だんだん気温が寒くなり、ホットコーヒーがおいしいシーズンがやってきました。それに合わせるように、秋は1年で最もコーヒーが盛り上がる季節です。そんななか、国民的コーヒーブランド「ネスカフェ ゴールドブレンド」が50周年を迎えるとともに進化を遂げたのをご存知でしょうか? 今回は、これまた”ネスカフェアンバサダー”で超有名なコーヒーマシン「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」の新モデルを使って、ハードとソフトの両面から実用性をチェックしてみました。
本体がスタイリッシュになってIoTの機能で使う楽しみも向上
筆者は現在「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ TAMA」というモデルを使っていますが、今回のテストでは9月1日に発売された「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ 50[Fifty]」のレッドをレンタル。並べて置くことでデザインや機能などを比較してみました。
ボディの幅がスリムになるなど、スタイリッシュさが増した新型。さらにはリンスボタンが追加され、より簡単に洗浄のメンテナンスができるようになったことも特徴です。そしてシステム的な進化が、IoTとしての機能。スマホにアプリを入れることで、コーヒー、水、泡立ちの各量をカスタマイズできるほか、ユーザー感でつながったり、タイマーで電源を自動にオンできたり、ポイントを貯めて詰め替えパックと交換したり、トラブル発生を通知したりといったことができるようになりました。
味わいはよりコーヒー感がアップしつつも飲みやすくなった!
それでは、いよいよコーヒーを飲んでみようと思います。試したのは、9月1日に発売となった2つの商品。新作の「ネスカフェ ゴールドブレンド オーガニック」と、定番の「ネスカフェ ゴールドブレンド」です。どちらもバリスタ用の「エコ&システムパック」というタイプでテストしました。
まずは定番の商品から。冒頭で述べたように、ゴールドブレンドは1967年に誕生したので今年で50周年。そんなアニバーサリーもあって、実はパッケージも味もリニューアルを遂げての新発売となりました。具体的には、独自の「挽き豆包み製法」による淹れたての上質な香りをさらに豊かにさせ、マイルドな味わいはそのままに、奥行きと雑味のないすっきりした余韻を際立たせとのこと。
味は酸味がやさしくなり、そのぶんコク深さは豊かになった印象。また、マシンで淹れると豊かなクレマが生まれるので、よりマイルドな風味を感じられます。そして、次は同じく定番のゴールドブレンドでカプチーノを作ってみました。
そして最後は、中身を緑色のパッケージの「ネスカフェ ゴールドブレンド オーガニック」に変えて味をチェックしてみました。こちらは、食の安心や安全とともに有機への関心が高まる現代に向けて開発されたもの。市場で見ると、2016年のオーガニックコーヒーは2012年対比で約1.8倍になっており、年平均10%以上の伸び率で成長しているそうです。
以上がマシンと新商品のお試しチェックでした。ハードはIoTで楽しみ方にバリーエーションが増加。ソフトでは酸味を抑えてコクやスッキリ感はアップさせるなど、よりコーヒーらしさが向上した、というのが感想です。また、どちらもたくさん飲まれている一大ブランドなだけあって、「さすがにユーザーサイドのことを深く考えて作っているな~」と思いました。
特にマシンのほうは、アプリを活用して好みの味に仕上げられるというのが面白い部分です。外食では定額制サービス、小売りではペットボトルコーヒーなど、昨今のコーヒー業界でも新しいトレンドが生まれていますが、家庭用のコーヒーマシンもIoTを導入し、新時代を迎えたと感じました。今後のさらなる発展にも注目ですね!