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2017/5/12 18:20

デスクで堂々とスイーツを食べたい! 女性目線で生まれ変わったグリコ「ドロリッチ」

江崎グリコは、飲むスイーツ「ドロリッチ」をリニューアルした「ドロリッチ<バニラクリーム&カフェ>」と「ドロリッチ<クリーミーカスタード&ベリー>」の2種を、5月16日より発売します。価格はいずれも150円(税別)。

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↑ドロリッチ<バニラクリーム&カフェ>(左)と<クリーミーカスタード&ベリー>(右)

 

ドロリッチは、2007年に発売された“ドロ~リ”とした新食感が楽しめるデザートドリンク。コーヒーゼリー×クリームのフレーバーを筆頭に、これまでさまざまなテイストの商品が登場してきた同社のロングセラー商品です。今回、発売から10年を迎えるにあたり、商品コンセプトや中身、パッケージなどを全面リニューアルし、新たな市場の開拓を目指します。

↑両端が従来品。
↑両端が従来品。サイズが一回り小さくなっているのがわかります

 

リニューアルにあたり、メインターゲットを「働く女性」にしぼり、仕事中でも心置きなく手軽にスイーツを楽しめる点を訴求。従来、周囲の視線が気になり食べづらかったケーキやシュークリームなどの代わりに、デスクで仕事をしながらでも気兼ねなく摂取でき、ほどよい満足感も味わえるスイーツドリンクとして提案しています。

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中身は、最大の特長であった独自の特許製法「3段充填製法」を活用し、従来のクリームとジェリーの2層から、クリーム・ジェリー・ソースで構成される3層へ変更。3層がストローを通じて口の中で重なり、飲みながら味が変化していく絶妙なバランスを実現しています。

 

コーヒーの風味が楽しめる「ドロリッチ<バニラクリーム&カフェ>」は、弾力がありながら口の中で柔らかさを感じる新しい“やわふわ食感”のカフェジェリーに、従来品の約10倍の粘度を持つ濃密バニラクリームを組み合せ、ラムが香るソースを隠し味に使用。リラックスしたいときにぴったりな、まろやかな甘味のある大人のテイストに仕上げています。

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実際に試食してみたところ、コーヒーの酸味が効いていた従来品と比べ、まろやかでやさしい甘味が強調され、まさに“飲むスイーツ”という印象。甘いコーヒーやカフェオレが好きな男性にもオススメです。

 

また、クリームとジェリーがあらかじめ混ざっていた従来品と異なり、クリーム・ジェリー・ソースの3層がほどよく分離した状態となっているので、飲み進めるうちにバニラクリームやラム風味のソースがジェリーに絡み合っていき、味が変化していくのを楽しめます。

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↑左がリニューアル品。従来品(右)に比べ、中身が混ざり合っておらず、ほどよく分離していることがわかります

 

いちごの爽やかな味わいが特徴の「ドロリッチ<クリーミーカスタード&ベリー>」は、“やわふわ食感”のいちご香るジェリーに従来品の約3倍の粘度を持つカスタード風クリームを組み合わせ、いちご果汁と3種の果汁(ぶどう、もも、グレープフルーツ)の香り豊かなベリーソースがアクセントとなっています。

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こちらは、いちご&ベリーのフルーティーな酸味と、カスタード風クリームのまろやかさが両方楽しめ、気分をリフレッシュさせたいときにオススメです。

 

リニューアルの裏には開発の苦労も

リニューアルされたのは中身だけではありません。商品開発を担当した洋生菓子マーケティング部の柳澤 香さんは、「パッケージやデザインにもこだわりました。女性の手にフィットしやすいようパッケージに段をつけたり、従来よりもサイズを小さくして丸みをつけ、女性が手に取りたくなるようなかわいらしさを表現しています」と説明。「内容量も、従来の180gから120gに変更し、女性でも飲みきれる量に変更しつつ、小腹が空いたときに飲んで満足感も感じられるようにしています。カロリーも1個あたり約106キロカロリー程度に抑えているので、ダイエットが気になる女性でも安心して飲んで頂けます」と、とことん女性の目線に立って開発したことを強調しています。

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↑江崎グリコ 洋生菓子マーケティング部の柳澤 香さん

 

初代ドロリッチを開発し、ドロリッチの生みの親でもある洋生菓子マーケティング部の有馬 卓部長は、「自分が立ち上げただけに強い思い入れがある商品だったのですが、2009年をピークに売り上げは下降していました。味を変えたり広告コンセプトを変えたりとテコ入れを行ってきましたが、担当を引き継ぐにあたり、これまでにない新しい考えやイノベーションを起こせる人物を起用したいと考え柳澤を指名しました」と、柳澤さんに白羽の矢を立てた理由を語っています。

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↑ドロリッチの生みの親である洋生菓子マーケティング部の有馬 卓部長

 

柳澤さんは、ドロリッチが発売された2007年に江崎グリコに入社し、営業部でドロリッチを売り込む側として活躍。2015年10月にマーケティング部に異動した直後から、ドロリッチの担当を引き継ぎことになったそうです。「はじめは正直いって嫌でした(笑)。有馬には、パッケージも中身も何度もダメ出しされ、もうやめたいと思うこともありましたが、あきらめずに試作を重ねてようやく商品化できることになったときには、ほっとしましたね」と、苦労を振り返ります。

 

有馬部長は、「パッケージの試作品をたくさん見せられましたが、なぜこの形にするのか、その意味を感じられないものは全部ボツにしたこともありました。でも、最終的にジェリーとクリームだけでよくここまで作り上げたな、と思っています。試食してもらった際に、従来品は“喫茶店のコーヒーゼリー”、リニューアル品は“カフェのスイーツ”という声を頂き、新しい世代にバトンを渡してリニューアルに成功したなと思いました(笑)」と、刷新されたドロリッチに手応えを感じたようです。

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↑パッケージの開発にも並々ならぬ苦労があったそうです

 

オフィスでも手軽に味わえるデザートドリンクとして生まれ変わったドロリッチ。女性だけでなく、仕事の合間に一息いれたい男性にもオススメです。甘いものが苦手な男性は、職場の女性への差し入れにピッタリなスイーツとして覚えておくといいかもしれませんね。