仕事の合間や休憩中に一息つきたいときの定番ドリンクといえば、どこでも手軽に飲める缶コーヒーですね。近年、コーヒーの国内消費量は増加しつつあり、缶コーヒーに限らずカフェで抽出される本格コーヒーやコンビニコーヒーなど、様々な形態でコーヒーが飲めるようになっています。
そんな国内コーヒー市場でいま注目を集めているのは、“ペットボトルコーヒー”。クリアなボトルに入れられたコーヒーがこれまでにないスタイリッシュな印象で、従来缶コーヒーを飲まなかった女性や若い世代にもヒットしています。
そんななか、缶コーヒー「ジョージア」でおなじみの日本コカ・コーラから、水出し抽出によるコーヒーを使用したすっきりとした後味のペットボトルコーヒー「ジョージア ジャパン クラフトマン ブラック」と「ジョージア ジャパン クラフトマン カフェラテ」が2018年5月14日より全国で発売されます。いずれも500mlペットボトル入りで、価格はブラックが139円、カフェラテが149円(いずれも税別)。
このジャパン クラフトマンシリーズは、これまでのジョージア製品とどのように違うのか、日本コカ・コーラ広報部でブランドPRマネージャーを務める大内多恵子さんにお話しを伺いました。
――まずはジョージアブランドについて教えて下さい。
大内さん(以下、敬称略):ジョージアは1975年に発売されて以来、43年の歴史を持つ日本生まれのロングセラーブランドです。
――本国のブランドではないのですか?
大内:実はそうなんです。当時、本社があるアメリカでは、コーヒーは自宅やお店で淹れたてを飲むスタイルが一般的でした。そのため、コーヒーを缶容器に入れて販売することに反対もあり、日本コカ・コーラのオリジナル製品として開発されました。ジョージアという名前の由来は、米コカ・コーラ本社があるジョージア州アトランタからきています。
当初は日本だけで販売されていましたが、現在ではアメリカをはじめ、中国・韓国・インドなど世界の国々でも販売されています。
――ジョージアは非常に多くのラインナップがありますが、現在国内ではどれくらい新製品が発売されているのでしょうか。
大内:これまでジョージアの名称をつけて販売されたものは、今日現在までに550種類以上あります(サイズ展開も含む)。また、地域限定のアイテムを含めると、年間で(定番製品も含めて)約30種類の製品があります。
現行のラインナップは大きくわけて3シリーズに分けられます。まずは定番の「エメラルドマウンテンブレンド」シリーズ。こちらは、しっかりとした味わいと香りで、トラディショナルな缶コーヒーとしてのおいしさを追求しています。仕事の合間や休憩時に飲みきれるよう、内容量は少なめになっているのが特徴です。
続いて、専門店で提供されるような本格的なコーヒーの味わいを追求した猿田彦珈琲監修による「ヨーロピアン」シリーズ。こちらは、カフェでコーヒーを飲むような本格志向の方にも飲んで頂ける、香りにこだわったシリーズです。再栓可能な缶ボトルを採用しており、机に置いて仕事をしながらちょっとずつ飲むようなデスクワーカーの方にも人気となっています。
2015年にジョージア40周年の集大成として登場した「ザ・プレミアム」シリーズは、ジョージア史上最高傑作となる自信作。仕事やプライベートで頑張った自分へのごほうびというコンセプトで、リッチなコクと香りが楽しむことができます。
――従来のジョージアと、今回登場した「ジャパン クラフトマン」シリーズとの違いを教えて下さい。
大内:「エメラルドマウンテンブレンド」は、いわゆる缶コーヒーならではおいしさを追求した、コーヒーのコクをしっかりと感じられるタイプ、「ヨーロピアン」は淹れたてのような香りと味を楽しんでいただける飲み口ですが、「ジャパン クラフトマン」は、水出し抽出によるコーヒーを使用し、やさしい口あたりと、さわやかなコーヒー感、すっきりとした後味を実現しています。500ml入りなので、水分補給としてお茶のようにゴクゴク飲んで頂きたいですね。
――たしかにすっきりと飲みやすい味わいですね。ペットボトル入りのお茶の代わりにもなりそう。想定されている顧客層もこれまでとは異なるのでしょうか?
大内:エメラルドマウンテンブレンドシリーズなどは、これまで缶コーヒーを愛飲して頂いていた30代~50代の働く男性をターゲットにしていましたが、ジャパン クラフトマンは缶コーヒーに抵抗を感じている若い世代や女性にも飲んで頂ける製品となっています。
――よくわかりました。本日はありがとうございました。