最近の外食業界で一大勢力となっているのが餃子。これを看板に掲げる居酒屋、バル、定食屋など、そのスタイルも様々で、なかでも辛くて香ばしい麻婆豆腐と餃子をウリにしているのが「炎麻堂」です。赤坂、神田、三軒茶屋と、都内のグルメ激戦区にあって高い人気を誇る中華ダイニングですが、通販で名物餃子の鍋セットを発売しました。とても完成度の高い商品なので、実食レポートを紹介していきたいと思います!
餃子のサクサク食感のヒミツはあの野菜だった!
クール便で届いたのは、冷凍の餃子、スープ、中華麺、ラー油とレシピ。スープは「かりっかりに炒めたホルモンスープが染みた醤油ベース」と、「最高級豆板醤と自家製ラー油が香り立つ辛味噌ベース」の2種類があります。本来はどちらか片方を選ぶスタイルですが、どちらも気になるので今回は両方を試します。まずは辛党でなくとも楽しめる醤油味からいきましょう。
野菜などは別途で用意する必要こそありますが、手ごろなものを数百円でそろえれば準備はOK。今回はレシピ通り、キャベツ、もやし、ニラ、木綿豆腐を用意しました。
適当なサイズに切って野菜から鍋に敷き詰めていき、そのうえから餃子をオン。そしてスープを流し込みます。野菜のうえに餃子を置くことで、皮が鍋の底にくっつかないようにできるのです。
スープは1Lのボトル入り。ストレートタイプなので味付けや調節も簡単ですね。そういえば、醤油味のうたい文句は「かりっかりに炒めたホルモンスープが染みた醤油ベース」。そう、ホルモンが入ったいわゆるモツ鍋なのです。ボトルの中をよく見てみると、具と脂がたっぷりと浮いていました。
そんなスープをすべて注ぎ込み、いざ着火! 中身を出し切ってみると、ホルモンもかなり入っていました。デフォルトでこれだけあれば、野菜以外の具を特別に用意する必要もないでしょう。中火でひと煮立ちしたら弱火にして、さらに5分ほど煮込むというのがレシピの教え。具材カットの時間も含めると合わせて20分程度でしょうか。
まずは、メインとなる餃子から食べてみました。皮がもちもちしているのは想定内でしたが、これは大行列のつけ麺店「六厘舎」なども特注している、一流製麺所「浅草開花楼」との共同開発とのこと。そして、具は特に印象的。シャキシャキ、サクサク系の歯ごたえある食感の野菜が入っています。タケノコのようでもありますが、これは慈姑(クワイ)ですね。
ラー油もウマ辛で評判の炎麻堂。ひきしまった辛さと旨みが一体となって絶品で、ラー油を使うことで味の変化を楽しむことができます。辛いものが好きな人はたっぷり入れてもいいでしょう。
〆のラーメンとウマ辛味噌も試してみた
鍋の〆を楽しめるのも、このセットの魅力。もともとのスープが濃い味なので、煮詰まったぶんも考慮すると加水して味を調整してもいいかもしれません。というわけで再度沸騰させ、中華麺を投入します。
この麺は細いオーソドックスなタイプ。〆として味わうならちょうどいい太さといえるでしょう。そのまま入れても大丈夫ですが、別に小鍋を用意して湯がいてから入れるのがベター。スープの味がぼやけることなく、よりおいしく味わえます。
なお、調理法は同じなので割愛しますが、「最高級豆板醤と自家製ラー油が香り立つ辛味噌ベース」のほうも作ってみました。こちらは湯気とともに立ち上がる中華的なスパイシー香が魅力。食欲が掻き立てられます。
味は当然の如く超本格的。厳選された信州味噌と青森産のにんにくを使用し、中国四川省の最高級豆板醤・ピーシェン豆板醤の味わいを再現しており、そこに自家製ラー油を組み合わせてより深みを生み出しているようです。自宅でこのおいしさを手軽に楽しめるのはうれしいですね。
価格は2~3人前(スープ+ぎょうざ15個+麺1玉)で1980円(税抜)。それ以上の人数用のセットもあり、4000円以上の購入で送料無料です。さらにいまなら、鍋セット1つに餃子10個がオマケで付いてきます! スーパーで売っている市販のセットよりは割高ですが、このエッジの効いたプロそのままの味がこの価格で味わえると考えるとコスパは優れているといえるでしょう。鍋パーティでも「なにそれ? ウマそう!」と盛り上がること必至ですよ!
【URL】
東京炎麻堂 ネット通販本店 http://tokyoenmado.com/