなので、いやーーーーうまい!! フジの間は絶対食事はガマンしないのが私のポリシーです。
「カオソーイ」
「井の頭ナムチャイ」って、三鷹台にあるタイ料理屋が出店してたみたいすね。
濃厚なココナツミルクのピリ辛スープに麺を絡めて、パクチーと食べるとマジ最高。本場っぽい味だなと思っていたら店長はタイで修行してきたらしいよ。(ニコ談)
ふむ。きちんと店長とコミュニケーションまでとったんだ…。フェスでテンション上がったのかな。
「ボードウォーク」
夜になるとすっごいロマンチックなスポットになります。毎年、ボランティアの方々が心を込めて設置してくださっているのです。まあ、ざっくり言うとステージ間を繋ぐ木で出来た通路。
…以上! やばい、マンガ部分よりかなりくどくなってしまいました…。でも各解説を読み終わったら、もう一回マンガを読んでみると理解度が増すような、増さないような!
そしてマンガは、次回に続きます! すぐに次回はきたぞ!