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2018/7/30 16:00

【完売続出】アサヒの「透明ビール」は何がスゴイ? 本当に美味しい? 試してみた

ここ最近、コカ・コーラやフレーバーティーなど、透明なドリンクが続々とリリースされて、市場の話題をさらっています。そんななか、アサヒビールから透明なクラフトビール「クリアクラフト」が8月末までの期間限定・数量限定で登場しました。売り切れ続出の話題の新商品は、いったいどんな味がするのでしょう? 確かめるべく、メディア向け試飲会に行ってきました!

 

商品化まで8年かかった渾身作「クリアクラフト」とは?

「クリアクラフト」が飲めるのは、東京と大阪にあるアサヒビール直営4店舗のみ。8月末までの期間を3回に分け、各回3000杯限定の提供となります。6月25日からの1回目は、各店舗とも数日で完売するというものすごい人気ぶりでした。

↑東京3、大阪1の計4店舗でしか味わえない貴重なビール

 

同商品は昨今の透明飲料ブームに乗ってサクッと作ったわけではなく、商品開発は8年も前から進められていたとのこと。「究極にすっきりしたおいしいビール類をつくりたい!」という想いのもと、100回以上の試作を繰り返して、ようやく商品化に至ったそうです。

 

↑商品開発プロジェクトの中心になった、アサヒビールの西山雅子さん

 

これまでにない新製法により、仕込みの工程で生じるビール類が色づく反応を抑えつつ、アルコール発酵による豊かな香りを実現。原料のブレンディングにもこだわり、透明な液色を維持したまま、発酵由来の味わいを生み出すことに成功しました。

 

 

従来のビール類に感じられる「ちょっと重い」「ちょっと満腹感がある」といったネガティブなイメージを克服した、まったく新しいビール類になっています。

やさしくライトな爽快感でビールが苦手でも飲める!

それでは、実際に飲んでみましょう。

 

 

まず特徴的だったのは、ビール特有の泡の消えるスピードの早さ。そして、一般的なビールとはかなり違う味わいです。特に苦みと余韻が抑えられていて、後切れのよさが抜群です。

↑炭酸もシュワっとやさしめ

 

同社の定番商品「アサヒ スーパードライ」と交互に飲み比べてみると、違いがハッキリと分かりました。

 


↑両者の違いやいかに?

 

「スーパードライ」の特徴のひとつは、そのシルキーな泡にあります。専門店でプロが注ぐ一杯は、さすがにふわふわで格別。ドライでキレのあるビールと、クリーミーな泡とのメリハリが最高です。しっかりとしたホップの苦みと、麦芽の旨みも感じます。

 

↑さすが王道「スーパードライ」。安定感があります

 

一方「クリアクラフト」は、もっとライトな飲み味で、苦みはあまり主張してきません。ほんのりとフルーティな酸味と甘みがあって、どちらかといえば女性ウケがよさそうな印象です。

 


↑苦みはひかえめ、爽快感と甘みがあって夏にピッタリ!

 

どちらも言葉にすれば「さわやか」なのですが、爽快感の方向性が違います。「スーパードライ」は力強く、「クリアクラフト」はやさしくライトな印象です。

次回は7月下旬!進化を続ける「クリアクラフト」

大きな話題を呼んだ「クリアクラフト」は現在、飲んだ人たちから意見を集めて、ブラッシュアップを図っています。「見た目も味もクリアで飲みやすい」と好評だった一方で、ビール好きな人からするとややもの足りないという声もあったとか。そこでの改善の成果を知れるのは、次回の販売予定日となる7月下旬で、約3000杯分が醸造される見込みです。開発側としては、味はもちろん、泡や炭酸の圧などもよりよいものにしていきたいと意気込みを見せていました。

↑「クリアクラフト」の今後の展開に期待です!

 

そして、さらに2回目の反響を受けてレベルアップするラストの3回目は、8月下旬に販売予定。こちらも限定約3000杯ですが、ペアリングメニューも提供して、おいしさの相乗効果を楽しめるようにするようです。話題沸騰で、店によっては数日でなくなってしまうそうなので、試したい人はお早めに!

 

【取材したお店】
アサヒスーパードライ 新宿店
住所:東京都新宿区新宿3-36-12 杉忠ビル
アクセス:JRほか「新宿駅」中央東口徒歩1分
営業時間:月~土11:30~23:00(フードL.O.22:15、ドリンクL.O.22:30)、日祝11:30~23:00(L.O.22:15)
定休日:なし